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【ライブメモ】アンスリューム定期公演 『梅雨だけど赤羽は夏!?恋の糖度は急上昇!!公演』at 赤羽ReNYα 2022.06.23

僕がアンスリュームの定期公演に参加するのは、今年の5月にグループが新体制に移行してから今回が初めてだ。今日の定期公演が新体制に移行してから2回目となる。

勢いでチケットを取ったものの、初めて新体制を目の当たりにすることに緊張していた。

公演データ


■日時 2022年6月23日㈭
■会場 赤羽ReNYα
■時間 OPEN 19:00 / START 19:30
■料金 ・優先¥3,000
    ・一般¥1,000
    ※それぞれ+1D

■公演 梅雨だけど赤羽は夏!?恋の糖度は急上昇!!公演
■出演 アンスリューム(月埜ヒスイ、ちぎら、もなかこゆ、日色ゆづ)

■その他 『かがやけ!サンシャインマスカット』復活(セリフパート争奪マスカット早食い選手権開催)


公演


2021年の8月にアンスリュームの『一発逆転だいすろーるツアー』東京公演で赤羽ReNYに来たのが一番最初。
そして、1か月後の9月『赤羽ReNYよろしくおねがいします公演』を皮切りに、アンスリュームの定期公演などの場所が渋谷Rexからこの赤羽ReNYへと移ることになる。

2021年
  8月 全国ツアー『一発逆転だいすろーるツアー』東京公演 
  9月 定期公演『赤羽ReNYよろしくおねがいします公演』
10月 定期公演『アンスリューム大サーカス』
11月 定期公演『半月遅れのハロウィン🎃アンデッドアンス』
12月 定期公演『赤羽ReNY2021年ありがとう! 大事だよ?絶対来た方がいいよ公演』
2022年
  1月 定期公演『大大吉を掴め!2022年もよろリューム公演』
   主催公演『「え!ゲツヨウビ!?え!アカバネ!?え!センエン!?え!このスリーマン!?」』
   定期公演『ここは横浜!?Zepp横浜にきチャイナ!チャイナリューム公演』
  2月 定期公演『ときめき物語』
  3月 黒木いろ卒業記念公演『「ネバーランドに帰ります」〜さよならいろぴお元気で〜』

旧体制の赤羽での公演を全て列挙してみた。
もちろん全部参加しているので、これだけ赤羽に来ていたんだと思うとすこしだけ誇らしい気持ちになる。



さっそく今公演のセトリをざっと眺めてからライブメモへと移りたいと思います。

セットリスト

M0:SE
M1:アンスデーム
M2:神様共依存
M3:恋せよ!!ぱらぱら半チャーハン
MC
M4:かがやけ!サンシャインマスカットカット
MC
M5:レイニーダーリン
M6:まだまえるっ!!!!
M7:すすれ!ちゅるちゅる家系らーめん
M8:にゅーかおすっ!!!!
ENDMC

2022.06.23 セットリスト

入場


いままでフロア2段目の最前に陣取ることが多かったのだが、今日は運悪く既に最前が埋まってしまっていたので、2段目の2列目に位置を定めた。
もうさすがに2段目最前の良さが周知されてしまっているのだろう。
優先チケットを取っている人でも迷わず2段目の最前に行く人がいる。

しかしながら、2列目でちゃんと視界が開けているポジションが取れたのでひとまず安心。開演時間まで赤羽ReNYのフロアの空気を身体に馴染ませる。

定位置についてから気が付いたが、客層が以前とだいぶ変わっていることに気が付いた。メンバーが半分入れ替わっているんだからそれもそうかと、少しショックを受けながらもそう自身を納得させた。

開演

そしていよいよ現体制に移行して刷新されたSEが場内に流れはじめた。
新メンバーが今まさに上手の袖に控えているのかと思うと、
期待と不安と、これから新しいステージを目の当たりにするのかという高揚が入り混じる。

前半戦

1曲目、立ち位置でどの曲か分かってしまう。
『アンスデーム』は基本的に同じで、違いはメンバーそれぞれの自己紹介パートの部分。そこが新メン(もなかこゆちゃん、日色ゆづちゃん)のセリフに挿し変っているところが大きく違う部分。

2曲目は『神様共依存』。この楽曲は原曲にだいぶ手を入れる形でReMixしているし、ダンスの振りも全体的に刷新されている。
元々の振付の方が地下アイドルっぽくて僕は好みだけれど、今の振付はしっかり振りを付けました感があってちゃんとしている。ついつい昔の振りで身体が動いてしまう。

そのまま3曲目『恋せよ!!ぱらぱら半チャーハン』へとなだれ込み、フロアの温度が一気に上がる。僕はやっぱり、セリフパートの『カレーが食べたいねん』が『カレーが食べたいなあ』に挿し変っている現実を目の当たりにして、憑き物が落ち始めた気がしていた。

憑き物がパラパラと落ち始める、僕にとってその大きな要因となっているのはやはり黄色を引き継いだ形の日色ゆづちゃんの存在がとても大きい。

担当カラー黄色を自動追尾するという呪いを受けている僕にとって、ステージ上で元気に踊っているゆづちゃんにどうしても目がいくのだ。歌パートやセリフもゆづちゃんが引き継いでいる部分が多い。
今日の衣装は緑のメイド服だろうが!と突っ込まれそうだが、そうじゃない。
概念として黄色担当というだけで【気】を惹くのだ。

ありがたいことに、そんなゆづちゃんが今日僕に引導を渡してくれたと思っている。

MC1(マスカット早食い)

ここで一旦MC。
メンバー紹介のあと、今日はマスカットということで緑色のメイド服で統一しましたとのこと。

そして、いよいよこれからマスカットの早食い対決。

長テーブルがステージ上に運び込まれ、深めの紙皿の上にそれぞれ10個ずつマスカットが入っている。
このマスカットを早く食べ終わったメンバーがこのあと披露する『かがやけ!サンシャインマスカットカット』の落ちサビセリフパートを獲得するという流れだ。

決戦の火ぶたが落とされて間もなく、あっさりと勝ち名乗りを上げたのがちぎちゃんだった。
すかさず月ちゃんから「新メンにゆずれよ~」とツッコミが入る。

このままちぎちゃんがセリフパートを勝ち取るかに思えたのだが、
まだ口の中にマスカットが残っている(食べきっていない)ということで、ここで物言いが入る。

そんなちぎちゃんを横目にラストスパートをかけて勝利をもぎ取ったのが、もなかこゆちゃんだった。

やはり緑色担当なだけあって、緑色のものには強い!?

勝利者インタビューのあと、もなかこゆちゃん自ら曲振りをし、
いよいよ新生マスカットの披露!!

後半戦(1)

4曲目:『かがやけ!サンシャインマスカットカット』

マスカットは元々のを踏襲した形で、落ちサビでのセリフパートを今回の争奪戦でもなかこゆちゃんが獲得した形。もちろんセリフもオリジナルのものに今回変更された形だ。

ちなみにもなかこゆちゃんが考えてきたセリフは、、
「ずっとわたしだけを見ててよー!」でした。
可愛いですねえ。

MC2(マスカットの感想)

あらためてもなかこゆちゃんが考えてきたセリフを披露。
なんか恥ずかしそうに「ずっとわたしだけを見ててよー!」と言うこゆちゃん。

エピソードトークでは、新メンの二人(もなかこゆちゃん、日色ゆづちゃん)はなんと昨日振り入れをしたばかりということだった。
アンスに通っているオタクなら、「ああ、いつものことか」となる。

そして月ちゃんが「みんなもちゃんと踊れてたね~」とお褒めの言葉を頂きつつ、「みんなの方が(新メンより)踊ってるもんね」と続けた。

それもそのはず、この『かがやけ!サンシャインマスカットカット』は去年の7月に初出の楽曲。
なのでオタクは約1年間踊っていることになる。そりゃあ踊れますって。

後半戦(2)

5曲目:『レイニーダーリン』、この曲はライブ配信で初めて見て、
つきちゃんはまたとんでもない名曲を世に送り出したなと驚愕した一品。
ご存知『口下手ナイトメール』という怪物を世に出したつきちゃんがまたしてもとんでもない作品を産み落としたなとあらためて思うのです。



同じくつきちゃん作詞のアップテンポなナンバー『おどりゃんせ』ももちろん、今のアンスには欠かせない良曲だということは今更言及せずとも周知のとおりだろう。

しかし、つきちゃんの作詞がとんでもない化学反応を起こすのはこうしたスローテンポでムードのある楽曲だといえる。

青春の甘酸っぱさと大人の色気が混在した何とも絶妙なラインを突いてくる、けれどちゃんとアイドル楽曲として仕上がっているのがたまらなくツボだ。
僕はもっともっととせがみたくなるぐらいつきちゃんの作詞の才能に惚れ込んでいる。

『レイニーダーリン』はもったいぶらずにさっさと配信するように!


6曲目:『まだまえるっ!!!!』は、本当にkatz(アンスのサウンドP)さんっぽいなと思わせる楽曲。イコールアンスリュームらしい楽曲ともいえる。
しっかり沸ける方向に仕込まれた曲で、またアンスの楽曲クレジットに核弾頭が1つ増えたなという印象。

メンバー4人ともステージを所狭しと動き回りながら歌い、最後のアンスリュームキャノンへと繋げる。
このアンスリュームキャノンの部分は、戦隊モノの必殺技を思わせる4人のフォーメーションがカッコいい。
それにこういうアソビを曲の中に容易く放り込んでくるのがアンスリュームらしい。
この楽曲のジャンルってなんだろうとかそういうことを考えるのがアホらしくなる出来栄えだ。

7曲目:かと思えば続くこの『すすれ!ちゅるちゅる家系らーめん』も同じかもしくはそれ以上の破壊力を見せている楽曲。

この『すすれ』も例に漏れず制作陣が豪華。

作曲 katz 編曲 RYO-P 作詞 ちぎら / katz

まるでアンスリュームの出汁を濃縮して煮詰めたような濃厚スープだ。

特にサビが中毒を起こすんじゃないかっていうぐらい、
ひたすら「らーめんらーめん」と言わせ、そこに初見でもすぐ真似できてしまう分かりやすい振りが合わさる。
本当に簡単でただただ箸で麺を上げる動作を繰り返す、これだけだ。けれどこれが楽しい。

メンバー4人の熱量もびしびしと伝わってきて、それにつられて一生懸命箸を持った手を上下させていることにふと気が付く。


8曲目:『にゅーかおすっ!!!!』はもうラス曲定番中の定番。
どんな会場でも確実に盛り上がるし、そもそも僕はこの楽曲でアンスリュームというグループを知ることができたので思い入れの強い楽曲の1つ。

けれどそろそろこの楽曲を少しのあいだ封印してみるのも1つの選択肢としてアリなんだろうなと思う。
今日6曲目と7曲目にクレジットされている『まだまえるっ!!!!』や『すすれ!ちゅるちゅる家系らーめん』の方が今のアンスリュームのカラーに合っているからだ。

この『にゅーかおすっ!!!!』は前体制の色を強く残し過ぎる。それぐらい狂気を帯びた魔力の強い楽曲。それ程に魅力的で強い楽曲。
しばらく寝かせて徐々に魔力を弱らせるこも必要なのかなと今は思う。

全体を通して、定期公演らしく王道の流れを崩さずフルコンタクトのセトリだった。まあ、まだ今現在の持ち曲が10曲弱なので、「おっ!」と思わせるセトリを組んでくるのは新たな新メンバーが加入したあとになるのかなと予想してみる。

付け加えて、新メンバーの2人がとてもナチュラルにアンスリュームとして溶け込んでいる印象を受けた。
そんな新しいアンスリュームを今日この1時間ずっと眺めていて、
「これが今のアンスリューム」なんだよなと何度も心の中で呟いた。

ENDMC

最後に今後のお知らせが発表されました。
こちらが詳細になります。

たしかに忘れかけていたけれど、夏にもう1人新メンバーが加入するという事実。いったいどんなツアーになるのか注目していきたい。


終演後特典会

せっかく久しぶりに元主現場に来たのだからということで、特典会にも参加してきました。

最近いろんな現場を回っていて、こうして久しぶりにアンスリュームの特典会に参加して思ったのは、

「特典会列長い!」

でした。

ちぎちゃんの列に並んだのですが、大体30分弱並びました。
改めてこれが人気メンの列だよな~と思ったし、
アンスが主現場だった3月まではむしろこれぐらい並ぶのが普通だと思っていた。

僕の推しメンがアンスリュームから卒業し主現場がお休み状態に入ると同時に、僕は自分の居場所を求めてどんどんどんどん地下に潜っていくことになるわけです。
そうすると、そもそも特典会で列が形成されているということ自体が普通ではないということを知りました。もっというと、特典会に人が全く来ないというのを目にすることがけして珍しくない…。


さて、そんなちぎらちゃんと久しぶりにお話しさせてもらいました。
満面の笑顔で「ひさしぶり~っ」と言ってくれて。覚えていてくれて嬉しいなの気持ちでした。
そして僕がいろちゃんを推していたことも覚えていてくれて、いろちゃんの話しをちぎちゃんから振ってくれたので少しだけそのこともお話ししました。

たった2か月間会わなかっただけなのに、なんだか懐かしくもあり少し気恥ずかしい感じもあって、例えると全然帰ってなかった地元に帰省したら何年も会っていなかった友人にばったり遭って、すれ違いざまに数十秒だけ話した。そういうシチュエーションみたいでした。
なにより元気そうな顔を見れたのが本当によかった。

いま僕が出入りしている界隈と比べれば1チェキで話せる時間は明らかに短い(たぶん半分ぐらい)。
ちぎちゃんの接触対応がめちゃくちゃ良いから余計になのかもしれませんが、けれどこれまでの関係性や積み重ねた思い出などの厚みがある分、数十秒で満足感はすごくありました。
思わぬところでお薬処方されちゃったな。

さいごに

2か月ぐらい現場に行っていなくても、曲が流れると身体はしっかり覚えているもので、現体制になってから披露された新曲を除いた楽曲はちゃんと振りコピができました。記憶というのは凄いですね。
今回折よく『マスカット』の復活という記念日に立ち会えたことも含め、新しいアンスリュームを存分に堪能できました。

メンバーの入れ替えがあり新体制に移行したが、
やはりアンスリュームというグループ自体(運営陣も含め)がもっているポテンシャルというのは依然として高い。という印象を今回あらためて感じた。
そういったポテンシャルの高さから生み出されるモノと、観に来るお客さんのニーズがもっと合致してくるとさらにもう1つ上のウェーヴを起こせるような気がしました。

これにてライブメモは終わりとなります。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。



万が一サポートして頂けるような神がいらっしゃいましたら、取材費としてありがたく使わせていただきます。