脱サラを本気で目指していたあの頃

一年たって、また似たような話をしているよ、何回この気分を味わうのだろうか。

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絶賛リモートワーク期間である。

リモートワークというか、営業職なのでさしたる仕事はしていない。

たまに来る電話に対応するだけの簡単なお仕事だ。

 

入社してから一年が経った。

研修中は、あれほど営業職が嫌で嫌で仕方なく。

内勤を志望し続けたものの、結局は営業配属になってしまった。

 

薄々気づいてはいたが、本当は、営業が嫌なのではなくてサラリーマンという形式が嫌だったのだと思う。

 

その理由は、ラットレースだとか搾取される人生であるとか、サウザーラジオで散々聞かされている内容もそうなのだが、今思えば、知らない領域に踏み込むのがただ不安だったという子供のような理由の方が大きかったように感じる。

 

なぜなら、自分がサラリーマンに日々浸食されていっていて、そしてそれほど、拒否反応を示していないことに気が付いているからだ。

 

自分が今の会社を選んだ理由が、配属後運良く実現されてしまい、その後も順調とはいえないかもしれないが、職場環境にも恵まれ楽しいと思えるような日々、やりがいを感じられる時も多かった。

 

仕事のことばかり考えているため、半年ほど前にブログネタやビジネスモデルについて考えを巡らせていたあの頃のメモに目を通してみても、何言っているのか解読に時間がかかってしまう。

 

むなしいことだ。

そりゃ定時上がりになったら何していいかわからん、って言う先輩の話も分かるよ。

 

「環境が人を作る」という言葉があるように、しっかり置かれた場所で花を咲かせてしまっているのである。

 

それに安堵してしまっている自分にも悔しさを感じている。

 

『1.01と0.99の法則』なんて言葉もある。

 

楽天の創設者である三木谷氏が考案した法則らしく、毎日頑張る人とそうでない人の差が一年でものすごく開くというやつだ。ネットにいくらでも記事があるので、参照されたい。

 

ビジネスシーンでよく使われがち?な気もするが、個人的には生まれてからずっとそうなのではないかと考えていて。

 

成功を何ととらえるかは人それぞれであるが、資本主義における成功はもちろんお金持ちになることと言える。他の成功と言えば、芸能人やスポーツ選手などのスター性を持った職業であろうか。とにかく、どの世界においても名を売ること、金を持てるようになることが成功の定義である。

 

時を過ごしていく中で、小学校の時クラスで一緒だったあいつや、中学の時塾で一緒だったあの人、高校の時部活で一緒だったあの子、がちらほらとSNSにて活動報告をしてくる。

 

芸能界に挑戦したり、学校をやめて起業の道に進んで行ったり。

 

そんなたびに自分のちっぽけさを感じてしまう。

負けじとインスタとかYOUTUBEとかいろいろ手を出しては居るんだけれども…。

 

このいつまで続くかわからない在宅期間中に、どれだけの修養を積めるか

それが問われている。

 

今日をがんばり始めたものにのみ明日がくる・・・

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