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【パイオニア・エクスプローラー】サイドボードのカードを知ろう!①



はじめに

はじめまして、tAchi(タチ)です。
主にパイオニア、エクスプローラーをプレイしている一般プレイヤーです。

現在、パイオニアは多種多様なデッキが存在する環境となっています。

しかし、サイドボードに目を通してみると、多くのリストで共通して採用されているカードが存在します。

本記事では、それらのサイドカードがなぜ使われているのかについてまとめていこうと思います。

今回は墓地対策と無色アーティファクトについて解説していきます。


墓地対策

現在のパイオニアでは、【パルヘリオンシュート】や【サクリファイス】、【イゼットフェニックス】など墓地を利用するデッキが多く存在します。

相手の墓地にあるカードに触ることができなければ、墓地を追加のリソースとして使われてしまうことになります。

現在の環境では、メインボードから墓地を対策できるカードを採用しているデッキは限られています。(【ラクドスミッドレンジ】の墓地の侵入者など)

主にサイドボードからの墓地対策によって、墓地を利用する相手にサイド後に強い動きをさせない、というのが墓地対策カードの採用理由です。

墓地対策カードはほとんどのデッキのサイドに採用されていますね。

多くの種類がありますが、本記事ではメジャーなものを紹介します。


未認可霊柩車

未認可霊柩車/Unlicensed Hearse

ニューカペナの街角で追加された墓地対策。
乗り手を用意できるクリーチャー主体のデッキではよく採用されています。

このカードはデッキの打点をそこまで下げずに墓地対策ができる点と、継続的に墓地追放をしてくれる点が強いです。
こちらが墓地を利用しないデッキであれば、自分の墓地も打点にできる点もえらいですね。

一方、3枚以上墓地に対処しなければならないカードがあるときや、1度に大量の墓地肥やしを行ってくるデッキに対しては少し物足りなさを感じる時もあります。


安らかなる眠り

安らかなる眠り/Rest in Peace

通称RIP。
【白単人間】や【アゾコン】、【スピリット】等でよく使われている印象です。

出た時に墓地を全て追放するだけでなく、その後墓地に落ちるカードも全て追放されるという、破格の墓地対策をすることができます。
また、死亡時誘発等も無効化するので、隙の無いカードです。

すべての墓地が対象なので、自分の墓地、死亡時誘発も利用できなくなるのですが、そもそもあまり利用しないデッキであれば関係ありません。
デメリットは相手のみに押し付けてしまいましょう。


トーモッドの墓所

トーモッドの墓所/Tormod's Crypt

現在パイオニアで最も使われている墓地対策。
パイオニアでは主に【緑単信心】のサイドに入っていて、カーンの能力で持ってくる動きが多いイメージです。

なんといってもマナを使う必要がないのが強いです。
他の動きを邪魔することなく墓地対策ができるので、デッキのスピードをあまり下げることなく動けます。

また、いつでも起動して墓地を全て追放できるので、とりあえず置いておいて相手の動きを牽制するといった使い方もできるので、かなり使いやすいカードですね。

一度使った後に再度墓地肥やしを許してしまうというケースには注意したいです。


運命の神、クローティス

運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny

【グルール機体】や【5cニヴ】などで見かける墓地対策。
色が合えばサイドに1枚採用しているリストが多いです。

追放したカードの種類によってアドバンテージを稼ぐ効果を持っています。

破壊不能なので割られにくいのもかなり強力なポイントですね。

伝説であり、1枚ずつしか追放できないので他の墓地対策と併用して使いたいカードです。


虚空の力線

虚空の力線/Leyline of the Void

ごく稀に見かけるカード。

初手にあれば強いですが、その性質上1枚だけサイドインしても効果が薄く、多く積むと2枚目以降が完全に無駄になってしまうのが難しいカードです。

タダで出せる4コストのエンチャントということを活かして奇怪な具現などのカードと組み合わせて使いたいです。


真っ白

真っ白/Go Blank

墓地利用をするデッキと戦う際、相手に選択権のある手札破壊を行うことは、敵に塩を送る行為になってしまう場合があります。

しかし、このカードであればそのデメリットを気にせず手札破壊を行うことができます。

相手のテンポを削ぎつつ墓地対策ができるので、相手が建て直している間に決着をつけてしまいましょう。


各種アーティファクト

パイオニアやエクスプローラーには様々なデッキが存在していますが、墓地対策と並んで特定のアーティファクトはかなり多くのリストで採用されています。

これらのアーティファクトはすべて無色のカードなので、色を問わず多くのデッキでサイドカードとして採用されています。

今回は汎用性の高いものを数種類紹介していきます。


墓掘りの檻

墓掘りの檻/Grafdigger's Cage

【緑単信心】の収穫祭の襲撃や、【天使】や【エルフ】の集合した中隊による横並べ、【異形化】による踏み倒し、【ファイアーズ】の奇怪な具現、といったパイオニアで強力な戦術を止めることができ、役に立つ場面が多いカードです。

墓地の利用を制限する効果も強力ですが、墓地対策としてはこのカードが対処された際に不利になる場合があるので、単体で使用するよりも他の墓地を追放できるカードと組み合わせて使うのが好ましいです。

【パルヘリオンシュート】に対してはほとんど影響しないため、他の墓地対策カードを優先的にサイドインしましょう。

よくある勘違いですが、独創力や白日などの一度追放して唱えるカードは、このカードの効果に引っかかりません。気をつけましょう。


真髄の針

真髄の針/Pithing Needle

【緑単信心】や【アゾリウスコントロール】などのPWを対策するためによく使われているカードです。

特に、【アゾリウスコントロール】のテフェリーやサメ台風を指定することで、相手の動きを大幅に制限することができます。

また、一部コンボデッキに対しても絶大な効果を発揮することがあります。

様々なデッキに対する知識を求められますが、使いこなせればかなり優秀なサイドカードですね。


減衰球

減衰球/Damping Sphere

主に【ロータスコンボ】、【ロータスコントロール】のメインパーツである睡蓮の原野や、【緑単信心】のニクソスに対しての妨害として採用されています。

これらの複数マナを生み出す土地を用いるデッキに対しては、相手の動きの阻害としてかなり有効です。
相手側がこのカードに対する解決策を探している間に押し切ってしまいましょう。

自分にも影響する能力なので、減衰球をサイドインした後の動き方については事前に確認しておくことが重要です。


石の脳

石の脳/The Stone Brain

特定のカードに依存しているデッキに対してはこのカード1枚でかなり有利に戦うことができます。

自分のデッキでは対処しきれない致命的なカードを抜くのも強い使い方だと思っています。
相手のデッキに対する理解が重要ですね。

起動までに合計4マナかかるので使うタイミングが難しいですが、適切なタイミングで使うことができればかなり強力に作用する良いサイドカードです。


まとめ

今回こうしてサイドカードをまとめてみると、1枚で複数のデッキを対処できる汎用的なカードが好まれる傾向にあると感じました。

今回の記事で取り上げたカードだけでなく、特定の場面でかなり役に立つカードもパイオニアのカードプールの中には多く存在します。
そういったカードを探していくのもカードゲームの醍醐味だと私は思っています。

この記事がこれからパイオニアやエクスプローラーに参入しようと思っている方々の一助になれれば幸いです。

次回の記事では色対策カードについて紹介できればと考えています。

ではまた!


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