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持続化給付金            ~白色申告の人からの質問~

また、持続化給付金についてです…
本当は、節税や経営分析についてまとめたいのですが、質問が多いので。

申請が始まったことで少し落ち着いたかなと思ったら、最近は
申請の不備を通知されている方が多いらしく、質問も増えました。

白色申告の人からの質問が特に多いイメージです。

今回は、自分の復習も兼ねて質問された事項をまとめていきたいと
思います。

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1. 白色申告で申請している事業者はできないのか

  白色申告で確定申告をした人でも申請できます
  申請要領にも白色の場合の資料が書いてあるので確認して
  みてください。


2. 白色の場合の前年同月の月間事業収入 ってどうな 
      るの?

  白色の場合は2019年の月平均の事業収入と対象月の月間事業収入
  が前年同月の月間事業収入になります。


3. 白色なのに青色決算書を添付してくださいと不備
     の通知がきた。なぜ?

  確証はないのですが、この通知の来た人は前年同月の月間事業収入
     を月平均額ではなく、実際の金額で入力したそうです。
  おそらく、月平均額と実額の不一致によって不備とされたのでは?

  どんな手続きでも同じですが
  添付書類と入力情報は整合性がとれるようにしましょう。

4. 売上台帳の不備の通知がきた。

   売上台帳は、経理ソフトから抽出したデータエクセルで作成した
   売上データ
手書きの売上帳のコピーなど割とフリースタイルです。

   この通知が来た人から話を聞くと
   ・減少月の請求書を添付した
   ・外注で支給明細で収入をもらっているので支給明細書を添付した。
   など売上台帳以外の売上データを送ってしまったとのことです。

   売上台帳が分からないということなら、
   令和2年5月1日    ●●社    ××円
   令和2年5月2日    ●●社    ××円
      ・
      ・
   令和2年5月31日   ●●社    ××円

           という形で売上高をエクセルの表でも手書きでも作って添付するのは
   どうでしょう。
   絶対とは言えませんが、実際、これで大丈夫だった人もいます。


5. 私、100万円をもらえるの?

  給付額が100万円より少なくなるのではと思った人からの質問です。
  結論からいうと次の式に当てはめてください。

  給付額の算定式
   S:給付額(上限100万円)
   A:2019年の年間事業収入
   B:対象月の月間事業収入
   S=A-B×12

  例えば
  前年の売上高   300万円・・・A
  対象月の売上     10万円・・・B
  
   《判定》
    300万円÷12月 =25万円 
    25万円×50%=12.5万円 > 10万円  なので50%以上減少

  《給付額》
        300万円 - 10万円×12 =180万円

  100万円より多いので100万円(上限)給付を受けられます。

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6. 不備がないようにするには

  慎重に確認するとしか言いようがありません。

  ・申請要領を一読する。情報量が多いので自分に当てはまる箇所だけ
   マーカーを引いたり、関係ないところは線で消してしまうとスッキリ
   します。

  ・添付書類をしっかりそろえる。内容に不備がないか確認。
   例えば申告書の収受印ですね。ないなら受信通知も添付、それも無理
    なら納税証明書を添付することになります。
   内容も確認しましょう。

  ・必須入力事項と添付書類の整合性がとれているか。

   ここらへんは実践して申請した方がよいでしょう。
   まあ、個人的な意見ですが…

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情報の整理、共有から始めていきます。 後々、節税や経費削減などの戦術的な情報を提供できたらと思います。