エピソードゼロ【俳句NO.0】
俳句を初めて作った時のことをよく覚えています。
小学生の頃、宿題で俳句作りがあったんです。
何か題材がないか庭を探しました。
小さな花壇で、小さな苺を栽培していました。
紅に地べた染めたるいちごかな
5年生くらいだと思います。
「赤(あか)」を使いたくなかったのでしょうね。
背伸びして「くれない」なんて使ってます。笑
人と同じことをしたくない、捻くれた子どもだったんです。
授業では、みんなが作った俳句の中から投票で最優秀を選びました。
私の作品が最優秀に選ばれました。
しかし、先生か級友か忘れましたが、
「地べた」の音がよくないと講評されたのです。
そう!そこは自分でもわかっていたんです!
「綺麗じゃない」って思っていたのです。
でも、思いつかなかった…。
自分の限界、言葉の難しさを感じたほろ苦い出来事でした。
同時に
自分の作品が誰かに認めてもらえた甘酸っぱい出来事でもありました。
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