見出し画像

湧水vs硬水

こんにちは。
和紙職人見習いの舛田です。

本日は、先日ご紹介した硬水で作った紙の実験について!

もう一度簡単にご紹介しますと、
我々紙漉きは「水が命」と教わりますが、何がそんなに水で違うのか?一説には「墨を垂らした時の広がり方が違う」と言うけど、本当か?
と言ったことを実際に実験してみようと言うお話でした。

先日「コントレックス」という超硬水を使って紙を作ったので、本日その紙を用いて墨で字を書く実験をしてみました。

結果はと言うと、、、
やや墨の広がりに違いが見られました。
硬水で作った紙に墨を垂らしたものは、端部がギザギザしていて周りに均一に広がっていかない傾向にあります。
一方普段の湧水で作った紙に墨を垂らすと、割と均一に墨が広がっていく傾向にありました。

固形墨と液体墨と、両方で実験をしましたが、液体墨の方がこの傾向が顕著に見られ、逆に言うと、固形の墨はこの傾向を抑えるような役目も果たすのかななんて推測できました。


今回の実験では、なるべくそのほかの条件を合わせるように作ったつもりではありますが、微妙に異なるところがあるのでもう少し気を使って条件を合わせたいのと、
厚みや、繊維の状態、材料の煮方や、作る時期、気温など、違いを生み出し得るファクターがいくつもあって、それぞれ実験してみたいなあという気持ちになってしまいました。
ここに時間を使うべきか悩ましいところではありますが、空いた時間を見つけて、また実験してみたいと思います。

ひとまず今回の実験結果の共有でした!

【追伸】
温泉街に工房のサテライトみたいのできたらいいなあー。て思ってるけどなかなか場所もないよなー。
なんて、ぐるぐる考えてます。🌀
(家も結局1年近く探し続けてる😢)
修善寺のいい物件情報募集中です。


#修善寺紙
#紙谷和紙工房
#和紙
#修善寺
#修善寺観光
#修善寺体験
#伊豆観光
#伊豆体験
#伊豆旅行
#伊豆市いいね
#伊豆市地域おこし協力隊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?