見出し画像

ツキの大原則の感想

私のまえがき

20代では結構、自己啓発本を読んだ気がします。加藤諦三さんから始まり中村天風先生を読み西田文朗先生に着地しました。その1冊の感想です。

著作のまえがき

簡単にまとめると スポーツという実力の世界、まじめな努力が何より評価される世界で仕事をしてきた方がツキより大切なものがないと言う一般的にいうと不謹慎なまえがきではじまる。

著者のツキと運の定義ですが

ツキとは 出会いであり

運とは ツキの持続である

ツイている人間は 必ずツキを大切にしている

第1章 いまのあなたはドツボにはまっていないか

・一生懸命努力しているのに 結果がことごとく裏目にでる

・ツキのない人 運のない人ばかり知り合う

・夫婦関係や人間関係がどんどん悪くなる

・努力すればするほどますます悪くなる

・ストレスがたまり 体にも病気や変調がでてくる

(いくつかはドツボ人間の今の私にあてはまるし・・・)

単刀直入にいうと「実力」とはツキと運の積み重ねである。

普通の人が言えば説得力がないが、西田先生は20年以上トップアスリートや

プロ選手のメンタルトレーニングをし結果を出している。

結果がすべての現場で生きてきた私が先生の著作に惚れ込んだのが結果を出す人だったから。

報われるとは限らない努力

たとえば 赤字会社の社長と黒字会社の社長。どちらが必死に努力しているか明らかに前者である。売れっ子タレントと売れないタレント、一般的には売れないタレントの方がはるかに努力している。先生はプロ野球の2軍、Jリーグのサテライトで努力しても努力しても這い上がれない人をみてきている。そんな、涙ぐましい努力を先生は嫌というほどみてこられた。

そこから得た結論は

・ツキのない人の努力は いつまも開花しない

・ツキのない人の努力は 苦しくてつらい

・ツキのない人の努力は いずれ努力することに疲れる

・ツキのない人は やがてツキのない人生に納得してしまう

・運のない人は 不運が当たり前になってしまう

・運がない人は 不運の枠のなかで物事を考えるようになる

・運のない人は 不運を美化し ますます不運になっていく

ツキや運がないというのはこう言う人というらしい。一人で必死に頑張ってもツキや運をつかみ損ねる。

ツキがあると言うことはこう書かれている。

・何をやっても 面白いようにうまくいく

・ツキや運のある人間と自然と知り合いになる

・夫婦関係や人間関係が不思議とうまくいく

・努力しなくても 運が向こうからやってくる

・いつもワクワクしていて 良いアイデアが次々とひらめく

まさにいいことずくめのこのようなツキを どのようにしたらどのようにしたら自分のものにできるというのがこの本のテーマである。

私達のつきをかえる基本は

・自分自身を知ること

・成功者のまねをすること

「頑張る」とは別の見方をすると自分の方法に固執すること。(メンタルチエックや性格分析など受けたくなってきた。20代のときは外部教育でうけさせてもらえた)自分の問題点が明確になると人は一気にかわるらしい。

2番目は独学でやるよりプロに教えてもらうこと。ゴルフを例にあげれば最初からレッスンプロについて基本をきっちりマスターすること。

なので結果を出す人や素晴らしい運を味方につけて活躍している人のやり方をそのまま、まねをする。

更に先生はジャンルにかかわらず成功者の特徴をまとめられている。

・「とんでもない夢」をもっている

・「強い熱意」をあきれるほど長く持続する

・「徹底したプラス思考」の持ち主である

・「ツキのある人間」が集まってくる

「夢」がなければそれを実現させることもできない。また、

・願望がないと 頑張る意味がない

・願望がないと 我慢の出来ない人間になる

・願望がないと 根性のない人間になる

・願望がないと 行動することが辛い人間になる

・願望がないと 仕事が辛い人間になる

「熱意」のない人ほど適応能力にすぐれている。

ところが、適応能力が著しく劣っている成功者は どんなにひどい状況にいても 目の前の逆境や力不足である自分に順応できない。逆に夢や願望を実現する意思をいよいよ強く持ち やがて自分や環境を変革してしまう。

徹底した「プラス思考」になれる成功者

この話は「ツキのある人間」に繋がってくる。

成功出来る人間は 夢を抱き その夢を語り続け その夢の話を真剣に聞いてくれる友をもっている。(今の自分にないものである)

じつは私達の心のなかには ツイていると思わせないようにしている“あるモノ”が存在する。その“あるもの”が 出来ない ダメだ ツイてないとおもわせる。夢の実現に向かって進もうとしても、いや、前進しようとすればするほど“あるもの”が目の前に立ちはだかる。

それが「心の壁」である。

仕事の難しさ、上司との行き違い、客先とのトラブル、部下が犯したミス、自分の努力不足など、私達が「ダメかもしれない」とか「できそうもない」「ツイてない」「苦しいと思ってしまう先には 必ず「心の壁」がある。

問題は その壁が心の中にあるために 自分ではなかなか突き崩せないことだ。だから 一人では どんなにがんばっても限界がある。ダメな人ほど一人で一生懸命に努力しているのである。その限界を突破させてくれるのが「出会い」だ。ツキのある人と出会い、そのツキや運をもらい、自分の能力以外の力をかりて「心の壁」を突き崩す。そこにツキや運の本当の意味がある。

ツキや運というと、世間の人間は「偶然」と考える。ツキや運は偶然ではない。生まれつきのものでもない。大脳生理学によってツキは科学的に解き明かすことができる。それを解きあかしながら、ツキの大原則を更に探っていく。

第2章に続く。



この記事が参加している募集

#読書感想文

188,357件

よろしければサポートお願いします。