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副産物として生まれたサンドウィッチが妻の心を鷲掴みにしている

タコスの具材として最も色々な味付けを試しているのは、鶏むね肉のボイルである。
これまで試したバリエーションは、塩コショウのみに始まり、クミンパウダー、カルダモンシード、ナツメグ、オレガノ、オールスパイス、クローブ、シナモン、サルサロハ、ガラムマサラ、ニンニク、ショウガなど色々なものを色々な組み合わせで試してみたが、結局、シンプルに塩コショウ+ニンニク・ショウガまたはカレー粉が美味かった。
しかし、以前のブログでも触れているが、あの香りの帝王カレー粉を持ってしてもコーントルティージャの香りに負けるのである。あのカレーですら!?とお思いだろうが、コーンマサを捏ねて焼いてみればわかる。触れるものみなコーンである。藤井フミヤはその昔、ナイフみたいに尖っては触れるもの皆傷つけたと告白している。そして現在は大スターである。という事は、コーンにも大スターの素質はあるのではないか。日本のブラックミュージックの草分けの一人である。頑張って貰いたい。

話がtripしてしまったが、今日はサンドウィッチのお話に戻そう。

このカレー粉で味付けしたチキンを活かす方法を試行錯誤しようとしていたのだが、あっさり解決法をみつけてしまった。そう。サンドウィッチである。

刻んだキャベツや水菜などの水分多め野菜をベースに、マヨネーズ、チキン、酢漬けの玉ねぎをサンドし、逆サイドにチーズをのせてトースターで焼いたものをサンドしてカット。これだけで、飛び出す言葉はグレイトの一言である。

トースターで焼かれる前のサンドイッチ。気持ちを代弁するならば、FUJIYAMAに乗り込み安全バーを降ろしたあたり。といったところか。

焼き上がったサンドイッチ。
楽しかった!また乗りたい!でも、とりあえず休憩するか。といったところであろう。

ズーチーのシズル感はなぜこうも人の食欲をそそるのだろう。犬に見せても同じように思うのだろうか。

「シェフ三ツ星フードトラック始めました」という映画をご存知だろうか。
まさかとは思うが観たことの無い方のためにざっくり説明すると、凄腕シェフがブロガーとの舌戦に敗退し職を追われるが、キューバサンドの移動販売を始めると、息子のツイッター広告もあり大当たり。ボインで美人な元妻ともよりを戻し人生が順風満帆に進むという、何ともハートウォーミングなサクセスストーリーなのであるが、この映画の真骨頂はそのストーリーではない。とにかく、「美味そう」なのである。シェフ上映時点でキューバサンドなる食べ物を日本で扱う店など皆無だったろう。この映画に影響されたのかはわからないが、今では都内でも数店舗扱っているらしいと聞く。キューバサンドは、すごくざっくり言うとバターたっぷりのホットサンドなのだが、とにかく、食欲をこれでもかと刺激する映画なのだ。ネットでキューバサンドと検索すると、ほとんどが三ツ星フードトラックで見たキューバサンドという触れ込みになっている。もはや、深夜の井之頭五郎に匹敵する、誘い飯動画なのである。

さて、この映画で観たキューバサンドをどうしても忘れられなかったぼくは、アメリカ旅行の際、洒落たキューバ料理屋に入り、キューバ音楽の生演奏を聴きながらキューバリブレを舐め、そしてこのキューバサンドを食べた。期待値が沸騰していたためか、正直、そこまでうまくなかった。

というわけで、サンド熱はアメリカ大陸に置き去りにしてきたわけだが、最近作ったサンドウィッチのおかげで再度これをホットサンドにする事を画策しているわけである。
タコスと併せて、このサンドウィッチもクオリティを上げて行きたい。
今後、このブログにて随時報告していくので、よろしくお願い申し上げる次第である。

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