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コロナ禍を生き抜くためのやさしい法律

はじめに。


どうして学校は法律を教えないんでしょうか?
皆さんは考えことがありますか?

答えは単純です。

皆さんが法律を知ってしまったら国が不都合だから、です。

ではなぜ不都合なのでしょうか?

それは争いが絶えない世の中になってしまうからです。

ん?と思った方がいると思います。

法律を知ってしまったら戦争でも起こってしまうのでしょうか?

いいえ、そういった意味ではありません。

日本は三権分立という制度があります。

難しく考える必要はありません。

とりあえずそんなものがあるのか、程度で大丈夫です。

とはいえ一応概要だけでも知らないと、これから話す内容が理解できない可能性があるのでさらっとだけ説明しましょう。

三権分立、

つまり国には立法、司法、行政という三つの機関(権力)が存在するのですが、法律を管轄するのが司法という機関の名称です。

この司法という機関が混乱し破綻してしまう可能性があるわけです。

なぜなら、法律知識を国民のほとんどが知ってしまえば訴訟を起こす人が増えます。あれはおかしい、これはおかしい、といった感じです。

そうなるとどうなるか。

司法は多忙を極めることになり、フリーズ、最悪の場合、司法秩序が崩壊してしまう可能性もあります。

国には法律を知る国民を水面化で少なくしようとする意図があることがわかります。

しかしそれは仕方がないことだとも言えます。

日本国においては少なくとも一億人以上の国民が存在しています。

そのひとりひとりがいちいち訴訟を起こしてしまったら司法は機能しなくなってしまうのです。



私がこの記事を書こうと思ったのは、「あまりにも法律を知らない人が多すぎる」と思ったからです。

法律を知らないということは「国のルールを知らない」ことであり、国のルールを知らないばかりに不利益を被ってしまう人々が多くなってしまいがちです。

日本国が法治国家である以上、生きていく上で、ある程度の法律知識を義務教育で教えるべき、と私は考えています。

なぜなら、法律知識を知らないばかりに不幸を選んでいる人があまりに多い。

逆に言えば、ある一定の法律知識を知ることで、人の生き方の選択肢は格段に広がります。

先にも言いましたが、日本は法治国家です。法律というルールに従わなければなりません。

とはいえ、逆に言えば、法律というルールに規定されているもの以外については自由です。

つまり、自分の裁量で決めることが可能です。

私がこの記事で伝えたいこと、それは極端に言えば「いかにして法律の穴をくぐり抜け、あるいは、上手く法律を利用し、かつ、賢く生きるか?」がテーマになります。

他にも法律の知識を得るということは「法律知識は自分の武器にも防具にもなり、守りたい誰かを助けることができるツールになる」ということを理解していただけたらと思っています。

目には目を、です。

国がずる賢く国民を操ろうとするのなら、それに対して私たちも賢く国と付き合っていこうではないか、ということです。



法律を学問として勉強するには少しお堅いイメージがあるでしょう。

ですが、それを実生活に当てはめて考えていくと、法律は当たり前のように実生活に存在していることがわかります。

専門書を読めば、そこにはよくわからない難しい漢字の羅列、文章、に辟易するばかりです。

ですが、難解とも思える文言や文章は、穿った視点で言うのなら「敢えてわかりにくい言葉にしている」に過ぎません。

つまり簡単に表現できる言葉を大げさに表現しているに過ぎません。
※難解な言葉を使うことによって言葉の抽象度を上げ法律解釈の余地を残す、という見方もできます。

いずれにしても、英単語を覚える時のように、その単語を日本語にどう訳すか、という方法論で難解に見えるパズルはいとも簡単に解くことができます。

しかしながら、法律の専門書のタイトルが「やさしい法律」と書かれていても、現実のところ、だいたいは痒いところに手が届かず、行間を読む力を必要とします。

これは読書を常日頃からしている人にとっては容易いかもしれませんが、活字苦手人間にとっては行間を読むなど到底不可能です。

勉強とはほぼ確実に活字なので、もし活字が苦手だとすれば、普段から読書することを私はおすすめします。

ただし、本記事は難しい言葉は使わないように最新の注意を払うようにしています。


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目次

序章

第一章
1.債務不履行
2.借地借家法
3.刑法という名の絶対的正義
4.法律を知らない警察

第二章
1.緊急事態宣言
2.生存権
3.日本国憲法
4.訴訟とは
5.損害賠償のあれこれ
6.生活保護法

終章

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