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この曲のこの部分がピンポイントでツボ ブラームス交響曲第4番第4楽章

少しづつ人気が出てきたこのシリーズ
この曲のこの部分だけピンポイントで妙にツボにハマっている場所を
誰も求めてないのに紹介する企画第6回目は
ブラームス交響曲第4番第4楽章
ピンポイント具合も更に尖ってきました。

4楽章は冒頭の管の1小節伸ばしをベースに変奏が繰り返されていくのですが
8回目の変奏で変わった指定がされています。

ブラームス交響曲第4番第4楽章

2ndヴァイオリンと1stヴァイオリンでEの音を
E線開放弦とA線小指で押さえ交互に移弦するという指定です。
しかもスラーが付いています。
同じ音なのにわざわざ16分音符に区切りつつもスラーで繋げ
違う弦で弾くというかなり特殊な効果を狙っています。
音程は同じだけれども音色が違う音を挟む事で
ロングトーンのように聞こえるけれど音色に縞模様が付くイメージですね。更に2ndヴァイオリンから1stヴァイオリンにバトンリレーする事で
この効果を右から左に流しています。
私はココに水面の波紋の様な映像が浮かぶんですよね。
細かすぎるけど伝われー!

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