機械01 誘導起電力


まずは基礎から。

磁界の中を導体棒が移動すると起電力が生じる。これを誘導起電力という。

起電力の大きさは、単位時間に導体が横切った磁束の面積で表される。

磁束密度をB[T]、導体棒の長さをl[m]、導体の移動速度をv[m/s]とすると、誘導起電力E[V]は

 E=Blv

で表される。

これは移動方向に対して導体棒の向きが垂直な場合で、斜めの場合は適宜cosθをかけるなどして補正する必要がある。

この辺はどちらかと言うと理論の知識。

ちなみに、磁束密度の単位[T]はステラと読み、単位面積[m²]あたりの磁束[Wb(ウェーバ)]
つまり[Wb/m²]とも表される。

ここで誘導起電力の公式の右辺の単位を見ると、

 [Wb/m²]×[m]×[m/s]=[Wb/s]

[Wb]は磁束の単位なので、誘導起電力が単位時間(1秒)あたりの磁束数であることがわかる。

機械の問題から離れてきたので、この辺でやめておく。

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