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【あなたも荒川放水路博士!クイズラリー】総距離80km超のスタンプラリーを2日間で歩いてみた件【前編】

夏休みといえばスタンプラリー、スタンプラリーといえば夏休みと言っても過言ではないぐらい夏が近づくと各地で大小さまざまなスタンプラリーが開催されている。

ひと昔前はこどもを対象としたものが大多数だった印象だけれど、近年は親子で一緒に楽しめるものや始めから大人を対象としたイベントも数多く開催されるようになった。

今夏お子さんと一緒にスタンプラリーを巡ったり、友人や仲間と一緒に周ったという人も沢山いるんじゃないかなと思います。


スタンプラリーやってますか?

どうも、普段から散歩やサイクリングを趣味としていて、日頃から関東近郊をうろうろしている者です。

【あなたも荒川放水路博士!クイズラリー】

表題のとおり今回このスタンプラリーに挑戦してみたのですが、やってみようと思ったきっかけはシンプルで、散歩をするついでの調味料になるからです。

歩くという行為がそもそも好きなんですよねー。

半年ぐらい前には散歩のついでに一日で山手線を1週まるまる歩いてみようという企画をやってみたり、

サイクリングをしながら通称 荒川サイクリングロード(荒川に整備されている緊急用河川敷道路)を端から端まで走ったりと、

最近はもっぱら散歩やサイクリングのついでに何かを付け足して一緒に楽しむ、そういったことをライフワークの1つとしています。

そして今回、日頃からよく足を運ぶ埼玉県と東京を流れる荒川下流域にスポットが当たったスタンプラリーに目が留まったので、これは渡りに舟だとばかりに飛びついたという訳です。

私は自分のペースかつ低予算で続けられるこれらの趣味(散歩やサイクリング)がとても性に合っていると感じているので、それこそ死ぬまで続けたいと常々思っています。

なのでこうやってついでにゴール設定や目標を定めながら散歩やサイクリングに常に新しい刺激を加えつつマンネリを防止しようというわけです。

【あなたも荒川放水路博士!クイズラリー】の概要

この【あなたも荒川放水路博士!クイズラリー】という催しはパンフレットにも記載されているとおり、荒川放水路通水100周年の記念企画として開催されています。

「あなたも荒川放水路博士!クイズラリー」概要

開催期間は2024年5月30日~10月31日までの5ヶ月間となっています。

イベントの詳細は上記リンクから確認してみて欲しいのですが参加してスタンプを集めるといくつかの賞品に応募ができます。

そのなかでも目玉賞品が岩淵水門操作体験&災害対策室見学(毎月先着3名)と、災害対策支援船の乗船体験(毎月先着25名)となっています。

私は参加賞とクイズコンプリート賞に設定されている水門カードが欲しかったので目玉賞品は今のところスルー(応募期限内に気が変わったら応募するかも)。

スタンプは1つのチェックポイントで10スタンプ獲得出来ます。クイズが出題されるチェックポイントでクイズに正解すると20スタンプが獲得できます。

※クイズは3択で出題され、たとえ回答が不正解でも何度でもチャレンジ可能です。

各体験応募にはそれぞれ100スタンプ、参加賞の赤・青水門カード(通常Ver)も100スタンプで大丈夫なので、効率よく周るならクイズが出題されるチェックポイントだけを周ると効率が良いです。

そしてクイズコンプリート賞は320ポイントが必要になります。クイズが出題されるチェックポイントのみ回った場合、16地点でコンプリート賞の青水門カード(レアVer)に応募が可能となります。

さて、スタンプの集め方なのですがこのイベントの公式LINEに登録するのが前提となります。

スタンプ取得可能位置まで到達したら、LINEのトーク画面上でGPS情報を送信するとその場所に応じたスタンプがゲットでき賞品応募に必要なポイントがその都度加算されていくという流れです。

公式のトーク画面

上記画像が実際のLINEトーク画面になるのですが、欲しい情報がとても判りやすい形で並べられていてストレス無くチェックポイントでのGPSの送信や情報の取得ができました。

チェックポイントをいくつも周ってトーク画面上で何回も同じ操作を繰り返すのでストレスのないUI(ユーザインタフェース)は非常に助かります。


全工程を2日間に分けてみた

スタンプラリーの範囲は荒川河口のゼロkm地点付近から、上流方面は東京都板橋区と埼玉県戸田市に架かる笹目橋の周辺までとなっています。

スタンプラリー全チェックポイント

おおまかに全てのチェックポイントを通るように全長を測ると80km前後ということが判ったのでなるべく半分の40kmぐらいになるように行程を2つに分けることにしました。

こうすれば2日間あれば全部のポイントを徒歩で周ることができるからです。

ちょうど半分ずつになるように色々と考えて2日間の起点となる橋を決めました。それが東京の荒川区と足立区を結んでいる西新井橋という橋です。

この西新井橋を起点として東側と西側というふうに分けるとチェックポイントの数と歩く距離がちょうど良い具合に2等分できるからです。

今回の記事は前半戦(荒川の東側)を攻めた日のレポートとなります。画像が多くて少し読みにくい部分があるとは思いますがどうぞお付き合いください。

そして、これからこのスタンプラリーに挑戦する人の何かの参考になれば幸いです。

※イベントの正式名称ではクイズラリーとなっていますが、このテキスト内では便宜上スタンプラリーと記述させていただきます。


スタンプラリー挑戦当日(1日目)

今日はイベント全行程半分の黄色で囲ったスタンプ(チェックポイント)を全て取りに行くのが目的です。

荒川沿いに赤色のピンが立っている地点がスタンプの取れる場所です

午前11時40分頃
それでは黄色で囲った上端のチェックポイント付近、足立区側西新井橋のたもとから河川敷に下りてスタンプラリー前半戦スタートです。

西新井橋北詰下近辺

当日は梅雨が明けてすぐぐらいに歩きに行ったので河川敷はびっくりするぐらい暑い日でした。

⑪いつでもどこでもゴミ拾い(看板)

午後12時00分
1つ目は西新井橋の左岸側にあるチェックポイントから着手。ここのスタンプを取得した時点でもう後戻りはできないぞ!と心のなかで退路を断つ覚悟が決まる瞬間。

⑪いつでもどこでもゴミ拾い(看板)

先はまだまだ長いので次のポイントへと足早に進みます。

⑩いつでもどこでもゴミ拾い(看板)

午後12時19分
2つ目のチェックポイントに到着。

1つ目と2つ目のポイントともこのいつでもどこでもゴミ拾い(看板)という名称の場所なのですが、なんのこっちゃだと思うので(私もこのスタンプラリーをやるまで知りませんでした)簡単にこのいつでもどこでもゴミ拾い(看板)の説明をさせていただきます。

⑩いつでもどこでもゴミ拾い(看板)

いつでもどこでもゴミ拾いという場所は河川敷のゴミ拾いを支援する仕組みらしく、この専用集積場所などで配布している専用のゴミ袋に河川敷で拾ったゴミを集めてこの看板の下に集積するという場所。

今回スタンプラリーを歩いていて凄いなと思ったのが、区や市の別なく荒川下流域に隣接する各自治体管轄で横断的にこのいつでもどこでもゴミ拾いの看板が立てられ、ゴミ袋配布からゴミ回収までの流れが各自治体で運用されていることでした。

【小菅之景】荒川之下流三十景その十四

午後12時22分
続いてのスポットは荒川之下流三十景というお触れ書き風の看板が立てられています。

【小菅之景】荒川之下流三十景その十四

ここはその三十景のうちの十四番目ということになるのでしょう。看板にはこの小菅周辺の見所がコミカルな絵とともに描かれていて、さながら観光MAPといったところでしょうか。じっくり見てみると意外な発見もありそうです。

【クイズ】堀切菖蒲園

午後12時54分
次のスポットはGPS情報を送信するとクイズが出題される設定になっている堀切菖蒲園です。

堀切菖蒲園

堀切菖蒲園には初めて来たし、入園料もかからないようだったので園内の菖蒲を見て回ろうと園内に入ったのですが見頃が過ぎていたのと、折からの暑さでどの菖蒲も元気が無かったのが残念でした。

全体的に元気がなかった

もし次来るなら春先の見頃に訪れてみたいですね。

花菖蒲の主な系統

今日は残念ながら花菖蒲が咲いている姿は見ることが叶わなかったのですが、ちゃんと花菖蒲の知識を得てから園を後にしました。

【クイズ】堀切菖蒲水門

午後1時19分
堀切菖蒲園を後にしてまた河川敷方面へと歩みを進めると、次のクイズSPOTが見えてきました。

【クイズ】堀切菖蒲水門

中川に設置されている堀切菖蒲水門です。水門の上に立っている構造物が印象的な形をしているので、以前から良く知っている場所でもあります。

サクッとクイズに回答して次に進みます。

【堀切之景】荒川之下流三十景その十二

午後1時28分
先ほどと同じ立て看板が土手の上に立っていて、真ん中の絵が今度は堀切周辺の地図になっています。

【堀切之景】荒川之下流三十景その十二


【四つ木之景】荒川之下流三十景その十

午後1時56分
ちょうどこの【四つ木之景】の土手上(天端)がスカイツリーが真正面に見えて、一番写真映えすると思います。

【四つ木之景】荒川之下流三十景その十

そして先程から画像を見ていてわかるように看板の下に必ずこのスタンプラリーの案内が掲出されています。

上平井水門上流側から

中川に架かる立派な上平井水門が見えてくると次のチェックポイントはもうすぐそこです。

【新小岩之景】荒川之下流三十景その八

午後2時23分
サクサクと荒川之下流三十景をクリアしていきます。

【新小岩之景】荒川之下流三十景その八

この日は本当に暑くて河川敷を半裸で歩いている人がとても多くて、かりんとうみたいに真っ黒に焼けてる人とかは東京の紫外線でどうやったらあんなに黒くなれるんだろうか、、、。

【新小岩之景】を過ぎて少し歩くとお気に入りの構造物が見えてきます。

首都高小松川IC

小松川ICのところのこの線が集合していく感じがとても好きで、通る度に写真に収めています。

他にも首都高線が集合しているポイントって都内に数多くあると思いますが、夜の浜崎橋JCTも下から見るとイイ感じに集合分散していて好きな場所です。

【船堀之景】荒川之下流三十景その六

午後2時57分
船堀の手前辺りから頭上を首都高が走っていて、そのおかげで日陰を歩くことができました。これでかなり体力の消耗を抑えることができたと思います。

【船堀之景】荒川之下流三十景その六

ちょうどこの【船堀之景】の立て看板の対面辺りに江戸川ボートレース場があるのですが、この日もレースが開催されていてエンジン音とともに水面を疾走するボートが見えていました。

この辺は荒川の河川敷と平行に中川が河口付近までずっと流れているのですが、この江戸川ボートレース場は中川をそのまま使っていて結構めずらしいボートレース場なんじゃないでしょうか。

【西葛西之景】荒川之下流三十景その四

午後3時24分
いよいよ左岸側のチェックポイントもここを含め残り2つになってきました。

【西葛西之景】荒川之下流三十景その四

お昼前から出発してここまでまだ食事を摂っていないのでそろそろお腹が空いてきました。

ひたすら真っすぐ続く首都高下

さっきからずっと首都高下をてくてく歩いているのですが、こんな感じのどこかアポカリプス感のある風景が続きます。

【臨海之景】荒川之下流三十景その二

午後3時48分
このチェックポイントで左岸側は終わりです。

【臨海之景】荒川之下流三十景その二

折り返しということもありキリが良かったので、ここに座って遠くに見える東京ゲートブリッジを見ながら持参してきたおにぎりを食べました。

私の汗と海風もあいまっておにぎりがいつもより少しだけ塩っぱく感じました。

そうそう、ちなみに呪術廻戦2期のEDで五条と夏油が歩いていた場所がちょうどこのすぐ近くです。


さてこれで左岸側のチェックポイントは全て取り終えたので、いよいよ荒川右岸のスタンプを取るために橋を渡ります。

荒川左岸の突端から少し道を戻って清砂大橋を右岸側へと渡ります。

首都高下から清砂大橋へ

アポカリプス感のある首都高下から清砂大橋の歩道にそのまま接続できたのでとても歩きやすかったです。

【新砂之景】荒川之下流三十景その一

清砂大橋を左岸側から

午後4時25分
清砂大橋を渡って土手を河口方面へ行くと右岸1つ目のチェックポイントが現れます。

【新砂之景】荒川之下流三十景その一

ちょうど看板の後方、道路を挟んで雑木林の手前に小さく映っている青い長方形の物体が荒川右岸のゼロkmポストです。偶然映り込んでいました。

荒川之下流三十景その一看板

そしてこの荒川之三十景の一番目の立て札ということもあり、記念に案内図を近くで撮影してみました。

ご覧のとおり本当に詳細にそしてコミカルに周辺地域が案内されていて、この三十景全てが掲載されている観光MAPやWEBページがあったらいいのになと感じました。

あと、この看板から更に河口側に歩いていくと下水道局のプラントが見えてくるのですが、ここに夜訪れるとプラントの夜景がとても綺麗です。

別日に撮ったプラントの写真です


①‐1いつでもどこでもゴミ拾い(看板)

午後4時32分
続いて右岸最初のゴミ拾い看板へ向かいます。三十景から結構近いです。

ちょうどこのチェックポイントに来た時に維持管理の方たちが草刈り作業の最中でした。

①‐1いつでもどこでもゴミ拾い(看板)

夏場に河川敷に居るとあちこちで草刈り作業中の光景を見かけるのですが、この炎天下のなか本当にいつも頭が下がります。

このチェックポイントのすぐ近くに立派な全天候型の陸上トラックがあって、その近くのベンチに腰掛けて水分補給がてら少し休憩をしました。

①‐2いつでもどこでもゴミ拾い(看板)

午後5時0分
1つ前の①‐1とこの①‐2だけ場所がすごく近くて得した気分になります。

①‐2いつでもどこでもゴミ拾い(看板)


【東砂之景】荒川之下流三十景その三

午後5時22分
先ほどずーっと歩いてきた左岸側の首都高が綺麗に見えます。

【東砂之景】荒川之下流三十景その三

この左岸河川敷に沿って走る首都高C2は夕暮れ時に葛西JCTの方から江北JCT方面へ走っていると周りに高い建物が無くて天気の良い日は夕焼けが綺麗ですよね。

【クイズ】荒川ロックゲート

午後5時28分
写真右側に映っている外階段を上まで登っていくとかなり見晴らしが良くオススメのスポットです。

【クイズ】荒川ロックゲート

他にもロックゲートの名の通り旧中川との接続に使用されており、船がこのロックゲートを行き来する際にゲートの前で両河川の水位を合わせてから船の航行がされている光景を見ることも出来ます。

ロックゲートの旧中川との接続部分

自転車でもロックゲート前には良く訪れるのですが、休憩がてら通船の一連の動作をぼーっと見ていると結構面白いです。

ロックゲートの原理を頭では解っているつもりでも、実際に目の前で水位が動いて船が通船するのを見ると感動します。

【クイズ】江東区中川船番所資料館

午後5時53分
こちらは私が到着した時間が遅く、既に閉館時間になってしまっていました。

【クイズ】江東区中川船番所資料館

せめてどんな展示をしているのか確認しておこうと思い、施設のHPを見に行ったらちょうど荒川放水路に関する特別展が開催中でした。

展示期間が2024年9月19日(木) ~2025年1月19日(日)までと結構長いので機会があればまたここに足を運んで展示を見てみようと思いました。

【クイズ】旧中川・川の駅

午後5時55分
道路を挟んで江東区中川船番所資料館のすぐ目と鼻の先にあるのがこの旧中川・川の駅です。

【クイズ】旧中川・川の駅

東屋風の休憩スペースや自動販売機などがあって、ベンチに座って少し休憩しながら次の目的地を地図で確認します。

【クイズ】大島小松川公園

午後6時4分
公園入口のキャラクターが可愛いでおなじみの大島小松川公園

公園入口

ここ大島小松川公園には初めて訪れたのですが、かなり広々とした敷地で各種運動場から広場まである複合公共施設といったところでしょうか。

広場はとても広々としていて下草がしっかり整備されている

特にこの原っぱを囲むように遊歩道が整備されているのですが、近所にあったら散歩にランニングに大活躍するだろうなと羨ましくなりました。

【小松川之景】荒川之下流三十景その五

午後6時20分
大島小松川公園を後にして次のチェックポイントへと急ぎます。日が暮れ始めました。

【小松川之景】荒川之下流三十景その五

夕焼けに染まる土手ってなんでこんなに哀愁を誘うんでしょうね。また、自然に囲まれた右岸側と対象的に左岸側の無機質な首都高とのコントラストが印象的です。

【平井之景】荒川之下流三十景その七

午後6時45分
この辺りから明らかに土手の向こう側に日がどんどん落ちていくのを感じつつ歩いていました。

【平井之景】荒川之下流三十景その七

それにしても私は疲れてくるとそれに比例してどんどん写真の撮り方が雑になってくるのがわかる。こうして改めて編集していると特に粗が目についてしまう。

なので、最初から最後までちゃんとした構図で綺麗な写真をアップしている耐久系のレポートに出会うと凄いなと思うし、そのモチベーションの維持をどうしているのかとても気になります。

鉄塔と夕景

そんなことを考えながら住宅地に佇む鉄塔格好いい~!となり写真に収めたりしながら次のチェックポイントへ急ぎます。日暮れとの勝負です。

夕日に染まるクレーン

先を急ぐと言いながらもまた夕暮れの向こうに巨大構造物を見つけてしまい写真に収める。なんでこんなに夕暮れと構造物のペアに惹かれるんでしょうね。

【クイズ】八広水辺公園

午後7時頃
この八広水辺公園に到着したときにはそろそろカメラのフラッシュを焚かないと目標物がしっかり撮れないぐらいに日が落ちてしまっていて、恐らく焦っていたんでしょうね完全に写真に撮るのを忘れました。

日中はこんな感じの場所です。

八広水辺公園

八広水辺公園といえばすぐ脇に橋が掛かっているのが画像でも確認できるとおもうのですが(緑色の橋)、夜にこの河川敷を自転車で走っていて私が荒川下流域で一番ライトアップが綺麗だなと思っているのがこの橋です。木根川橋という名前です。

夜の木根川橋は左右に白色の街灯が等間隔で並んでいるのですが、とても清潔感があり控えめな明るさで橋をライトアップしていて、景観を邪魔しない品の良さを備えつつもしっかり自己主張する気風を感じる橋です。是非夜の木根川橋を河川敷から眺めて見て欲しいです。

⑦いつでもどこでもゴミ拾い(看板)

午後7時40分
さすがに日が落ちきった感があり足元に気をつけながらスタンプの取得を続けます。

⑦いつでもどこでもゴミ拾い(看板)

まさか日が落ちきるまで時間がかかるとは思っていなかったので、懐中電灯の類を持参してこなかったことを少し後悔し始めました。

【北千住之景】荒川之下流三十景その十三

午後7時59分
とっぷりと日が暮れました。脚にも疲労が溜まってきているのを感じます。

【北千住之景】荒川之下流三十景その十三

日の落ちた河川敷をひとりで黙々と歩いていると所々で花火に興じている子ども達。

そういえばもう何年も手持ち花火なんてやってないなということに気がついた。いやまてよ、3年ぐらい前に某南の島を散策中に拾った棒状の黒色火薬を海岸で燃やしたっけ。いやいやあれは花火じゃない。

と、そんなことを考えながら楽しそうに花火に興じる子どもたちの脇を通り過ぎる。

⑨いつでもどこでもゴミ拾い(看板)

午後8時4分
ようやく今日最後のゴミ拾い看板に到着。

⑨いつでもどこでもゴミ拾い(看板)

真っ暗な河川敷でこんな時間にわざわざフラッシュを焚いてゴミ集めの看板を写真に収めている私はきっと不審人物にしか見えないし、ああもう早く帰宅してシャワー浴びて冷たいビールを喉に流し込みたい!

【クイズ】虹の広場

午後8時7分
こんなに暗くなっちゃうと何が虹なのか判別不可能ひろば。

【クイズ】虹の広場

対岸の首都高は綺麗にライトアップされてるのですが、こちら側は周りに街灯もなく暗くて少し怖いのでさっさと今日最後のクイズに回答してポイントを獲得し撤収します。

ちなみにストリートビューで見たほぼ同じアングルの虹の広場は、昼間だとこんな雰囲気です。

そう、地面のブロックが虹色に色分けされてるんですね。

広場にはトイレも併設されていたり運動器具やベンチもあって、日中は憩いの場としてけっこう賑わっている。


というわけで1日目最後のポイントに到達した時点で日は完全に暮れてしまいましたが無事1日目の行程を完歩することができました。

今日最後のチェックポイントだった虹の広場を後にしてからスタート地点の西新井橋方面へ向けてそのまま土手を進み、西新井橋の上に出たところで午後8時30分頃に終了といたしました。


以下が今日のリザルトです。

赤色線が今日歩いたルートになります

※タイムは移動時間のみの積算で休憩時間等は含みません。

と、これで気持ちよく2日目後半戦に着手できると思っていたのも束の間、ひとつ大きな見落としが発覚します。

【クイズ】江東区立旧中川水辺公園

なんとこの黄色で囲った前半部分のルートのなかで1箇所だけ当日見落としていたチェックポイントがあったのです。

この記事を書いている際、撮った写真を整理していてそれが発覚しました。不覚にも江東区立旧中川水辺公園のクイズを取りこぼしてしまっていました。

江東区立旧中川水辺公園

見落としてしまった要因としては荒川沿いから少し距離が離れていたことと、1日目も終盤に差し掛かり疲れが出ていて地図の確認が少しおざなりになってしまったといったところでしょうか。

同じく荒川沿いから少し離れている大島小松川公園のチェックポイントを取ったことで油断していたというのもあったとおもいます。

この取りこぼしが発覚した瞬間は凄く悔しかったのですが、時々こういうおっちょこちょいをやらかすのが自分らしいなと。

当初設定したルート上で取りこぼしがあったのだからもう1回前半ルートをやり直すという選択肢も頭をよぎりました。

しかし(くやしい気持ちはありつつも)さすがに面倒くさいしそれを敢行する時間を後半戦に使ったほうがよっぽど有意義だと感じたのでやり直しは断念しました。

この江東区立旧中川水辺公園だけはスタンプラリーの前後半全てのルートを歩き終えた後で、更に別日に歩いて行って補完することにしました。

【クイズ】江東区立旧中川水辺公園

補足として、この取りこぼした江東区立旧中川水辺公園を本来のルートに加味して歩いた距離を加算すると1日目の総距離は43km前後ぐらいになりそうです。

前半ルート(1日目)まとめ

というわけでおっちょこちょいトラブルもありましたが、なんとか前半戦を終えることができました。

江東新橋から江東区立旧中川水辺公園を望む

普通に当て所もなくぷらぷらと散歩するのも良いですが、程よい間隔で目標物が設定されているというのはモチベーションになって楽しいですね。

ただ夏場の暑い時期は日を遮る場所が荒川河川敷にはほとんど無いし、水分を補給できる自動販売機も河川敷を外れないと基本的には無いので注意が必要だなと思いました。

大島小松川公園 わんさか広場

夜間の歩行も要注意です。街灯らしい街灯はまず無いので、荒川に架かる橋の明かりや近くの道路の街灯頼りになってしまいます。

綺麗に舗装されたところばかりでは無いし、段差や水たまりぬかるみなんかも夜間だと見えづらくなります。夏場は夜間の方が比較的涼しくて歩きやすくはなりますが、暑さなどのリスクを踏まえても昼間の方が安全な気がします。暗いところは本当に暗いです。

と、さいごにもう一度このイベントの概要を紹介しておきます。

【あなたも荒川放水路博士!クイズラリー】

【あなたも荒川放水路博士!クイズラリー】は10月31日まで開催しています。まだまだ今から参加しても充分どの賞品にも応募できるだけの余裕があると思いますので、私のように散歩がてらや近くに寄ったついでになど気軽に参加してみてはいかがでしょうか。

公式LINEに登録してトーク画面を介してチェックポイントの確認やスタンプ取得など全て手元のスマホでおこなえます。

まだ残暑も厳しいですし、徒歩ではなく自転車でゆっくり周るのが良いかもしれません。土手は本当に暑いですからね。

というわけで、そろそろ終わりにしたいと思います。さて次回はいよいよ後半戦に突入です。

次回は【あなたも荒川放水路博士!クイズラリー】総距離80km超のスタンプラリーを2日間で歩いてみた件【後編】~休館日ラッシュ!?ありえない!~
をお送りいたします。後半戦の記事も編集頑張るのでまた読んでください。

最後までお読みいただきありがとうございました。


※2024/09/26追記
後半戦は以下の記事へ続きます。


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