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強烈な眠気で朦朧とする意識の中でどんな文が書けるか?

なんと、一気に全身の力が抜けて崩れ落ちた彼の膝が地面についたその衝撃でその真下を通る下水管が破裂し地中で汚水が噴き出たことにより地面が盛り上がり、それはまるで女体に接着するもっとも魅惑的な部分の形かのようにそこに立ち現れ、それをみたジジイは不覚にも勃起してしまった。
ジジイは叫んだ。ワシは女体を連想したわけではない。盛り上がった形そのもので勃起したのだと、叫ぶジジイを見つめる1人の少女は大昔にオワコンとされるようになったメグウィンチャンネルの動画を流しながらも目だけはずっとそのジジイの勃起した陰茎を追い、ジジイの陰茎もそれに気づき呼応する。それはまるでウィンカーのように左右にふれていて、やがてその陰茎は肥大化し、人々は左右にふれる陰茎を都度飛び越えなければならなくなった。
そもそもジジイの陰茎が外に飛び出ているのはジジイが露出狂であったからだ。露出狂のジジイは公然猥褻を平然と行うに飽き足らず、汚らしい糞尿を撒き散らしていた。撒き散らすというよりは垂れ流しながら道を歩いていたそのジジイの糞尿は側溝にある程度吸い込まれ、そこから下水へと到達するわけだが、その水は下水道を通ってやがて綺麗に浄水され、上水道を通って蛇口から出て、メグウィンチャンネルの動画を流しながらカップラーメンを作る少女のお湯となり、そのお湯はあのジジイの糞尿からできていたともいざ知らず、デートのための腹ごしらえを済ませた少女が出会い頭で愛しい彼に言う「今日もかっこいいね」の一言で、彼は自信を取り戻し全身に力が行き渡るとともにその膝は見事に伸び切るのである。

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