環境を整える

こんにちは。
和紙職人見習いの舛田です。

本日は、工房の環境を整えたお話を。

和紙作りの工程の中で、最も長い時間を要し、そして最も大事なものの一つとされるのが「ちりとり」。

グツグツと煮て、やわらかくなった後の和紙原料（ミツマタの皮）から、ゴミを取り除いていく作業です。
水の中に皮を浮かべ、一つ一つ手でゴミを取り除いていく作業なのですが、これまでは、斜面の上に立って、この作業を行っていました。
結構急な傾斜なので、体のバランスもおかしくなり、腰が痛くてたまらないという日々が続いておりました。

この度！そんな劣悪な環境を打破すべく、傾斜すのこを作成しました。
出来栄えは、まあまあといったところ。
しかし作業はこれでかなり楽になりました。

寒くなって和紙の本格シーズン到来ですが、同時に塵取りの辛い時期にもなってきました。
寒さに負けず、お手製すのこの上で頑張ります！


【追伸】
よく心配されるのですが、
塵取りをしていても、不思議と手はあれません。
天然の冷たいお水のおかげかしら。😀


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