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自分にとって『指導者』とは-③

昨年(2019年)から指導者を名乗らせて頂くようになった訳だが、自分が立派な指導者だとか、理想の指導者とは全く思ってない。

パラ卓球日本代表の監督として、いち指導者としての自覚というか、責任、覚悟が必要だと、そう思っただけで、まだまだ自分の経験や能力、人間力は未熟であるし、学び続ける必要がある。

もっとも、自分から『僕は卓球の指導者です』とはこの先まだまだ言えないし、『指導する』よりも『提案する』方がしっくりくる。

ただ、人やメディアから指導者と言われる事は多くなってきたのは事実で、そう思ってもらう側として恥ずかしくない自分でいたいと、そう思っている。

『指導者』はずっと目指し続けるもの

僕自身はまだまだマルチインストラクターとして卓球観と卓球表現を極めたいし、いつか自信を持って『自分は卓球の指導者です』と言えるように努力を続けたい。

そういう意味では、『指導者』とは、最終形態であり、最終境地であり、キャリアを終える時になって、なれるものなのかな。

ずっと目指し続けるものなのかもしれない。

指導者資格について

昨年、日本スポーツ協会の指導者資格である『公認コーチ4』を受講させて頂いた。

同時に、日本障がい者スポーツ協会の指導者資格である
『中級障がい者スポーツ指導員』の講習も受講した。

※指導者資格について、詳しくは上のリンク先を参照してほしい。

その他にも、数々の指導者講習会や研修を受講させて頂き、多くの学びや刺激を得る事ができた。何度受講しても、毎回自分の未熟さを痛感するし、新たな発見があるし、反省と希望に溢れモチベーションも高まる。

スポーツ指導とは

スポーツ指導といっても、健常者と障がい者で通じる部分もあるが、大きく異なる部分もある。障がい者スポーツ特有の課題もあるし、健常者も障がい者もそれぞれ、十人十色の個性がある。

更に、障がいは大きく分けて3つ(身体、知的、精神)に分けられ、身体障がいだけでも視覚障がいや聴覚障がい、肢体不自由など5つに分けられる。

特に視覚障がいの方への技術説明の実習では自分の無力さを痛感したし、障がい体験の実習では、動けない状態でプールに入ったり、スポーツをするという体験を通じて未知なる領域を知った。

『公認コーチ4』と『中級障がい者スポーツ指導員』の資格取得講習をほぼ同時期に受講する機会に恵まれた事は、相乗効果もあり20年間の経験の中でも最高の体験となった。

その競技を知り尽くす事はもちろんだが、プレーヤーを知る事、本人から教えてもらう事、そのための信頼関係を築く事、そして情熱と愛を持って取り組み続ける事が、スポーツ指導において重要であると考えている。

これからも究極を求めて追究していきたい。

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