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【劇場版ウマ娘考察】ダンツフレームはカフェのオトモダチが見えている?

はじめに

映画『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』に関する記事はこれで4つ目になります。よかったら他の記事も見てみてください。
映画ウマ娘が好きすぎていっぱい語りたいことがあるんですよね。
いろいろ書いていこうと思うのですが、ここでは「もしかしてダンツフレームってカフェのオトモダチが見えてるのでは?」ということとそう思った理由を書いていきます。

※画像は劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』公式Xより引用しています。

とはいえ根拠となるシーンは2つしかない

映画ウマ娘って、画面の構図や演出で何かしらを暗示しているシーンがとても多いですよね。タキオンとポッケの地下道での立ち位置とか、フジキセキの柳の木とか。
そんな中でダンツフレームがカフェのオトモダチが見えてるかもって思えるシーンは私が気づいた限り2つしかありません。

①夏合宿で夜に走っているシーン

ここは多くの人が気づくと思います。
夜にダンツとカフェが一緒にランニングをしていて、ダンツが「ポッケちゃんには適わないな~」なんて会話しています。

夜にランニングをするカフェとダンツ

カフェが「追いついてみせます」と言ったその直後、街灯に照らされてカフェの影が一瞬地面に映りますよね。
視線を下に向けていてそれを見たダンツがハッとした顔をするのです。
視聴者からは、カフェの影を見て何かに気づいたように見えます(ここ大事)。

ダンツはなぜここでハッとしたのか?

考えられる可能性をいくつか考えてみました。

A 「そうだ、弱音なんて吐いていられない」と気づいた。
B カフェのお友達の影が地面に映らないことに気づき、正体に気づいた。
C カフェのお友達の正体に薄々気づいていながらも、影が映らないことで 確信に変わった。


ですが、どれもこれが正解だって言えるほどの証拠もないんですよね。

A:「弱音なんて吐けない」と気合を入れることとカフェの影を見たことの関連性がない。無理やりこじつければ、無意識に下を向いていた自分の姿勢を恥じたとも考えられますが、うーん…。

B:普通、ウマ娘と思っていた存在がユウレイ的な存在と気づいたらもっと大きなリアクションをしますよね。さらっと流すのは違和感がある。

C:そうするとCが一番現実的な気がします。そもそもカフェのオトモダチは、カフェから見てもはっきりとした色と質感をもったウマ娘ではなく、黒いけど半分透けているようなぼんやりとした像で描かれています。ダンツがそれを見て普通のウマ娘だと思うはずがありません。それで、影が映らないことで「やっぱりユウレイ的な存在なんだ」と確信に変わった「ハッ」なわけです。

というわけで、消去法ですが「C」というのが自分の結論です。

さて、そうすると「なぜダンツはユウレイ的なもの見て驚かないのか」という疑問が沸くでしょう。ここで2つ目のシーンが関係してきます。

②ホープフルSの後にポッケがタキオン・カフェの部屋を訪れるシーン

時系列的には①の前ですが、ホープフルステークスでポッケはタキオンに敗れ、そのあとリベンジを誓うポッケは学園のタキオンとカフェの部屋を訪れます。
ここで、ポッケに続きダンツも部屋に入ったあと、カフェがスタンドライトの明かりをつけてダンツがびっくりするシーンがありますよね?
これは一見、いると思ってなかったカフェの存在に気づいてダンツがとてもびっくりしたように見えます。ダンツはまるで昭和の漫画のキャラみたいにデフォルメされています。
しかしよくよく考えると、ここでの演出はちょっと違和感があるんです。

・カフェの存在に驚いたにしても驚きすぎ(オーバーリアクション)
・昭和の漫画風にデフォルメする必要ある?
・デフォルメされている時間が長い
・なぜかポッケは驚いていない


この部屋でのシーンの主目的はポッケがタキオンに挑戦状をたたきつけ因縁をつくることです。その中においてダンツのこの驚き方はちょっと浮いてるんですよ。

ここまで考えて1つの事実を推測することができます。つまり、
ダンツが驚いたのはカフェにではなく、カフェの隣にいるオトモダチにだった、ということです。
こう考えると、オーバーリアクションだったことも、デフォルメから戻るのに時間がかかったことも納得できるのです。
さらに言えば、カフェが明かりをつけてもポッケは驚いていないですよね?
ということは、ポッケもダンツもカフェの存在には気がついていた、と考えられます。
ダンツだけがびっくりしたのは、ポッケには見えていないものが見えたからではないでしょうか。

ちなみに、この後ダンツはカフェにコーヒーをもらってソファでくつろいでいます。このとき、正面からダンツの顔が映るシーンがあるのですが、そのときに画面の左半分にダンツがいて、右半分が不自然に空いているのです。もうお分かりかと思いますが、この右半分にオトモダチがいることを暗示しているのかもしれませんね。

そしてさらに分かることがあります。普通、カフェのオトモダチが見えてしまったら恐怖を感じますよね。ユウレイみたいなものですから。普通はもっと取り乱して「ねぇねぇポッケちゃーん!!」みたいになるはず。

時間はかかったにしろオーバーリアクションから戻って冷静を取り戻したということは、「ダンツはオトモダチ的な何かを見ることができる素質とそのような存在を理解する素質がある。もしかしたら普段からそのような存在は見えているのかもしれない」ということも推測できます。そして①の夏合宿のシーンにつながるわけです。

カフェとダンツは仲良し?

ダンツがカフェのオトモダチが見えたとして、カフェはそのことをどう思っているのか。残念ながらそれを伺い知ることができる描写はないように思えました。
しかし考察できることはあります。
劇中では、カフェとダンツがやたらと仲良くペアになっているシーンが多いのです。

一緒にいるシーンがやたらと多い
やめろダンツ。その笑顔は俺に効く。

画像以外でも、ポッケのジャパンカップのレースでは2人仲良く並んで観戦しています。
主役4人のうちポッケとタキオンには因縁があり、ポッケとフジキセキは先輩後輩の関係がありますから、カフェとダンツがペアになるのは不思議ではありません。
しかし見方を変えると、カフェはダンツに気を許しているとも言えないでしょうか。

カフェは失礼ながら、キャラクター的にウマ娘の友達がそんなに多いとは思いません(カフェ推しの方にはすみません)。また性格的に他のウマ娘に自分から絡みにいくこともなさそうです。
しかし、「ダンツがカフェのオトモダチが見える」ことを知っているならば、自分と同じ仲間として気を許してもおかしくないはずです。
劇中では全く語られていないけども、それによって2人に絆があるならばペアのシーンが多いのも理解できるんですよね。

仲良しな2人

終わりに

長々と考察してきましたが、これらを裏付ける根拠となるシーンは他にはありません。ここまでがこの考察の限界です。
この考察すべてが私の考えすぎであり間違っている可能性も十分にあります。

冒頭で述べたようにこの映画では全体的に構図や演出で何かを暗示していることが多いです。その中においてカフェとオトモダチに関する暗示は中途半端なんですよね。制作側があえて中途半端にしているのか、または私が気づいてないシーンがあるのか。
何か知っている人がいましたらコメントをいただけると嬉しいです。

とにかくこの「ダンツがオトモダチが見える」説。ダンツフレームがアプリで実装されて、その育成ストーリーの中で明らかになるかもしれませんね!
今から楽しみです!
ここまで読んでもらってありがとうございました!

早く実装されるといいね


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