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週末タコス 2020年4月4日

コロナウイルスによる生活への影響が日々大きくなっているのを感じる。
ぼくの本業は旅行関係である。影響は甚大だ。業界の中には所属する会社を失う人も多く出るだろう。事態は深刻である。こんな時にだけ、政治への関心が高まる。神への関心と一緒だ。普段は全く興味が無いが、困難な状況に置かれると神に助けを求めたくなる。お恥ずかしい話ではあるが40を超えても大して政治への関心は無い。ちょっと社会保険料が高いなとは思うものの、このままの生活を続けられれば特に大きな不満は無いという状態を長い間続けてきた。これが、コロナウイルスによる危機により状況が変わってきた。政治が世の中に与える影響の大切さを痛感している。一日でも早く人々が安心して暮らせる世の中にして貰いたい。大変な状況だと思うが、日本の政治家にはその力があると信じようと思う。

さて、前置きはこれくらいにしてタコスである。
先週に引き続き外出自粛の週末だ。タコスが心を和ませてくれる。世の中にタコスがあって良かった。ありがとうタコス。
今週は、先週のように物資が手に入らないという事は無い。だが、先週買いだめした肉が残っているので、豚挽肉のタコスである。

これまで何度もタコスを作ってきたが、挽肉のタコスはテックスメックスなシーズニングを使ったタコス以外作っていない。挽肉のタコスはどうしてもテックスメックスまたは沖縄のタコスというイメージが強く、あまりチャレンジしていなかった。正直に言うと、もっと尖ったタコスでないとダメだという謎の線引きが自分の中にあった。しかし、結果としてはこのタコスはやはり美味い。レシピは以下の通り。

豚挽肉 300g
塩   小さじ3ほど
胡椒  お好み
オレガノ 2つまみ程度
ナツメグパウダー 少々
クミンシード 2g

クミンシード以外の材料はあらかじめボールなどで混ぜておく。
熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、クミンシードを弱火で炒める。香りが立ってきたら、混ぜた材料を入れ肉の色が変わるまで炒める。

レタスは千切りに、パクチーはざっくり切っておく。
サルサは玉ねぎ半分をみじん切りに、酢漬けのハラペーニョ、ニンニク1かけも微塵切りにして混ぜる。プチトマト10個を粗めの微塵切りにして種と水分を減らして混ぜる。レモン汁、塩で味を調える。

以上。
非常にシンプルである。

今回トルティージャを薄めに焼いてみたが、これは失敗だった。硬くなりやすいのと、崩れやすい。トルティージャは20グラムくらいの玉をプレスし10㎝ほどに収めるのがベストである。プレンサを力を入れずに一瞬押す程度だ。

妻も絶賛してくれ、妻の友人に画像を送ってくれたが「せっかく一眼で撮ってるのに画が下手。」と酷評された。確かに自分でも下手だなと思った。料理を伝えるうえで、画像というのは非常に重要だ。特にネット上では最重要と言っても過言ではないだろう。外出自粛のこの機会に、カメラの使い方にももっと関心を持ち、画角だけでなくオート以外のモードも学ぼう思ったのであった。


総評
世界で最も食べられているタコスはタコベルだと聞いたことがある。今回作成したタコスはタコベルとは違うが、方向性は近い。やはり世界に広まるタコスは美味い。これはメニューから外せないだろう。具だけで食べるとクミンが立ってスパイシーだが、タコスにするとレタスやトルティージャの香りに負けてスパイシーさが弱まる。最後にパウダーで香りを後押しするなど、プラスアルファが必要だと感じた。また、今回20枚のトルティージャを焼いたのだが、計量から焼き上がりまでで1時間以上かかった。今のままで開業をすれば、お客様をお待たせすることになる。実際タコスを食べに行くと、注文してから提供までが長いと感じる事が多いが、自分で焼いてみると確かに時間がかかる。ここは解決する必要がある。ランチタイムには立ち食いソバ方式の麺のように、サッと湯通しするだけで出せるような仕組みを考えておく必要があるだろう。トルティージャの保存と併せて色々試してみたい。

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