見出し画像

次の時代の生き方がわかる~風の時代を知るならまずは、土の時代のおさらいから(2)~

さて、過日のグレートコンジャンクションを迎えて今後の見通しを立てるためにも一旦「土」の時代も振り返っておきましょうというお話を先日させていただきました。

~土の時代のおさらいから(1)~

では、前回のグレートコンジャンクションの時は、どんな時代背景だったかを振り返ってみたいと思います。2000年です。
この時は木星と土星が「おうし座」にありました。そう、物質的な価値にフォーカスした20年だったのです。多くの価値が「お金」に置かれ、お金を稼いでリッチになることが「幸せ」だと皆が思う時代。そこで行き過ぎた資本主義の世の中が確立され、強いもの、有能な者がお金を生み出し、勝ち組と呼ばれる時代を築きました。格差社会と呼ばれるような偏った社会を生み出していったのです。

ある意味、この行き過ぎた「お金」「権力」の社会構造が、地球温暖化や自然破壊につながり、少しずつ「地球が危ない」という環境を作り出していったのでしょう。
また、変革を表す「天王星」は本拠地である「みずがめ座」にあり、
新しいものの通信や拡散の象徴である「みずがめ座」で変革が起こったのが
携帯電話の急速な普及でした。私が子どものころ、1999年に「ノストラダムスの大予言」で地球が滅びるという話がものすごくショックで、いったい何が起こるんだろう?!とずっと怖かったことを思い出します。実際の地球は無くなりませんでしたが、この携帯電話の普及で私たちは見えない電波に支配され、美しい純粋な「空気」を吸えなくなってしまいました。空気の中に通信回線の中の様々な「言葉」の信号が行きかい、人と人との空間が電波で埋め尽くされることで「以心伝心」が難しい時代になりました。ある意味、それまでの地球は滅亡したのかもしれません。

今回の2020年グレートコンジャンクションは、この20年を経験し、それを踏まえた上で、新たな時代を作ろうとしているのです。それが一つ前の記事でも書きましたが下記のような時代に入ろうとしているということです。

・お金の価値観が変わる(お金がなくても幸せな社会)
・通信手段が変わる(5GやVR)

こうしてなぜ今「みずがめ座」でグレートコンジャンクションが起こっているのかは少し俯瞰して時間の大きな流れの中で見ていった方が、これからの時代に何をしていったらよいのかが見えてくるのではないでしょうか?

そしてさらに遡ること20年。ここでは今回の時代変化の先取りを示唆していました。前々回は1981年。グレートコンジャンクションは「てんびん座」で起こっていました。

あれ?「てんびん座」は「風」の星座でしたよね?と、突込みを入れたあなたはすでに「星座」フェチですよね。そうなんです。「土」の時代なのだから「おうし座」「おとめ座」「やぎ座」で起こるはずなんですが、この40年前のグレートコンジャンクションは「風」の星座で起こり、この2020年の
「風」の時代の先取りの時代になります。

1981年は1月1日、3月5日、7月24日の3回グレートコンジャンクションがてんびん座で起こっています。その時はどんなことがあったかというと

・IBMの家庭用パソコンの販売開始、
・この年の前後に、あの六本木のマハラジャ、
・トヨタのスポーツカー「ソアラ」の販売
・「風の谷のナウシカ」の連載開始

「てんびん座」の愛と美のキラキラがマハラジャのお立ち台を生み出し、IBMの家庭用パソコンの販売開始といった「風」を象徴する科学の先端をいくようなものも開発されました。トヨタのスポーツカー「ソアラ」は、ハイソカー(富裕層のスポーツカー)として一世を風靡しました。さらに風の谷のナウシカ連載開始は、現代の自然破壊の予言のようにも見えてきます。少し先にはこんなことが起こるんだよと教えられてきた現在40代以降の方々は、今後、当時の時代の在り方をデジャブのように経験し、今度はどうやってこの時代を生きていくのかを考えていくことになるでしょう。

そしてその頃に生まれた人の中に「風」の時代の幕開けにインパクトを与えた人もたくさんいます。日本では「星野源」さん。
コロナ禍でSNSで拡散された「うちに帰ろう」は色々なところでシェアされ、阿部首相は別の意味で物議を醸したりしましたが、いずれにしても不安や悲しみが多い中、勇気づけらえた方は多かったですよねー。

もう一人挙げるとすると台湾のコロナ対策で一躍有名になったあの方。わずか3日でマスクアプリを作った唐鳳(オードリー・タン)さん。台湾のデジタル担当の政務委員(大臣)です。若くしてこれからの時代の生き方をセンセーショナルに世界中に見せてくれました。このスピーディーな政策や、ジェンダーレスを表明しているところなど「風」の時代の象徴のような1981年生まれ。

ちょうどこの記事を書いていたら目に飛び込んできたトヨタの水素自動車「MIRAI」のニュース。新型環境車としてこの12月9日に誕生しましたね。「ソアラ」→「MIRAI」。やはり世界のトヨタは時代の先取りの仕方が秀逸です。

こうして時代の流れを把握しておくと、今までの経験が何のためにあったのか、だからこれからどうやって地球と共存していったらよいかがイメージできていくと思います。

今日はすでに記事が長くなっているのですが、あと一つだけ。星読みでは日本の誕生日は「1946年10月7日」。今の憲法が国会で承認された日です。始原図というのですが、ここでは日本の表の性格である「太陽」は「てんびん座」、内面を表す「月」は「みずがめ座」にありました。

そう。日本って「風」の国なんですよね。そういえば神道用語で窮地に立たされた時に起死回生の「神風が吹く」とか言いますもんね。40年前のグレートコンジャンクションは日本の表の性格である「てんびん座」で起こり、様々な「風」の時代の現象を見せてくれました。

今回のグレートコンジャンクションは日本の内面を表す「みずがめ座」で起こりました。日本にとってはこれからが本番。自分の内側の能力をいかようにも発揮して、さらに不要なものはどんどん開放して新しい時代を皆の手で創っていく。これが日本人のこれからの生き方なのです。

正に日本の時代の幕開けです。
きっと素晴らしい時代を創っていくのだと思います。
だって日本は「神風」に守られているのですから。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?