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選曲の話

アマオケにおいて悩みのタネは選曲です。
というのも交響曲は曲によって使う楽器の数や種類が全然違うのです。
弦楽器に関しては弦五部と言って
第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
ここは変わらないのですが管楽器や打楽器は大幅に変わります。
木管楽器はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットは
あまり変わらないですが、クラリネットやオーボエ抜きの曲がありますし
ピッコロ、バスクラリネット、コールアングレ、コントラファゴット等が
追加されたりします。
金管楽器は無しの事もありますがホルン、トランペットが普通で
そこにコルネット、フリューゲルホルン、トロンボーン、バストロンボーン
等が追加されたりします。

つまり選曲次第で余るメンバー、足りないメンバーが出てくるのです。
そこに団体のカラーが出たりします。
少人数の団体であれば楽器の少ない編成の選曲が増えますし
大人数の団体であれば楽器の多い編成の選曲が増えます。
大人数集めるのは大変な事なので大編成曲はレア曲となります。
逆に小編成曲でもあまりに使用楽器が少ないとレア曲になります。

大編成が故のレア曲はマーラーやベルリオーズでしょうか。
小編成が故のレア曲は意外にもモーツァルトなのです。
交響曲25番小ト短調はフルート、クラリネット、トランペット抜きですし
交響曲39番はオーボエが抜きです。
交響曲41番ジュピターはクラリネットが抜きです。
有名曲なのですが、なかなか演る機会がありません。

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