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いぬとうさぎのオーケストラ

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Twitterにアップした記事の集大成。世の中に「歴史的名演」と言われるものは多々あるけれど、好き、嫌いは人それぞれ。未来の自分に向けての備忘録 最初の記事が、目次となっています…
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2022年5月の記事一覧

レオポルド・ストコフスキー (1882 1977 95)

交響曲 2022.05.18 ロベルト・ミンチュク/BBCウェールズ・ナショナル管 ストコフスキー 交響曲、ミンチュク/BBCウェールズ・ナショナル管。詳細不明の交響曲で3楽章以降は失われた。君が代を思わせる暗い冒頭、和旋律のようなFlとミュートTrpに続き、切れ味良い激しさの後、不安なまま静かに2楽章に。ペダルノートの嵐のあとは冒頭同様陰鬱な中Flとチャイムで静かに終わる。

ジョン・パウエル (1882 1963 81)

https://gebiao-medical.com/wiki/John_Powell_(musician) 交響曲「バージニアン」 2022.05.18 カール・クルガー/デトロイト響 ジョン・パウエル 交響曲「バージニアン」、カール・クルガー/デトロイト響。とても古いSP録音で、細部は不明瞭。60分弱の大曲で、アメリカ民謡を主題とした明るい色調の曲。元気よく溌剌としてアメリカ民謡の情感がある。構成もしっかりした馴染みやすい曲だけど、ちょっと長すぎて飽きてしまう。

メルケル・メルケシュ (1882 1961 79)

交響曲ニ短調 2022.05.18 マッツ・ロンディン/ロイヤル・ストックホルム・フィル メルケシュ 交響曲ニ短調、ロンディン/ロイヤル・ストックホルム・フィル。ちょっと暗めに始まり、様々な情景が移り変わる所は序曲のよう。随所にR.シュトラウスやフランク的部分がある。2楽章はEngHrnの後にTrpファンファーレが響きTrb,Tubaのコラールは劇画的、最後はファンファーレで溌剌と終わる

ホアキン・トゥリーナ (1882 1949 67)

交響曲「セビーリャ」 2022.05.18 マックス・プラガド=ダルマン/カスティーヤ・イ・レオン響 ファンホ・メナ/BBCフィルトゥリーナ 交響曲「セビーリャ」、プラガド=ダルマン/カスティーヤ・イ・レオン響とメナ/BBCフィルで。スペイン的な明るさ、陽気さが前面に出た曲で、風光明媚な情景とダンスが思い浮かぶよう。2楽章は切ないVnと情熱的EngHrnより躍動と静けさが混じり、3楽章はいかにもスペイン的でお気に入りです。

ジーノ・マリヌッツィ (1882 1945 63)

交響曲イ長調 2022.05.18 ニクサ・パレーザ/クロアチア放送響 マリヌッツィ 交響曲イ短調、パレーザ/クロアチア放送響のライブ。R.シュトラウスやダンディの影響かHrnが活躍するが、演奏は粗い。ロマンチックな曲想に懐かしい旋律が絡む。EngHrn、Harp、Claの神秘的な掛け合いの2楽章、終楽章はリズミカルで騒々しく盛り上がってから静かに終わる。オケは弱い。

ヴァルター・ブラウンフェルス (1882 1954 72)

シンフォニア・ブレヴィス 2022.05.23 グレゴール・ビュール/ラインランド=プファルツ州立フィル ブラウンフェルス シンフォニア・ブレヴィス、グレゴール・ビュール/ラインランド=プファルツ州立フィル。ロマン派から近代、新古典主義に位置付けられる曲。最後まで強い精神性が貫かれている。2楽章で少し安らぎの部分もあるが、暗い情熱が緊迫感を伴って、最後は静かに終わる。お気に入りです。 協奏交響曲 2022.05.23 ウルフ・シルマー/ミュンヘン放送管 ヴァルター・ブラ

ペタル・コニョヴィチ (1883 1970 87)

交響曲ハ短調 2022.05.15 ドゥラ・ヤクシッチ/ベオグラード・フィル コニョヴィチ 交響曲ハ短調、ヤクシッチ/ベオグラード・フィル。セルビアの作曲家。全編民俗的な旋律がベースで、時折、ドヴォルザークのような部分もあるが、さほど魅力的でもない。1楽章は劇的に始まり2楽章は切ないOb、3楽章は楽し気なワルツ、4楽章も民族的に盛り上がる。オケ、録音とも今一つ。

カンデラリオ・ウイサル (1883 1970 87)

交響曲1 2022.05.16 セルジオ・カルデナス/メキシコ響 カンデラリオ・ウイサル 交響曲1番、セルジオ・カルデナス/メキシコ響。メキシコの作曲家で、中南米的で派手な冒頭はちょっと面白そうな予感。楽天的な所と抒情的で繊細な部分が入り乱れ、落ち着きどころが見えない。2楽章のHarpなど印象的。メキシコ的な底抜け感もある。オケ、録音は荒い印象。 交響曲2「オクスパニクストリ」 2022.05.16 セルジオ・カルデナス/メキシコ響 カンデラリオ・ウイサル 交響曲2番「

ドーラ・ペヤチェヴィチ (1885 1923 38)

交響曲嬰ヘ短調 2022.05.07 アリ・ラシライネン/ラインランド=プファルツ州立フィル ペヤチェヴィチ 交響曲嬰ヘ短調、ラシライネン/ラインランド=プファルツ州立フィル。クロアチアの女性作曲家。50分弱のロマン派の曲。堂々とした出だしからロマンチックに朗々と盛り上がる。Obの民謡調の2楽章は哀愁があり3楽章は明るく活発なスケルッツオ。終楽章も躍動的に盛り上がる。お気に入り

エゴン・ヴェレス (1885 1974 89)

交響曲1 2022.05.10 ゴットフリート・ラブル/ウィーン放送響 エゴン・ヴェレス 交響曲1番、ゴットフリート・ラブル/ウィーン放送響。少し冷たく暗い現代的な曲。神経質なフーガで盛り上がるが、全体的に力感がなくすっきりしており心地よさも感じる。感傷的でもなく穏やかな安らぎもある。最後は、大地の歌のようにしずかに消えていく。なかなか面白い曲。 交響曲2 2022.05.10 ゴットフリート・ラブル/ウィーン放送響 エゴン・ヴェレス 交響曲2番、ゴットフリート・ラブル

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー (1986 1954 68)

交響曲 2022.05.03交響曲ニ短調、ロ短調 2022.05.03 アルフレート・ヴァルター/スロヴァキア国立コツシエ・フィル交響曲1 2022.05.03 アルフレート・ヴァルター/スロヴァキア国立コツシエ・フィル交響曲2 2022.05.04 アルフレート・ヴァルター/BBC響 交響曲3 2022.05.04 アルフレート・ヴァルター/ブリュッセル放送響交響曲 2022.05.04

ルイス・デ・フレイタス・ブランコ (1890 1955)

交響曲1 2022.05.01 アルヴァロ・カッスート/アイルランド国立響 ルイス・デ・フレイタス・ブランコ 交響曲1番、アルヴァロ・カッスート/アイルランド国立響。ポルトガルの作曲家。重々しい出だしから盛り上がり金管が宣言するようなフレーズで締める。2楽章はOb、Flの哀愁ある旋律が明るく快調に変わる。3楽章になると明るく溌剌とした曲想となり晴れやかに終わる。 交響曲2 2022.05.01 アルヴァロ・カッスート/アイルランド国立響 ブランコ 交響曲2番、カッスート

ヘイノ・カスキ (1885 1957 72)

交響曲 2022.05.07 イルポ・マンスネルス/フィンランド放送響