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【いよいよ今週末】 4月13日『第1回定期演奏会』 指揮者・ソリスト・コンサートマスター 特別鼎談!①

4月13日、いよいよタクティカートオーケストラ『第1回定期演奏会』が、みなとみらいホールで開催されます!
公演に向けて、公演の指揮を務める、新ミュージックパートナー・岡本陸氏、ピアノソロを演奏いただく沢田蒼梧氏、そして公演でコンサートマスターを務める金子昌憲氏の3名で、公演に向けて鼎談を開催!
タクティカートオーケストラ初の定期演奏会に向けて、そして演奏するチャイコフスキーについて盛りだくさんにお話しいただきました。

本日は第1弾。皆さんの自己紹介、そしてタクティカートオーケストラの印象についてお伺いしました。

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ご自身、そして各々の印象について

岡本 陸(指揮)(以下 岡本):指揮をしています、岡本陸と申します。1998年の9月生まれなので沢田さんと同い年だと思います。東京音楽大学の指揮科を出て、今はヨーロッパのヘルシンキに住んで、指揮を勉強しています。タクティカートオーケストラができる前から、オーケストラを指揮させていただいたご縁があって、何度かタクティカートオーケストラさんとも演奏させていただき、今回このような形でご一緒させていただくことになりました。

岡本 陸

2022年7月、第4回BMI国際指揮者コンクール(ルーマニア)にて優勝。

1998年生まれ。3歳よりヴァイオリンを始める。小学6年生で佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラに入団し、以来佐渡裕氏の薫陶を受ける。洛星高等学校を経て、2017年に特別特待奨学生として東京音楽大学作曲指揮専攻(指揮)に入学、指揮を広上淳一、田代俊文、増井信貴、三原明人、米津俊広各氏に師事、2021年3月卒業。 ヨルマ・パヌラ、ジョン・アクセルロッド、ボリス・ベルキン、汐澤安彦、徳永二男、ジン・ワン各氏によるマスタークラスを受講。2023年、プロイエシュチ・フィルハーモニー管弦楽団定期公演にて、ヨーロッパ・デビューを果たす。これまでにブカレスト交響楽団(ルーマニア)、プロイエシュチ・フィルハーモニー管弦楽団(ルーマニア)、ケチュケメート交響楽団(ハンガリー)、Siamo Orkest(オランダ)、日本センチュリー交響楽団等を指揮。現在、フィンランド・ヘルシンキを拠点にヨルマ・パヌラ氏の下研鑽を積んでいる。

オフィシャルホームページ:https://www.riku-okamoto.com

沢田 蒼梧(ピアノ)(以下 沢田):沢田蒼梧と申します。昨年の4月から医者として働いてまして、それと同時にピアニストとしての演奏活動をしております。
 タクティカートさんとは、これまでにも何度もお話をいただきつつもなかなかご縁がなかったんですが、今回は日程がうまく合って、こうしてご一緒することができて本当に嬉しく思っております。岡本さんとも僕は98年の11月の生まれなので2ヶ月後輩ですけれども、こうしてご縁ができたことを本当に嬉しく思っております。どうぞよろしくお願いします。

沢田 蒼梧

 1998年生まれ。愛知県在住。6歳よりヤマハ音楽教室にてピアノを始め、15歳より関本昌平氏に師事。現在、上原彩子氏の指導も受ける。医学との二刀流で数々の権威ある国際コンクールに出場し、NHK「ショパンに挑みし者たち〜2021ショパン国際ピアノコンクール〜」出演を始め、TV・新聞・雑誌など多くのメディアで取り上げられる。

 2021年第18回ショパン国際ピアノコンクール本大会二次審査進出。2018年ジュネーブ国際音楽コンクール最年少ベスト16入選。2019年仙台国際音楽コンクール出場、審査員アンドレア・ボナッタ氏推薦によりピアノアカデミーエッパン(伊)プロフェッショナル部門参加、グスタフ=マーラーホールにおける選抜演奏会出演。ポーランドシレジアフィル、東京シティフィル、名古屋フィル、中部フィル、大阪交響楽団、広島交響楽団等と共演。紀尾井ホール、住友生命いずみホール、三井住友海上しらかわホールを始めとする国内各地およびワルシャワにてソロリサイタル開催。東海中学校・高等学校6年連続首席卒業。名古屋大学総長顕彰受賞。2023年3月、名古屋大学医学部医学科卒業。

金子 昌憲(コンサートマスター)(以下 金子):金子昌憲と申します。タクティカートオーケストラとは数年前ごろから何度か乗せていただいて、4月からコアメンバー、そしてコンサートマスターに就任させていただきました。
 今回は第1回定期ということで、ちょっと責任重大だなと思ってるんですけども、お2人と良い音が作ることができたら、と思っています。よろしくお願いいたします。

金子 昌憲

群馬県伊勢崎市出身。5歳よりヴァイオリンをはじめる。
桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)、桐朋学園大学を経て桐朋学園大学大学院音楽研究科 修士課程修了。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2012 ユース部門第1位。第2回全日本芸術協会コンクール室内楽部門全国大会第2位(1位なし)。併せて審査員賞を受賞。
これまでにヴァイオリンを西田和子、藤原浜雄、辰巳明子の各氏に、室内楽を原田幸一郎、徳永二男、水谷晃、磯村和英、山崎伸子、毛利伯郎、北本秀樹、菊池知也、藤井一興、川村文雄の各氏に師事。
現在、FILMSCORE PHILHARMONIC ORCHESTRA、TOKYO STUDIO SYMPHONY ORCHESTRA、タクティカートオーケストラ、コンサートマスター。桐朋学園大学嘱託演奏員。

ーー御三方は初めての共演ですか?

金子:実は沢田さんと1回ご一緒しているんです。2019年のピティナ特級のコンサートで乗ってて、そのとき1回。
沢田:それはそれはご迷惑おかけしました。笑
 なかなか上手いこと行かなかった印象しかないので、どちらかというと、記憶から消している方の記憶に入るんですけれども笑 今回もうちょっと成長した姿をお見せできればと思っております。

ーー岡本さんは、お2人とは完全に初めまして、という感じですか?

岡本:はい。2人のお名前は元々存じ上げてはいたんですけど、初めましてになります。金子さんは、僕が指揮させていただいた時は別の方がコンサートマスターだったんですけど、タクティカートオーケストラの他の演奏会でコンサートマスターをされていたので、一方的にですが存じ上げていました。沢田さんはやっぱりショパンコンクールですよね。初めてお名前をそして音楽を聴かせていただきました。

タクティカートオーケストラについて

ーータクティカートオーケストラの印象は皆さんいかがですか?

岡本:さっきもちらっと触れさせていただいたんですけど、タクティカートっていう会社ができる初期の段階の演奏会(2019/9/7 Einmal Orchestra 2nd Concert)で、温かく声をかけていただき指揮をさせていただきました。僕自身も駆出しの頃で大学3年生、21とかだったと思います。当時は本当にみんなの熱意で何とか演奏会をしたような感じでしたね。何とかベートーヴェン:交響曲第7番の演奏会を終えたのを覚えています。
それから2回ほど、タクティカートの皆さんとご一緒させていただきましたけど、もう、あれよあれよという間に、大きな会社、大きなオーケストラになって、どんどん良いメンバー、良いソリストも来られるようになって。
僕自身としても1人の人間として負けないように頑張っていきたい、とずっと思っていたときに、「これからミュージックパートナーとして長いスパンで一緒に歩んでいきませんか」というお話をいただいて本当に光栄でした。僕自身が今できることはあまりないかもしれないですけど、一緒に成長していけたらいいな、と思っています。

金子:僕は、亀井くん・山縣さん・森本さんがソリストをつとめたコンチェルト3曲の演奏会(2021/9/28 3人の若きピアニストによるコンチェルトコンサート)から関わらせていただいて、去年のブルックナー公演(2023/10/11 ブルックナー 交響曲 特別演奏会)から本格的にコンマスとしても関わらせていただいてます。
 タクティカートオーケストラの面々はとにかく若くてパワフルっていう印象がとてもすごいんですが、悪く言うとまだオケとしての音ができていないというか…。
 今回の公演から新体制となって、音を作り上げていく時期がこれからくると思うんです。なので、その第1回という記念すべき公演で、これからのタクティカートオーケストラの音を作っていけたら、という気持ちを持っております。そのあたりもぜひ岡本さんにもご協力いただいて、いいオーケストラにしていけたらなと思っています。

沢田:僕も亀井くんだったり、僕の門下の後輩の森本くんだったりとかとご一緒されてる(2021/9/28 同)という話も聞いてましたし、もちろんチラシも拝見してました。その頃僕にもお声掛けをいただいてたんですがなかなか実現しなくて残念な思いはありました。
そんな中で、東京にコンサートを聞きに行ったときに、担当者さんと偶然お会いして、以前はすみません、というようなお話をしたら、またオファーしてもいいですかとお声掛けいただいて、今回出演させていただくこととなりました。
これで実現に至ったので、本当に偶然と言えば偶然、たまたま巡り合わせでお声掛けいただいたんですが、新体制の第1回という名誉ある機会に演奏させていただけて、僕自身もすごく嬉しく思っています。

あと僕は驚いたんですが、岡本先生が最初にやったのはチャイコフスキーだったと今初めて知って。ここでこうしてチャイコフスキーづくしのプログラムをやるのは、また縁があるんじゃないかなということで、僕も身が引き締まる思いで、また頑張りたいと思いました。

岡本:先生なんてやめてください笑
沢田:僕が普段同僚の先生って呼んでるので癖が出てしまいました笑

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第2弾では皆さんに、演奏予定の楽曲についてお伺いしていきます!
次回もお楽しみに!

タクティカートオーケストラ 第1回定期演奏会
〈日時〉 2024年4月13日 13:15開場 14:00開演
〈会場〉 横浜みなとみらいホール 大ホール

〈出演者〉
 岡本陸(指揮) タクティカートオーケストラ
 沢田蒼梧(ピアノ *)

〈曲目〉
藤重侑宇:委嘱新作(世界初演)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(*)
チャイコフスキー:交響曲第5番

〈チケット・プレイガイド〉
 全席指定
  S席 一般: 6,000円 学生: 3,000円
  A席 一般: 4,000円 学生: 2,000円

 イープラス・チケットぴあにて販売中 :
  イープラス:https://eplus.jp/tacticart_orchestra/
  チケットぴあ:https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=L5280006

主催:タクティカートオーケストラ


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