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「乾坤一擲」の作家となれ。

金曜の夜。
毎週毎週、飽きもせず。

僕はここに、僕の思いの全てを記す。

良かったら、アイスコーヒーでも飲みながら読んでほしい。
安心していい。大したことは書いてないのだから。

感謝

さて僕は、1週間に一度のこの記事のために。
あれやこれやと考えながら今日まで過ごしてきた。

先週の記事では、
新作「己が足で富士を駆ける」の出版直後だったためか、
それなりに興奮した状態で僕の思いを綴った。

それから5日間。
新作の無料キャンペーンを行い、
とんでもない数の人にありがたいお言葉をいただいた今。

正直、僕の心は感謝で満たされている。

新作を執筆している時の気持ち。
出版にかけた思い。

そういったものをお伝えしたい。
感謝しまくって、思いをぶちまけたい。


……そう考えていた。
さっきまでは、だが。


自分との戦い

僕はこれから、
おそらくだけど、ものすごく理解されづらいことを書く。

このnoteは、僕が金曜に、
初めてパソコンに触る瞬間から書き始めることになっている。

そしてその時の気持ちをストレートに綴る。


僕は今、悲しいことに。
1週間、考えに考え練りに練った新作Kindleの裏話とか。
無料キャンペーンの感謝をいかにお伝えするか、
といった話を書こうとは思っていない。

だから、書かない。いや書けないのだ。

なんとも理解し難い行い。
僕自身、アホじゃないかって思う。

でも、僕は今この瞬間に一番書きたいことを書く。

そう。
じゃ、それ、なんなん?って話だ。
ここからこのnoteの本編となる。


「乾坤一擲」の作家となれ。

これは他でもない、僕自身に向けた言葉。

ちょっと何言ってるか分かんない、というそこのあなた。
もう少しだから我慢してください。

乾坤一擲」とは、言ってみれば丁半博打のこと。

己の全てを賭けた、一か八かの大勝負、という意味を持つ。

僕は僕自身に、「そんな作家であってほしい」と。
今、率直に思っている。

全身全霊で己の気持ちをぶつけ、
読んでくれる人の心に何かをを訴えられる作家。

人としての「芯」から作家でなくてはならないよ、と。


なぜ今、そんなことを思っているのかは分からない。


ただ一つなんとなく感じるのは、
僕の心が折れかけている、ということだ。



今回。

「己が足で富士を駆ける」を発表したことにより、
自分の立ち位置が少しだけ変わったと思っている。

何故なら、めちゃくちゃいろんな人に褒められたから。

これまで発表した作品では、こんなことは一度もなかった。

物陰に潜み、
なにかテキトーなことを呟き、
大物Kindle作家さんに当たり障りなく声をかけ、
こんな根暗なnoteを書いている謎作家。

そもそも認知すらされていなかっただろう。
僕はそんな存在だ。

それが。
なんかおもろいもの書いたやん、こいつ。

みたいな。

教室の隅っこにいた目立たないやつが、
たまたまクラスの人気者に話しかけられて、
一時期だけ持て囃されるアレみたいな。

そんな状態。

そんなプチフィーバーな今、
何もしなければすぐに忘れ去られる恐怖。
こいつは何者なんだという視線。
「存在が許されたかどうか」分からない微妙な立ち位置。

そんな不安が僕の心に渦巻いている。

だからきっと。
僕は僕に。

「心を強く持ちなさい」

そう、伝えたいのだと思う。
だから、僕が知っている一番強い言葉を使って、
音を立てて崩れ落ちそうな自分の心を保とうとしている。


人生は、積み重ねの連続


僕は、どんなにひっくり返っても、僕でしかない。

文章力も急に上がることはないし。
発想力も急に上がることはない。

今の僕と明日の僕は、大して変わりはしないのだ。

でも。
気持ちだけは、今この瞬間から瞬間から変えることが出来る。

不退転。
一筆入魂。
そして、乾坤一擲。

これまで、僕の心を保つために心に刻んできた言葉たちを、
今一度心に刻みつける。

ただでさえ自尊心の低い僕が気持ちで負けたら、
それこそ作家として存在する価値なんて、無に等しい。

他の何で負けようとも。
「思いを伝えること」に対しての気持ちだけは
強く持つこと。









気持ちを込めて書く。
僕自身の気持ちに、まっすぐに。

心から誰かに思いを伝えられる人間であること。

僕は、そんな作家でありたいと思う。


そうでもしないと。






何もない僕は、何者にもなれやしないのだから。


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