「推し活旅」をヒントに

先日、テレビ東京のカンブリア宮殿にて、JR東海の社長、丹羽 俊介氏が出演されていた。

新幹線車両を貸し出して、「おいしい新幹線」だったり「新幹線プロレス」をやったことが話題だが、いま力を入れていることとして「推し活旅」が紹介されていた。

この取り組みも、日本将棋連盟とJR東海のコラボによるツアーだそうだ。
他にも、人気アニメをテーマにしたプラン、象のオーナーになれるというプランなどがあった。
その様子を見て、「これを競馬でも出来れば…?」と思った自分がいる。

僕が考えるのは、1泊2日での「厩務員体験」
これを考えた理由は、僕が初めてパドックで馬を引いたときに感動したからこそ、これはウケるんじゃないか?と思っていて、その場に所属している誘導馬を引いてパドックを1周・その様子を外から動画で撮影するサービスはどうだろうか。
そして翌日朝はバックヤードツアーの調教見学だったり、人だけでゲートへ行きゲートがどういう仕組みで動くか?を見たり、検量所の様子を見たり、決勝審判室へ行ったり、検体所へ行ったりして、開催で迷惑がかからない範囲でのバックヤードツアーとパドック引き馬体験を組み合わせれば、それなりの金額を出してもやりたいと思う人が一定数いるのではないか?と思っている。

もし出来れば、周囲が暗くなってからパドックの照明を点けて、パドックを引き馬で周回することが出来ればと思う。もちろん大人しい馬で引き馬をするか、二人引きの外側で何かあったらすぐ離れて貰うようにするとか、やり方はいろいろありそうに思える。
そして、こういう取り組みは「赤字」でも広告宣伝費と動画投稿等での拡散で、元は取れないか?と考える。

これで大切なのは「移動時の楽しみ」
その場所に行って、体験する。のではなく、移動時からテンションを上げさせるための工夫が必要なのではないかと考える。
例えば、トークショーを車内で行ってみたりして、移動の時から非日常感を演出出来れば、ある程度の価格でもユーザーの満足度は高くなるのではないか。
そして、それこそが「競馬場へ行ってみよう」だったり「競馬場が面白いことをやってる」と思われる。ニュースにもなって、人目にも付くことでの宣伝効果もあるはずだ。

ただ、問題点として競馬の主催者はそこまでフットワークが軽くないこと。そして、今のままでもある程度馬券は売れているから、そこまでテコ入れをしようとは思っていないのではないか?ということ。

なんだかんだがありそうだけど、バックヤードツアーは競馬を知ってる人でもなかなか入れない場所を知れて楽しいはず。そしてパドックで馬を引くことは厩務員や助手くらいしか出来ないのに、自分が引いて歩けるとなったら面白くないか?と思った。

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