見出し画像

【ライブメモ】『B.U.D vol.34』〜Beautiful unique Dream〜 at 新宿HEIST 2022.07.31

土日の恒例イベント?になりつつある『B.U.D 〜Beautiful unique Dream〜』。今回はPOMÜMさんとLogiNeoNさんのツーマン、そしてグループ同士で衣装交換、更に各組40分尺のロングセトリとあっては行かない理由が見つからない。

HEISTが入るビルには他にもSCIENCEがあったり、路地を挟んですぐ隣のビルにはHOLIDAY SHINJUKUなどが居を構えている。

まだ午前中にもかかわらず、折からの炎天下で歌舞伎町を歩いているだけで汗が噴き出してくる。この灼熱地獄から逃れるように足早に地下2階のHEISTへと降りた。

果たして今日はどんな美しくもユニークな夢を見させてくれるのだろうか。夢の扉をひらく。

ライブデータ

■日時 2022年7月31日 日曜日
■会場 新宿HEIST
■時間 OPEN 11:00 / START 11:20
■料金 ・前売¥2,500 ・当日¥3,000
    ※それぞれ+1D

■公演 『B.U.D vol.34』〜Beautiful unique Dream〜
■出演 POMÜM ※葉月虹ちゃん欠席/LogiNeoN

■その他 POMÜMとLogiNeoNの衣装チェンジ公演
     LogiNeoN入場特典:集合チェキ
     

ライブメモ

衣装チェンジ予想

ライブ前日にそれぞれのグループの衣装チェンジ予想をしておきました。

※表記は(本来のメンバーカラー)→予想色の順

LogiNeoN:
紅葉るうちゃん(赤)→ピンク
海月ゆらちゃん(青)→青
天海ひさかちゃん(水色)→黄

POMÜM:
真白ひなちゃん(白)→赤
白浜さやちゃん(黄)→水色
泉水れいちゃん(赤)→ピンク
彩波ナホちゃん(青)→青
宇佐美さくらちゃん(ピンク)→紫

LogiNeoN

いつもならLogiNeoNの情緒的な水音SEで登場するのだけれど、今日は衣装と同じくPOMÜMのSEでステージ上へ。

メンバーが登場してすぐに、衣装の予想が全然外れていることに気が付いて軽くショックを受けるものの、ポムム衣装に身を包んだ3人が3人とも可愛くて、予想が外れたショックなんてあっという間に上書きされた。

LogiNeoNの持ち曲を1曲目から披露しMCへ。
今日は衣装チェンジとあって、普段よりも撮影陣が圧倒的に多くステージ前方は熱気を帯びていた。それをMCで軽く弄られたりしつつ和やかにMCが進む。

後半戦は、事前にメンバーから予告されていたとおり一人ずつソロでカバー曲を披露。

セトリ順で、紅葉るうちゃんが『わたしの首領』(石野真子)、海月ゆらちゃんは『メロンソーダ』(夢見るアドレセンス)、天海ひさかちゃんの『あたしの残りぜんぶあげる』(まねきケチャ)をそれぞれ歌った。

MC明け1曲目紅葉るうちゃんが石野真子さんの名曲『わたしの首領』を披露。るうちゃんといえば昭和アイドル好きを公言しているほどで、この時代のアイドルソングに造詣が深い。

そんなるうちゃん、昭和アイドルが憑依したかのような佇まいで、HEISTのステージを昭和歌謡の雰囲気に染め上げた。
スポットライトを浴び、朗々と『わたしの首領』を歌い上げるるうちゃんはどこか大人びた表情と、ポムムさんの衣装の可愛さも相まってどこか幼さも同居したような、不思議な魅力を帯びていた。アイドルってすごい。

次にゆらちゃんが夏の王道アイドルソングともいえる夢アドさんの『メロンソーダ』を爽やかに、可愛く熱唱してくれた。

ただでさえゆらちゃんのスカート姿を生で拝めているだけで眼福ものなのだが、それに輪をかけるようにこの『メロンソーダ』の可愛い振り付けがハマる。サビ部分の振り付けが飛びそうで必死に思い出そうとしている表情が可愛かった。いや、ほんとね普段ボーイッシュに振っている子がスカート履いて恥ずかしそうにしている姿とか可愛いに決まってるじゃないですか!カッコいい⇔可愛いの振り幅おばけの名は伊達じゃない。


さいごにひさかちゃんがこれまた名曲中の名曲、まねきさんの『あたしの残りぜんぶあげる』を披露。
色んなジャンルの音楽を知っているひさかちゃんはたくさん曲の引き出しを持っている。こういうときに引き出しの多さがものを言う。

そして、こういう難しい歌を歌わせたら表現力も含めメンバーのなかで一番上手いんじゃないだろうか。詞の内容もさることながら普段なかなか見る機会が無いひさかちゃんの大人っぽい表情を堪能でき大満足でした。

全てのカバー曲が披露されたあと、フロアの後方から「助けて~~」という聞き覚えのある声が聞こえてきた。るうちゃんだ。

自分の出番が終わった後に、このカバー曲披露を携帯に収めるべくフロア後方に用意されていた脚立に上り撮影をしていたるうちゃんが脚立からひとりで降りれなくなり助けを呼んでいた。か、かわいい・・・。なんて可愛いんだ・・・。

助けを呼ぶ声を聞き、楽屋に控えていたゆらちゃんがすかさず出てきて、るうちゃんに手を貸し無事脚立から降りることができた。

後になって後悔したのだけれど、あんなに困った表情のるうちゃんこそカメラに収めておく価値のあるシャッターチャンスだったのではと、悔しくて枕を濡らす勢いだ。

余すところなく楽しめた40分間でした。最後にセットリストをどうぞ。

M0:SE(POMÜM)
M1:Positive+Connect
M2:パラレリアル
M3:閃光ランナー
MC
M4:わたしの首領(石野真子)
M5:メロンソーダ(夢見るアドレセンス)
M6:あたしの残りぜんぶあげる(まねきケチャ)
M7:Positive+Connect
ENDMC

LogiNeoNセットリスト 2022.07.31

セットリスト全体をとおしてみてみると、1曲目~3曲目はいつも通りの進行でラス曲に『Positive+Connect』。
今日は衣装交換ということで”可愛い”に振った衣装に身を包みながらLogiNeoNの楽曲を披露しているのを見ていて、1曲ぐらいポップな曲がロジ㌠にあってもいいなと思いました。新曲はまだか・・・ぐぬぬ。


ともあれこうしてレアな衣装姿も見ることが出来てとてもハッピーな40分間でした。普段はクールでカッコいい衣装の3人ですが、こうしてポップで可愛い衣装を着ているとアイドル感マシマシですね。ほんと可愛いです。


POMÜM

今日のトリPOMÜMさんは先程のLogiNeoNと同様にSEを交換しての登場。
そしてなんといっても楽しみにしていたのが、LogiNeoNの全衣装5着を同時に観る機会が遂にやってきたこと。

LogiNeoNのSEと共に登場する5人。僕はLogiNeoN初期の5人が揃った姿を生で見たことがないので、赤、青、水色、紫、ピンクの5色全部揃ったロジの衣装を見て感動してしまった。

肝心のステージはというと、このHEISTの狭っこいステージで5人がよくぶつからずにすれ違ってフォーメーションチェンジできるなといつも感心する。

そんなポムムさんもなんだかんだ通算すると結構な回数ライブを観てきたので、ようやく最近メンバーの顔と名前が一致する様になってきたし、楽曲もほぼほぼ全部分かるようになってきました。

なので、今回初めてポムムさんのセットリストも書き出してみました。

M0:SE(LogiNeoN)
M1:フルーツバスケット・ケース
M2:りーぷひゅぴしゅ!
M3:melt melt
MC
M4:WE ARE POMÜM
M5:キスして!×××
M6:フルーツ・バスケット・ケース
M7:会いたいエニタイム
ENDMC

POMÜMセットリスト 2022.07.31

ポムムさんの楽曲のうち3曲(フルーツバスケット・ケース、りーぷひゅぴしゅ!、melt melt)は公式のYoutubeチャンネルでMVが配信されていて視聴が可能なのですが、それ以外の楽曲を聴く術がライブを観に行く以外現状ないっぽいです。

できれば音源のみでも充分なのでサブスク配信で全楽曲聴きたいですね。

公開されているMV3曲以外の正式な曲名を検索していて判明したのですが、
毎回のライブのセットリストを記録しているファンの方も見当たらなく、なので全ての楽曲名の正式な表記を発掘するのに今回かなり骨が折れました。

あの日のあのライブはどうしてこういうセトリを組んだのかな?とか僕は気になる方なので、セットリスト出来れば公式で毎回残しておいてもらえると本当は有難い・・・。
更に欲を言えば、歌詞が見たい!歌詞を読んで楽曲にもっと感情移入したい。


衣装チェンジの答え合わせ

※表記は本来のメンバーカラー→予想→結果という順番です。

結果はこうなりました。

LogiNeoN:
紅葉るうちゃん(赤)→ピンク→(赤)
海月ゆらちゃん(青)→青→(黄)
天海ひさかちゃん(水色)→黄→(ピンク)

POMÜM:
真白ひなちゃん(白)→赤→(ピンク)
白浜さやちゃん(黄)→水色→(赤)
泉水れいちゃん(赤)→ピンク→(紫)
彩波ナホちゃん(青)→青→(青)
宇佐美さくらちゃん(ピンク)→紫→(水色)

ここまで外すか?というぐらい全然当たりませんでした。ポムムさんはまだしも、お前ちゃんと普段からロジメンバーのこと見てるんか?と責められてもおかしくないぐらいに気持ちのよい外しっぷり。

とはいえグループ内シャッフルだとパターンが限られて簡単すぎるので、これぐらい難しい方が予想しがいもありますね。楽しかったです。

終演後特典会

次の現場の開場時間まで残り30分を切りそうだったので、入場特典の囲みと紅葉るうちゃんのソロチェキ1枚だけを撮って、お喋りして足早に会場を後にしました。
せっかくの衣装チェンジだったから、後ろの現場予定が詰まっていなければもう少しゆっくりしたかったのですが仕方ないですね。DDの宿命というやつです。

今回もさいごまでお読みいただきありがとうございました。
ではまた。



アフタートーク

今回衣装からグループコンセプト、楽曲のジャンルまで全く違う2つのグループがこうしてツーマンを開催したので、この2グループを比較して持ち曲の重要性を少し考えたい。

LogiNeoNとPOMÜM、2グループがそれぞれ40分の枠でセットリストを組んできて対照的だったのが、やはり40分(ワンマンが出来るギリギリの尺)をオリジナル楽曲だけで通せるか通せないかの違いだ。

LogiNeoNはオリジナル曲がSEを除いて今現在4曲あり、そのうち1曲は封印されいる(虧月)ので実質3曲でやりくりしないといけない状態がしばらく続いている。

対照的に、今回初めてPOMÜMさんのセトリを書き起こしてみましたが、全編オリジナル楽曲で組んでいるとやはりそこにストーリー性が見えてくる。

ストーリー性が見えてくるし、グループコンセプトに沿った楽曲が6曲並んでいるとそれだけで全体の統一感も出て、取り込みたいファン層や見て欲しい部分が明確に提示できる。これは強み。

ここにユニット曲やソロ曲なんかが加わってくると更にグループに厚みがましてくるので、6人という人数が大いに活かせてくる。

LogiNeoNは今月8月27日でデビュー1周年を迎える。みんなが待ち望んでいるであろう新曲の追加も含め、そろそろこの辺りでグループとしての新たなビジョンを示せると1つ壁を越えられそうな気が僕はしている。裏を返せばそれぐらいこの1周年に期待している。

それぞれのメンバーにとっても、(マーケティングと戦略→楽曲制作)→レコーディング→振り入れ→ライブ→ファンからの評価→(マーケティングと戦略)、、、というフローを1つでも多く経験することはそのまま個人ひいてはグループ全体のレベルアップにつながっていくハズ。
※マーケティングと戦略、楽曲制作は運営やプロデュサーの職域なのでカッコ付き

グループの成長曲線は、前述のサイクルを遅すぎず早すぎずファンが付いてこれるギリギリの絶妙なスピード感で的確に回すことが重要だと思っていて、
魅力的な対バンをブッキングする(にブッキングされる)、特典会が飽きない、接触が楽しい、顔ランが高い、衣装が可愛い、物販の値段やチケット代が適正などなど、これらの要素もグループを大きくしていくには欠かせないものだと思うけれど、こと持ち曲の重要性というトピックに絞るとコアとなるのは上述のフローを的確に回すことだ。

LogiNeoNはこの1年間をオリジナル曲4つだけでやり繰りしてきたんだからもう充分頑張ってるよメンバーは・・・。そろそろ頼む!新曲!新曲入れてくれ~~。

ライブメモにこんな暑苦しいこと書くなよと自分でも思うけれど、日頃のメンバーの頑張りを見ていて書かずにはいられないでしょうよ・・・。

万が一サポートして頂けるような神がいらっしゃいましたら、取材費としてありがたく使わせていただきます。