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外国人「カモネギ!?ありえないだろ!」
最近学生時代ぶりにTOEICを受験する機会があって英語を勉強しているのですが、far-fetched という表現に出会いました。
難しい表現で、英検でいうと1級レベルとも出てきます。
知らない表現を覚えるときに役に立つのが語源を知ること。
語源、つまり言葉の由来を知ることがより効率的な理解・暗記につながることを想像するのは決して難しいことではありませんよね。
far-fetchedの語源を調べていると、我らがポケモン初代のカモネギの英名が”Farfetch’d”だということを知りました。
ますます興味が湧き、調べてみましたので記事にすることにしました。
far-fetched「あり得ない、無理がある」
まず押さえておきたいのがfar-fetchedは「あり得ない、無理がある」という意味。
(例文)Your story is far-fetched.「君の話には無理があるよ。」
なぜこの意味になるのか、far-fetchedという表現を分解してみましょう。
farには「遠い」の意味がありますが、物理的な距離の遠さだけでなく心理的な遠さを表すこともできます。
(例)far from the truth「真実から程遠い」
そしてfetchは「〜を取りに行く」の意味になります。
(例)fetch the key「鍵を取りに行く」
ちなみにfetchにedがついているのは動詞を過去分詞形にすることで形容詞の役割を持たせることができるのです。
(例)boiled egg「ゆで卵」 ※boil「〜をゆでる」
「遠くから取ってきたもの」から派生して、「現実とは距離がある」、つまり「無理がある」の意味になったのではないかと思います。
「カモネギ」の由来
さて、話をポケモンに戻しましょう。
ご存知のようにカモネギはカモがネギを持っているのですが、これは「獲物がさらに獲物を持ってきてくれている」というあり得ない状況だということがわかります。
鴨鍋の材料であるカモを取りに行ったらネギまでついてきた。
外国人にこんな説明をしたら「そんな話なんてあるわけないだろ」と思われたのでしょう。
つまり「獲物であるカモがさらに材料であるネギまで持ってきてくれるだなんて"far-fetched"」と。
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Farfetch'dのアポストロフィーは?
アポストロフィーは何かを省略するときに使う記号です。
(例)I am→I'm
ここで言う省略とは「発音しない」という意味です。
rock'n'rollはもともとrock and rollです。
ロックアンドロールだなんて言いませんよね。
Farfetch'dに本来ある"e"はほとんど発音しないということではないでしょうか。
英語とポケモンのつながり、結構面白いかも!
今後もこういう記事も書いていけたらいいなと思っています😊
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