![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/136704481/rectangle_large_type_2_0edb42b613e8d476f912a12816ab647c.png?width=800)
アニメプロデューサーの仕事論
アニメのクレジットでよく見かけるプロデューサーって具体的に何の役割の人なんだろう…と疑問に思い、「アニメプロデューサーの仕事論」を読みました。
備忘録として、学びと感想を書いていきます。
アニメプロデューサーの仕事とは
作品を作っていく上で先頭に立つのがプロデューサーの仕事。
具体的には、
作品の企画
制作のための資金集め
メインスタッフの調整・現場の手配
であり、作品を作るために、枠組みを整えていくのが仕事になる。
また、アニメ制作会社のプロデューサーとテレビ局やビデオメーカーのプロデューサーの違いは、重要視している部分であり、後者は視聴率だったり、DVDをたくさん売ることが目標になる。
そのため、テレビ局やビデオメーカーのプロデューサーが手を尽くすのは、制作現場が動き始まるまでの期間と作品が完成してからになる。
作品を成立させるために、プロデューサーはクリエイターたちとどう向き合うのか
プロデューサーは自分のことだけを考えてはいけない。配給会社やテレビ局の利益も考えなければいけない。(クリエイターは自分が好きなものを作りたいという熱い気持ちを持っている。そしてその気持ちに嘘をついてはいけない)
クリエイターの望むままに好きなようにやらせるだけではプロデューサーとはいえない。それはただのファン。
クリエイターとの対話の中で、ハードルをあえて設けたり、ストレスを与えたりしながら、作品を熟成させる。そしてどれだけ多くの人を巻き込めるか、言い換えれば真剣にさせられるかが大事な仕事。
ハードルの設定は腕の見せ所で、クリエイターはデリケートなので、「目標は小さく、夢は大きく」設定することが大事。一つ一つ目標を超えていくと見える世界も広がってくる。
プロデューサーの育成について
テレビシリーズを1本で芽が出るか出ないかが分かる。
プロデューサーで一番大事なのは、ハート。
制作スタッフに対する情とか、作品に対する愛、出資者に対する配慮。
技術や経験は時間をかければなんとかなるが、そういったハートの部分は外からは育てられないので、芽を出した人にチャンスを与えて育てていくしかない。
周りの人間から信頼されないと話にならないのがプロデューサーの仕事。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?