H25 法規 問13

(a)
電技解釈17条の2より、高圧電路と低圧電路を結合する変圧器のB種接地工事の接地抵抗値Rbは、高圧と低圧の混触時に低圧側の対地電圧が150Vを超えた場合に高圧電路を遮断する時間t[s]により上限が決められており、

 t ≦ 1のとき       Rʙ = 600/Iɢ
 1 < t ≦ 2 のとき Rʙ = 300/Iɢ
 (Iɢ:1線地絡電流)

問題文より、
 t = 1.2[sw]
 Iɢ = 3[A]
なので、

 Rʙ = 300/3 = 100[Ω]

よって、(5)が正解。

(b)
完全地絡事故が発生した場合の等価回路は


問題文より、
 Vᴅ ≦ 25[V]

負荷にかかる電圧は、負荷の抵抗に比例するので、

 Vᴅ = Rᴅ/(Rʙ + Rᴅ) × 100 ≦ 25
 100Rᴅ ≦ 25(Rʙ + Rᴅ)

(a)より
 Rʙ = 100[Ω]

 100Rᴅ ≦ 25(100 + Rᴅ)
 100Rᴅ ≦ 2500 + 25Rᴅ
 75Rᴅ ≦ 2500
 Rᴅ ≦ 33.3[Ω]

よって、33.3[Ω]以下で最も大きい(4)30が正解。

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