H22 法規 問13
電技解釈第58条の、架空電線路の強度計算に用いる荷重に関する頻出問題。
(a)
風圧荷重の適用区分は季節及び地方により異なるが、高温季は全ての地方で甲種風圧荷重を適用する。
電技解解釈58-1表より、硬銅より線の垂直投影面が受ける圧力は980[Pa]
※[Pa] = [N/m²]
問題文より、硬銅より線の垂直投影面積は、
3.2/1000[m/本] × 5[本] × 1[m]
= 0.016[m²]
硬銅より線が受ける甲種風圧荷重は、
980[N/m²] × 0.016[m²] = 15.68[N]
よって、(5)が正解。
(b)
氷雪の多い地方のうち、海岸地その他の低温季に最大風圧を生じる地方以外の地方においては、低温季には乙種風圧荷重を適用する。
乙種風圧荷重は、架渉線の周囲に厚さ6[mm]の氷雪が付着した状態に対し、甲種風圧荷重の0.5倍。
これより、氷雪が付着した状態の硬銅より線の垂直投影面積は
(3.2 × 5 + 6 × 2)/1000 × 1
= 0.028[m²]
これより乙種風圧荷重は
980[N/m²] × 0.028[m²] × 0.5
=13.72[N]
よって、(2)が正解。
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