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いぬとうさぎのオーケストラ

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Twitterにアップした記事の集大成。世の中に「歴史的名演」と言われるものは多々あるけれど、好き、嫌いは人それぞれ。未来の自分に向けての備忘録 最初の記事が、目次となっています…
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2022年2月の記事一覧

ユージン・グーセンス (1893 1962 69)

交響曲1 2022.02.22 ヴァーノン・ハンドリー/西オーストラリア響 リチャード・ヒコックス/メルボルン響ユージン・グーセンス 交響曲1番、ヴァーノン・ハンドリー/西オーストラリア響とリチャード・ヒコックス/メルボルン響。新古典主義の響きに、時折、美しい旋律が混じる。音場に広がりがあり多彩なオケの音が表現されているのは楽器の使い方が上手いからだろう。壮大な盛り上がりに英国っぽさも感じる 交響曲2 2022.02.22 ヴァーノン・ハンドリー/シドニー響 アンドリュ

ウィレム・ペイペル (1894 1947 53)

交響曲1「牧神」 2022.02.20 リチャード・デュファロ/ロッテルダム・フィル ウィレム・ペイペル 交響曲1番「牧神」、リチャード・デュファロ/ロッテルダム・フィル。表題どおりの曲想で始まる。マーラーの影響が顕著でマーラーの4番や2番、1番のモチーフが所々に聴こえてくる。全体的に緊張感やひらめきは感じられず、なんだか眠くなる。最後は少しだけ悲劇的に盛り上がる。 交響曲2,3 2022.02.20 ロエロフ・ファン・ドリエステン/ロッテルダム・フィル ヤック・ファン

ヴァージル・トムソン (1896 1989 93)

讃美歌の調べによる交響曲、交響曲2、3 2022.02.06 ジェームズ・セダレス/ニュージーランド響 ヴァージル・トムソン 讃美歌の調べによる交響曲、交響曲2番、3番、ジェームズ・セダレス/ニュージーランド響。静かというか力感がなくつかみどころがない。どこかで聴いたようなアメリカ西部の田舎的な旋律が断片的に表れる。交互にソロが入り全体的に薄い。時折不協和音。なんだかおもしろくない。

ロジャー・セッションズ (1896 1985 89)

交響曲1-9 2022.02.10 渡邉暁雄/旧日本フィル ディミトリ・ミトロプーロス/ニューヨーク・フィル イゴール・ブケトフ/ロイヤル・フィル クリスチャン・パデア/コロンバス響 デニス・ラッセル・デイヴィス/アメリカン・コンポーザーズ・オケ レオン・ポットスタイン/アメリカ響セッションズ 交響曲1番、渡邉暁雄/日本フィル。2番、ミトロプーロス/ニューヨーク・フィル。3番、ブケトフ/ロイヤル・フィル。4,5番、パデア/コロンバス響。6,7,9番、デニス・ラッセル・デイヴ

ロベルト・ジェラール (1896 1970 74)

交響曲「ペドレルに捧げる」 2022.02.17 マティアス・バーメルト/BBC響 ロベルト・ジェラール 交響曲「ペドレルに捧げる」、バーメルト/BBC響。この曲の以外の番号付き4曲は現代音楽だが、この曲だけは恩師の思い出として穏やかで牧歌的な印象。特に一楽章は美しい響きが特徴で2楽章は静かな起伏がある。3楽章の締めくくりはもう一つ。不思議な響きの個所があって面白い。 交響曲1、2、3「コラージュ」、4「ニューヨーク」 2022.02.17 マティアス・バーメルト/BB

トーマス・シュミット=コワルスキー (1949 2013 64)

交響曲3 2022.02.05 マンフレート・ノイマン/南西ドイツ放送カイザースラウテルン管 シュミット=コワルスキー 交響曲3番、ノイマン/南西ドイツ放送カイザースラウテルン管。時代に反しとてもロマン派、シューマンのような出だし、ブルックナーのようなスケルッツオ、アダージョ。曲想は明るく哀愁もありロマンチック。劇的な盛り上がりを経て穏やかに終わる。音源があれば他も聴きたい