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いぬとうさぎのオーケストラ

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Twitterにアップした記事の集大成。世の中に「歴史的名演」と言われるものは多々あるけれど、好き、嫌いは人それぞれ。未来の自分に向けての備忘録 最初の記事が、目次となっています…
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2021年8月の記事一覧

ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル (1859 1951 92)

交響曲2 2021.08.05 ヘルマン・ボイマー/オズナブリュック響 ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル 交響曲2番、ヘルマン・ボイマー/オズナブリュック響。残念ながら1番の音源は見つからなかった。2番はロマン派の聴きやすい曲で、柔らかな印象の曲。ただ、パンチがなく目的地が見えず、全体的にぼやけた感じがしてしまうのは、曲とオケの両方が原因だろう。 交響曲3「人生」 2021.08.05 オンドレイ・クーカル/プラハ放送響 ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル 交響曲3番「人

リカルド・カストロ (1864 1907 43)

交響曲1 2021.08.01 (演奏者不詳) リカルド・カストロ 交響曲1番、Youtubeより演奏者は不詳、おそらく地元メキシコのオケのライブ。録音は近接しており聴きづらくオケの粗が目立ってしまう。各楽章ともにメキシコ民謡らしきフレーズを様々な楽器がかけ合い、繰り返すスタイル。特にVcが目立つのは曲か録音のせいか?面白い曲ではない。

ブルール・ベックマン (1866 1929 63)

交響曲ヘ長調 2020.08.10 イェラン・W・ニルソン/イェーテボリ響 ブルール・ベックマン 交響曲ヘ長調、イェラン・W・ニルソン/イェーテボリ響。スウェーデンの作曲家。爽やかで溌剌とした1楽章、対照的に情緒的で穏やかな2楽章、3楽章は哀愁のあるワルツ、軽快で歯切れよく華やかな4楽章。オケはちょっと粗い感じ。北欧らしさも感じられる曲で、お気に入りです。

エイミー・ビーチ (1867 1944 77)

交響曲「ゲール風」 2021.08.09 ネーメ・ヤルヴィ/デトロイト響 カール・クリューガー/ロイヤルフィルエイミー・ビーチ 交響曲「ゲール風」、N.ヤルヴィ/デトロイト響とカール・クリューガー/ロイヤルフィル。アメリカの女性作曲家。表題どおりイギリスの民謡の旋律に溢れた曲。重厚で緊張感のある1楽章、気品と哀愁のある2,3楽章、快速に輝かしく盛り上がる終楽章。新たな発見、お気に入りです。 交響曲「ゲール風」 2021.08.09 ネーメ・ヤルヴィ/デトロイト響 カール

ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル (1867 1942 75)

交響曲1「旗」 2021.08.12 ミハイル・ユロフスキ/ ザールブリュッケン放送響ペッテション=ベリエル 交響曲1番「旗」、ミハイル・ユロフスキ/ ザールブリュッケン放送響。スウェーデンの作曲家。戦いの旗が主題であるが、曲は全く荒々しさや重々しさがない。明るさ、透明感、密やかさ、軽快さといった印象が強く、これは5曲の交響曲すべてに通じている。面白い作曲家だと思う。 交響曲2「旅は南風にさそわれ」 2021.08.12 ミハイル・ユロフスキ/ノールショピング響 スティ

ヘルマン・ビショフ (1868 1936 37)

交響曲1,2 2021.08.14 ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト/ラインランド=プファルツ州立フィル ビショフ 交響曲1番、2番、アルベルト/ラインランド=プファルツ州立フィル。R.シュトラウスの弟子らしく1番は冒頭よりティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらを交響曲にした感じ、1時間の大作で延々と続く。2番は少しオリジナリティがあるけど似た感じで好みは分かれそう。私はもひとつだな。

フランシス・カサドシュ (1870 1954 84)

スカンジナビア交響曲 2021.08.18 ウジェーヌ・ビゴー/フランス放送フィル フランシス・カサドシュ スカンジナビア交響曲、ウジェーヌ・ビゴー/フランス放送フィル。ライブ録音で音は悪い。3楽章形式、非常に主張が明確で熱く情熱的な曲、表情も頻繁に変わる。ちょっとフランクに似た所もあるが、より劇的で厳しく盛り上がる。オケは粗いがなんとか破綻せず終わる。Trpが印象的

トーマス・アデス (1971 - )

室内交響曲 2021.08.23 アドリアン・ペルルション/タピオラ・シンフォニエッタ トーマス・アデス 室内交響曲、アドリアン・ペルルション/タピオラ・シンフォニエッタ。以前、ポラリスを聴いてなかなか面白い作曲家だと思っていたが、交響曲も1曲あった。小編成の弦にTrp,Trb,Hrn,Ob,Fl,Bclaといった管、ピアノ、各種打楽器からなる響きは面白いが、かなり難解な現代曲だ。