見出し画像

タチウオがノらない?!~タチウオテンヤのアワセ方~

こんばんは
タチウオハンター道を極めるために日夜釣りに出かけている男、太刀魚じんです。

陸からのタチウオテンヤ釣りでアタリはある、しかし、アワセをいれてもなかなかノらないって事よくありますよね。

そのアタリを逃さずしっかり仕留めていくのが、タチウオテンヤの魅力の1つであると僕は感じます。

渋い状況の中で来た、ショートバイトをかけた時のやったった感、わかる人にはわかると思います!
タチウオのアワセをマスターして渋い状況こそ釣りきれる、真のタチウオハンターを目指しましょう!

【今回の目次】

1.タチウオの捕食

2.タチウオの様々なアタリ
~私流アタリ方別のアワセ方~

3.まとめ




1.タチウオの捕食行動~ガツガツ?ちまちま?~

タチウオは他の魚を食べる、いわゆるフィッシュイーターです。共食いもします。
基本的にはテンヤに付けられたドジョウやイワシ、キビナゴなどのお腹に目掛けてアタックしてきます。

そしてタチウオがエサをしっかり咥えこんだところでアワセると、テンヤが見事にフッキングするわけですね。


上記の捕食はいわゆるマズメ時の、好活性時に多い当たり方です。こんなときは適当に即アワセしても釣れたりすることが多いです。

しかし、いつもこうだと良いのですが、タチウオの捕食の仕方は、時間帯によって変化していくという特徴があります。

マズメ時を過ぎると、太刀魚の警戒心が高まります。

警戒心の高まった太刀魚はエサをじっくり観察するようになります。
そのため基本的にはエサのお腹を狙ってアタックしてきますがマズメ時とは異なる点があります。

それは、咥えこみが浅かったり、エサの尻尾側からアタックしたりすることが増えるため、すぐにアワセてもなかなかフッキングが決まらないということが多くなるという点です。
ショートバイトと呼ばれるアタリ方ですね。

激渋の状況の中、やっときたアタリ、けれどもショートバイト。意を決してアワセるがかからず。追い食いもなし・・・。

それを逃した時の精神的ダメージは皆さんもご経験のことでしょう。

そんな経験を少しでも減らすために、
タチウオのアタリ方別のアワセるタイミングについて以下で記載していきたいと思います。 



2.タチウオの様々なアタリ
~じん流アタリ方別のアワセ方~

マズメ~日没後とタチウオの捕食行動が変化するにつれ、アタリ方も変化してきます。
ここでは、僕の経験から導き出したアタリ別のアワセ方を共有していきます。



↓↓↓タチウオのアタリ別アワセ方↓↓↓
(ロッドを通して、手に伝わるアタリを僕なりに感じた擬音で表現しています。人によっては全然違うように感じるかもしれません。)


① グングン系
文字通り、グングンっと徐々にロッド引き込むアタリです。
経験上、活性が高いマズメ時~マズメ直後に多いアタリです。

おお?!っとビックリしてアワセそうになりますが、、、まだですよ!

【アワセ方】
グングンっのあとに、グーーーンと更にロッドを引き込んで来るので、そこでアワセましょう。
すると大体フッキングがキマります。




②グーーーン系
はじめからいきなりグーーーンとロッドを引きずり込むようなアタリが来る時もあります。
こちらも比較的、活性が高い時に多いアタリですね。

個人的にこのアタリで釣れたタチウオは型が良い傾向にあります。

【アワセ方】
この時は即アワセ、もしくは1呼吸(1~2秒)置いてしっかり咥えて込ませてからアワセるとフッキングがキマりやすいです。




③グッ系
文字通り、グッと咥えて離さないアタリです。
よくあるアタリ方ですが、初心者の人はなかなか乗せるのが難しいアタリだと思います。

このアタリは、グッと竿先が急に重たくなります。しかし、なかなか引き込まない。

だからといってアワセてみるが、ノラない………。という感じですね。

これはタチウオがエサを警戒して、咥えてはいるのですが、咥え込みが浅い状態です。

【アワセ方】
タチウオの動きに合わせながら、糸をゆるく張り、グーーーンと引き込むのを待ってからアワセましょう。
糸を張るのは引き込むアタリをとるためです。
しかし、張りが強すぎるとタチウオがエサを離してしまうので、張りすぎは禁物です。

タチウオの動きがわかる最低限のテンションにしましょう。
この張り具合は使用しているロッドによっても変わりますし、経験、感覚が重要になってくるので、何度も釣行して経験を積みましょう!




④ツンツン、コツコツ系
これはいわゆるショートバイトのアタリ方です。
タチウオがエサのお腹やしっぽを小突きながら食べているイメージです。

活性の低い時や渋い時に多いアタリです。

このアタリは個人的に1番アワセるのが難しいです。

【アワセ方】
ツンツン、コツコツというアタリからグーンとロッドを引き込むアタリに変化するまでひたすら待ちます引き込むアタリがきたら1呼吸置いてから、アワセるとフッキングがキマりやすいです。

しかし、待ちすぎるとエサをボロボロにされた上に逃げられるという最悪の事態に繋がります。
なのである程度アタリに変化がなければダメ元でアワセを入れてみましょう。
僕はフッキングがキマればラッキー程度の気持ちでアワセます。




⑤ひったくり系
かなり活性の高い表層のタチウオがこのあたりをしてくることが多いです。

自分から見て、左右どちらかにひったくるようにしてエサにアタックしてきます。

勢い余ってテンヤを咥えたまま空中にジャンプするやる気MAXのタチウオも珍しくありません(笑)

このアタリは経験上、タチウオが勢い余りすぎて、咥え込みがしっかり出来ていない事が多く、アワセてもフッキングミスすることが多くなりがちです。

こっちに向かってひったくる時もあり、その時は急に、不自然に糸が緩みます。
糸を張ってみると重さを感じるので、そのまま走る方向が左右どちらか、もしくは沖側に変わるのを待ちましょう。

【アワセ方】
2パターンのアワセを使い分けます。

①まずはじめに、
グーーーンとロッドを引き込むアタリに変化するのを待ちます。
恐らくこれは、横移動していたタチウオが中層に移動しようとしている状態です。
経験上、これが1番アワセが決まりやすいですね。


②そして次は、アタリが変化せずにひたすら表層の横移動ばかりする個体に対してです。
これはタチウオの走る方向とは逆方向にアワセます。
例えば、海に向かって右側にひったくるアタリがきた時は、左側にロッドをあおってアワセる。といった具合です。
僕はこのアタリが苦手で、アワセてもフッキングミスすることが多いです。
まだまだ修行が足りません。

アワセ方に関する情報は以上です。
続いて、まとめに入ります。


3.まとめ
・タチウオには様々なアタリ方がある
・アタリに応じたアワセが必要

いかがでしたか?
タチウオのアタリがなかなかノラない、フッキングが決まらないという方は是非この記事に書いてあることを参考にして、次回のタチウオハントに臨んでみてください!

イメージ通りのアワセが決まった時は言葉にできない感動と興奮ですよ!! 

今回の記事はあくまで太刀魚じん個人の経験とイメージに基づくものなのです。
釣り方のひとつの例として参考にしていただき、ご自身の感覚やイメージを大切になさってください。 

太刀魚じん、
Twitter(@tachiuo_jin)もやっております!
引き釣りに関する質問や情報交換、タックルアドバイスなど行っておりますので、引き釣り初心者の方から上級者の方まで、是非ともフォローをお願い致します!そして、お気軽にDMを!

また、和歌山のタチウオポイント情報note記事もございますのでそちらも是非ご覧下さい!
https://note.com/tachiuo_jin/n/n09e39dd7a29a

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?