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楽譜の製本の話

アマオケの弦楽器パートの楽譜は膨大なページ数になります。
オペラの序曲+交響曲2曲分ぐらいのボリュームを製本するのは
なかなか大変な作業ですが、弦楽器パートはエキストラさんにも
楽譜を配送する必要があります。ヴィオラのような団員数の少ないパートは
必然的にエキストラさんへの配布量も増えます。
ヴィオラ団員が私一人だけの時期は1人で9部用意する大変な作業でした。

アマオケで楽譜を配布する際はB4サイズが慣例です。
というかB4サイズでないと読めないような細かい記譜の曲もあります。
ところが通常の家庭用プリンタではA4サイズまでしか印刷できませんので
コンビニプリントに頼る事になります。
私はコンビニにわざわざ行って印刷するのに疲れ果ててしまいましたので
A3サイズまで両面印刷できるプリンタを買ってしまいました。

A3サイズまで両面印刷できるプリンタ

私は楽譜をB4サイズで譜めくり位置を考慮しながら両面印刷します。
大抵の楽譜は2ページおきに長めの休符が来るように記譜されています。
この長めの休符に譜めくり位置が来るようページ配分します。
片面印刷した楽譜を製本すると紙の枚数が倍近くになり
かなり譜めくりしにくくなるので私は両面印刷派です。
よく片面印刷した楽譜を横に貼り繋げて行って
山折り谷折りしている楽譜がありますが
コレ落とした時にブワー!っと広がり地獄絵図になります。

製本方法としては2ページ単位でマスキングテープで上中下の3箇所を留め
出来上がった2ページ単位の1冊同士を更にマスキングテープで同様に留め
出来上がった4ページ単位の1冊同士を更にマスキングテープで同様に留め
最終的に背表紙をマスキングテープで同様に留めて完成です。
マスキングテープは日東電工社製のが個人的には好きです。

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