見出し画像

ピンチを切り抜ける?! セルフカスタマイズとは?


NICKSです。

今日は不利な戦いに陥ってもうまく勝つヒントや、ピンチの状況でも上手に切り抜ける方法についてお伝えします。

 自分よりも強い敵
 圧倒的に不利な状況
 予測できない困難さ
 先行きの見えない道のり

こんな時にこそ知っておきたい「ピンチをチャンスに変える」リアルな技術。

この記事を読み、仕事、任務、目標、夢への達成などに向かって前進しているあなたが、もしピンチに陥っても、この方法を知ることで、急な状況変化をも突破できる可能性が広がります。

最近では、国の情勢や経済状況、伝染病など複雑で先行きの
見えない状況も増えています。

プライベートでも変化がめまぐるしく、お金、健康、人間関係などの心配があったり、最初は安定した状況でも、環境や状況が変わって途端に不安定になってしまうということも多いでしょう。

個人の能力がいきなり試される機会も少なくありません。

でも、今日お伝えする方法を身につける事で、状況や環境の変化にうまく適応できるようになります。

さらに、今の自分の能力がちょっとばかり足りなくても、それを補って
うまく切り抜ける方法があるんです。

皆さんの中にも、仕事やプライベートで、追い風が吹いていたのに急に逆風になったり、昨日までオーケーだったことが、状況の変化で急にダメになるってことはよくあることでしょう。

特に夢や、目標、願望がある人は自分が思い描いたように物事が進まない時、理想と現状のギャップにダメージを受けてしまうかもしれません。

でも、そのダメージを一時的にでも回避して、自分の能力を発揮し、目標を達成し、最終的に任務遂行や仕事の完遂ができれば大きな喜びが見えてきます。

今日お伝えする、

 秘密の方法

を知っておくことで、ピンチの状況にも悲観的にならず強く前進するヒントが見つかります。

ではその方法とは何か? それは、

 能力のカスタマイズ

です。

能力のカスタマイズとは、状況を切り抜けるために、あなたが今持つ能力の、使い方を少し変えてあげること。

状況に合うように最も効果的な使い方をすると言うことです。

任務や訓練、仕事やプライベートでも、自分の能力が及ばなかったり、環境にすぐ適応できない事で、周りから遅れをとったりすれば誰でも焦ります。

こんな時は気持ちばかりが焦り、努力してもなかなかうまく行かないということもあるでしょう。

自分を悲観したり、能力が足りない事で自分を責める人もいるかもしれません。

気持ちばかりが空回りしてしまいます。

でも、この「能力のカスタマイズ」を知っておくことで、状況をうまく切り抜けられる可能性が、飛躍的に上がります。

能力のカスタマイズとは、
簡単に言えば、今の自分の能力では切り抜けられそうにないピンチの状況でも、自分の持つ能力を勝利につがるよう変化させたり、組み合わせたりすること。

つまり、

 自分の能力がそのまま使えるように工夫する

ということ。

自分の能力のカスタマイズ、セルフカスタマイズです。

なかなかイメージがつきにくいと思うので、私の経験をご紹介します。

私自身、自衛隊での厳しい訓練や、ハードな仕事の中で自分の能力の足りなさを痛感したことがよくありました。

同期ができていることが自分にはできないと、当然焦りも感じます。

私が最初に能力の低さを思い知ったのは、水泳訓練でした。

海上自衛官として入隊したばかりの頃、海の自衛官でありながら、
私には泳ぐと言う能力が全くなかったんです。

足のつかないところでは1m足りとも泳ぐことができませんでした。

こんな状態では海上自衛官など勤まりません。

なので、入隊後は、毎日、特別指導による水泳訓練がありました。

その間、すでに泳げる同期は別の体力錬成を行なっているんです。

焦る私は、3ヶ月かけてなんとか泳ぐ方法を身につけたものの、それでも周囲の同期には及ばないほどのスピードでした。

当時の泳法は平泳ぎ。

どんな泳ぎもそうですが、泳ぎは足の使い方が非常に重要です。

足でしっかりと水を蹴る動作をしなければ、うまく前進できません。

だから、私は一生懸命水を蹴っていました。

ところがある日、それが原因で膝の内側に急激な痛みが生じてしまいました。

この動作を続ければ当然足を故障してしまうと判断した私は、足にかける負荷を減らすため、腕の力を目一杯利用して泳ぎ始めました。

ところが、やってみると、こっちの泳ぎの方が今までよりも早いわけです。

実は、当時の私の得意分野は腕立て伏せ。

海上自衛隊へ入隊する前に最低100回の腕立て伏せはできるように訓練していたので、腕立て伏せに関しては同期より優位でした。

決して腕力は強くはないものの、持久力はあった。

このおかげで、私は脚力の弱さを、腕を使ってカバーし、同期に追いつきました。

これが能力のカスタマイズの簡単な例です。

つまり、今の自分の能力で通用しないのなら、他の能力を利用して

 同じ効果を生み出す

ようにする。

実は、これは皆さんも無意識に普段からやっていることなんです。

よくやるのは、モノのカスタマイズ。

簡単にいうと何かで

 代用

するということ。

たとえば、あなたが街中で歩いていると急に雨が降ってきたとします。

そのとき、傘を持っていなければ、あなたは今持っているカバンや、上着で頭を多い、雨をしのぎながら目的地まで急ぐでしょう。

これが一つの例です。

さらに、
おもちゃなどの電池交換をする際、裏蓋を開けるプラスドライバーがなければ、マイナスドライバーやナイフの先端などで代用し、なんとかネジを緩めることもできます。

適切な工具ではないけれど、一時的には急場をしのぐことが可能です。

こんな感じで自分の能力に関しても、一時的に別の能力を使って代用できれば、あなたがその窮地を切り抜ける可能性は飛躍的に上がります。

ただ、これはいつまでも通用するものではありません。

他の能力で代用している間に、本来自分がつけるべき能力をしっかり身に着けることが必要。

いつまでも代用したままだと、どこかで歪みが生じてきます。

水泳でも、いつまでも腕の力に頼っていては、長距離の泳ぎには耐えられないし、別の部位の故障にもつながります。

ドライバーの例で言えば、マイナスドライバーを使い続けることで、ネジの頭を削ってしまったり、ドライバーの先が摩耗したりと不具合が出てきます。

だから、いずれはちゃんとプラスドライバーを用意する必要がある。

逆にこれを怠ると、代償は後で大きくつくことが多いです。

でも、いますぐ何かの能力が必要で、その能力が自分には足りない、と言うならこのカスタマイズがとても有効。

形としては、本当の能力をつけるまでの

 時間稼ぎ

のようなもの。

そして時間稼ぎしている間に本来の能力を身に着ける。

でも、最終的に目標達成し、必要な能力も身につけると言う意味では同じこと。

このセルフカスタマイズは、環境の変化にも有効です。

最近では環境の変化、状況の変化、組織体系の変化など、先行きが読めず、常に変化への対応を求められることも多いでしょう。

そんな中で、ピンチをうまく切り抜けるには対応力、適応力が重要です。

とはいえ、自分にはない能力をいきなり求められれば、誰でも戸惑います。

そんな時は自分をカスタマイズして、あなたが今できることに集中することが、最良の結果を導きます。

これは、もっと大きな見方をすれば、あなたの思い描く目標を達成する

 最も適切な方法を見つける

ということ。

自分の目標を達成するための

 最も適切な方法

を、

 自分で見つけられる人

が最も実現に近い人です。

ちなみに私は、現役の特殊部隊員であった当時でも、周囲の人に比べて著しく警戒心が強い方でした。

これは、悪くいうと臆病気質ということです。

しかし、こんな弱点さえ、うまく使うことで非常に強い武器になります。

私は警戒心の強さを武器に、

 他人に気付かれずに自分のいる位置を少しずつ移動させる

ことが得意でした。

これもカスタマイズ方法の一つです。


誰にでも弱点はあります。

屈強なネイビーシールズで米軍最高のスナイパーと称えられたクリス・カイル氏は水の中が苦手でした。
(参考図書:ネイビー・シールズ 最強の狙撃手)

また、ビン・ラディン暗殺任務ネプチューン・スピア作戦に参加したマーク・オーウェン氏も潜水は苦手だったといっています。

そんな中でも、恐怖心と向き合い、自己コントロールし、任務遂行のため惜しみなく能力を使いきっています。

彼らは自分の弱点や困難な状況にめげることなく、自分を信じ、自分の能力を生かして金色のトライデントを手にし、他人の追随を許さないほどの実力を身につけ、世界最高の任務を完遂しています。

クリス・カイル氏(引用元:Wikipedia)

人それぞれ必ずと得意不得意や弱点は存在します

でも、精神的な動揺をしないことよりも、臆病だろうとなんだろうと恐怖心や緊張とちゃんと向き合い、信頼関係を大事に、仲間と協力して、任務遂行や目的達成できることの方が大事。

いわゆる自己コントロール力。

そのためには、自分の弱点を知り、どう向き合うか、そして自分の強点を知り、それをどう生かすかをくまなく知っておくことが重要です。

とは言え、いきなり困難な状況の中で、自分をカスタマイズしろと言われても、なかなかその方法は見えないのが正直なところでしょう。

でも、ちゃんと自分を知り、得意技が何で、どういった状況で強みを発揮するのかが普段からわかっていれば、その能力を使って今できることはないだろうかと考えることができます。

あなたは、紙を切ろうとする時、ハサミがない状況でも、紙に折り目をつけて破ることでうまく切り離したり、定規を当てて破ったりしてまっすぐに切るはず。

これも一つのカスタマイズです。

それと同じで、自分の得意な能力を他の面で生かす方法を日頃から考えておけばいい。

そのためには、

 自分を知っておくこと

つまり、あなたが日頃から、自分の弱点も含めた

 自分の能力を正確に把握しておく

ことが重要。

そうすれば、自分の能力の生かし方というのは、自分が思う以上に幅広いものだと気が付くでしょう。

あなたも自分の能力をカスタマイズして、自分の夢、目標の実現に向けて、余すところなく能力を発揮してください。

きっと、今までとはさらに違った道が拓けてくると思います。

 あなたの豊かな人生を応援しています。


 〜 弱点から武器が生まれる、プロフェッショナルのための方法論 〜
タクティカル・レジリエンス講座

6MB版

22MB版

YouTube


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?