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ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル (1867 1942 75)

交響曲1「旗」 2021.08.12
ミハイル・ユロフスキ/ ザールブリュッケン放送響

ペッテション=ベリエル 交響曲1番「旗」、ミハイル・ユロフスキ/ ザールブリュッケン放送響。スウェーデンの作曲家。戦いの旗が主題であるが、曲は全く荒々しさや重々しさがない。明るさ、透明感、密やかさ、軽快さといった印象が強く、これは5曲の交響曲すべてに通じている。面白い作曲家だと思う。

交響曲2「旅は南風にさそわれ」 2021.08.12
ミハイル・ユロフスキ/ノールショピング響
スティグ・ヴェステルベリ/スウェーデン放送響

ペッテション=ベリエル 交響曲2番「旅は南風にさそわれ」、ミハイル・ユロフスキ/ノールショピング響とスティグ・ヴェステルベリ/スウェーデン放送響で。3楽章形式で表題から想像するに名所めぐりのよう。力みがなく爽やか、穏やか。スウェーデンの自然や風景を想像し行きたくなる。お気に入りです。

交響曲3 「ラップランド」 2021.08.12
ミハイル・ユロフスキ/ノールショピング響
ジークフリート・ケーラー/スウェーデン放送響

ペッテション=ベリエル 交響曲3番「ラップランド」、ミハイル・ユロフスキ/ノールショピング響とジークフリート・ケーラー/スウェーデン放送響で。5曲の中では評価が高いようだけど、共通して力みのないきれいな風景を思い浮かべる曲。ピアノやハープも入り北欧的な透明感がある。あっけなく終わる。

交響曲4 「ホルミア」 2021.08.12
ミハイル・ユロフスキ/ノールショピング響

ペッテション=ベリエル 交響曲4番「ホルミア」、ミハイル・ユロフスキ/ノールショピング響。ストックホルムの風景を描いた曲のようだけど、ちょっとイギリス的な感じもする。1楽章はハープが入り軽く細やかで美しい。2楽章は静かで楽しげ、3楽章も基調は静か、楽しく終わる。2番とともにお気に入り。

交響曲5 「孤独」 2021.08.12
ミハイル・ユロフスキ/ノールショピング響

ペッテション=ベリエル 交響曲5番「孤独」、ミハイル・ユロフスキ/ノールショピング響。民謡的な旋律で4番同様イギリスっぽさも感じる。2楽章は軽快で楽しげなワルツ、3楽章は静かにゆったり、4楽章は民族的主題で珍しく盛り上がるが最後はハープが入って静かに終わる。表題の意味はよく分からない。

交響曲 2021.08.12

 ペッテション=ベリエル 交響曲5曲を聴いた。ちょっと雰囲気の違った作曲家の印象で、曲は全く力みがなく自然体、激しく盛り上がるところはほとんどなく、時に抒情的でスウェーデンの穏やかで明るい風景を思わせる。曲によってピアノやハープも入り透明感が増す。不思議な感じのお気に入りの作曲家です

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