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インフレ対策と悩み事

前回の記事でインフレについて書きました。
今回はインフレに対応するための一般的な対策と、私の取り組みについて書きたいと思います。
さらに、インフレに対応する上での悩みについて書きたいと思います。


インフレへの対応策

①実物資産を買う


実物資産といえば、不動産や金(GOLD)があげられます。
不動産は一括で買うのは通常不可能なので、ローンを組むことになります。
特に、インフレ下では借金をしている人にとって有利に働くため、検討はしてもいいかもしれませんが、私自身は不動産投資は考えていません。

もうひとつは金です。私は3年ほど前から、ほんの少しだけ毎月コツコツと金を購入しており現時点で金の値上がりの影響でリターンとしては現在+28%程度です。
値動きはそれなりに大きくリスクは高いですが、今のところ円安は続きそうなので資産の数パーセントは金という選択肢もあるかもしれません。
しかし、購入手数料が2.5%と高く利益を下げる要因になっています。
レバレッジをかけない金の先物取引だと購入手数料は安そうで、そのあたりは今後の検討していきたいと考えています。

②必要な物は今買う


インフレ下では、時間の経過と共に商品の価格が上がるため、何か欲しい物があれば今買うほうが合理的です。
これは、散財しろというのではなく、必ず使用する日用品はできるだけまとめて買うという選択をするようにしています。

③株式を買う?


インフレによって会社の利益が上がれば一般的に会社も成長するので、
株式を持っていると有利になると思われます。
一方で、インフレによって金利が上昇すると、企業の借り入れコストが増加するため株価にとってはマイナスになるとも考えられます。
株式が完全なインフレ対策になるかといわれれば、必ずしもそうとは言い切れないようにも思われ悩ましいです。

④人的資本を大きくする


いわゆる自己投資です。自分の仕事上の価値を上げれば、インフレ対策になると考えられます。
これは若い人ほど有利で、若いというだけでそれなりにインフレ対策になっていると考えられます。
私の父親は団塊の世代で1970年始めごろの就職ですが、初任給が5万円ほどだったといっていました。
おそらく若い時代にインフレを経験していることになりますが、時代もよく給料も上がっていったそうです。
若いというのは人的資本が大きく、それだけで十分なインフレ対策になっているのかもしれません。

インフレ対策の悩み

当然ですが、インフレが今後も続くかどうかは分かりません。
インフレが続くことを前提に、極端な行動に出るのは危険だと思います。
また、ポートフォリオをどのように組むか悩ましいです。
現金の価値はインフレによって、目減りしていく一方で、「キャッシュ is キング」という言葉もあります。
今の時代、現金100%はかなりリスクが高いですが、どれくらいの比率で現金を持つべきか悩んでいます。
現在のポートフォリオも機会があれば書きたいと思います。
特に、教育資金に関しては現金で貯めようと思っているためインフレの影響を受けてしまいます。
ですので現金と、その他の株式などの資産との配分は非常に悩ましいです。

余談ですが・・・

現在読んでいる本で、レイ・ダリオ著「世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか」
を紹介します。
非常に興味深い本で、私は示唆に富む一冊だと思います。
その本の一節にこのような言葉があったので紹介します。

~~以下引用~~
人は、通貨は永遠に存在し、「キャッシュ」は保有するのにもっとも安全な資産だと考えがちだが、それは真実ではない。すべての通貨は価値が下がるか、消滅する。そうなると、キャッシュと債券(それは貨幣を受け取る約束だ)の価値は下がるか、価値がゼロになってしまう。
~~以上引用~~

本日も貴重な時間を使って読んで頂いてありがとうございます。




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