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名詞の出来やいかに!

こんにちは。
和紙職人見習いのますだです。

今回は、また名刺を作ってみたので、
その出来を皆さんと一緒にチェックしてみようの回です。

いつも紙漉きの練習をしているのですが、
やりはじめの下手すぎた時は、紙を乾燥させる前に、失敗であることがわかってしまうので、
乾燥させずに、原料をリサイクルして、
次の紙漉きの原料として再利用していました。

今回は、少しずつ納得がいく状態に持っていくことができるようになってきたので、
紙を乾燥させてみて、その様子をチェックしました。

乾燥させる前は、いい感じかな?
と思っていたものも、乾燥させて紙にすると、
マジかよーと思うものもたくさんあり、
まだまだ名刺ひとつも作ることができないことがわかりました。。

良くないと思った原因を、グループ分けしてみたので一つずつご紹介します。

①紙に皺がよっている。

画像中数カ所に、目立った皺が。
これでは、売り物になりません。。

②厚みが均等でない

紙の中央部分が極端に薄いです。
これでは、表に書いた字が、裏に変に透けてしまい、お話になりません。

③目立ったゴミが入る

このようなゴミが入ってしまうものも多くありました。
和紙の魅力として謳うのであればいいかもしれませんが、ねらっていません。だめです。

④割といい。けど薄い

やっといいのがあったかと思いましたが、
まさかの厚みが足りないという事件。

これにより、全ての名刺が、失敗に終わったということがわかりました。
内訳はざっとこんな感じ↓
(重複しているものもあるので、大体こんな感じと思って下さい)
①シワ 34/72
②ムラ 19/72
③ゴミ 15/72
④ウスイ 4/72

シワ、ムラは、紙漉きの技術向上。
ゴミは、「塵取り」というゴミ取り作業の徹底。
ウスイは、乾燥前どの程度の見た目なら、乾燥後どのくらいの厚みになるか、という感覚の習得。

それぞれ対策は考えられるので、
また一つ一つ改善していきたいと思います。

自信のある名刺ができたらお伝えしますので、注文お待ちしております。

それでは!

【追伸】
名刺の価格は洋紙の10倍くらいするかも。
それでもみなさん買ってくれますよね?😜

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