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紙漉き道具を修理する

こんにちは。
和紙職人見習いの舛田です。

本日は紙漉きの道具について。

紙漉きにとって本当に本当に大事なものである紙漉き道具。
実は紙漉きの職人よりも道具の職人の方が絶滅危惧でして、片手の指に収まるほどの人数の職人しかいないという現実があり、そんなこともあって我々は道具を大切に大切に使わなければなりません。

特に紙を漉くとき紙のベッドの役割をする簀(す)はとても壊れやすいものです。竹ひごを絹糸で編んでできているものですが、経年劣化で絹糸がどうしても切れていきます。
我々紙漉き職人は、そういった少しの故障は自分で縫い直して修理して使うのですが、先日からこの修理に取り組んでおります。

この修理、やはり簡単なものではなく時間と共にその腕前は上達するものなので、紙漉き1年目に直していたところはすぐにまたダメになってきて紙に支障が出てしまったりします。
今回はそういった、当初直していた部分も見直してもう一度修理をしました。

一晩で終わるかなーと思ってましたが全然終わらず、、2日かけてようやく修理が完了。
紙をすいてみて問題がないかまた確認していこうと思います。

紙漉き職人にはいろんなことが求められるので大変ではありますが、それはそれで楽しいところでもあります。
引き続き楽しみながら、前進していこうと思います。

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