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課税事業者と免税事業者

前回はインボイスを発行できるのは、課税事業者であり登録を受けた者
というお話をしました。

今回は、課税事業者と免税事業者についてお話したいと思います。


1. 課税事業者

 課税事業者は、その基準期間における課税売上高が1,000万円超の事
    業者です。
    課税事業者は、消費税の申告及び納付を行うことになります
   インボイス(適格請求書等)を発行できるのは、課税事業者です。

基準期間とは、個人事業者は前々年、法人は前々事業年度を言います。


2. 免税事業者

 免税事業者は、その基準期間における課税売上高が1,000万円以下の事
    業者です。
    免税事業者は、原則、消費税の申告及び納付を行う必要はありません


3. 免税事業者とインボイスの発行

 ①免税事業者はインボイスを発行できない
  免税事業者は、インボイス(適格請求書等)を発行することができ
  ません。

 ②課税事業者との取引
  免税事業者はインボイス(適格請求書等)が発行できませんので、
  免税事業者との取引について買手側は原則として仕入税額控除を
  受けることができません(6年間は経過措置がありますが)。

 ③ 免税事業者がインボイスを発行するためには?
  免税事業者がインボイス(適格請求書等)を発行するには、課税事業者
  になる必要があります。
  
課税事業者になるので、消費税の申告及び納付をすることになります。


情報の整理、共有から始めていきます。 後々、節税や経費削減などの戦術的な情報を提供できたらと思います。