未来人ごっこ遊びはおしまい

先日購入した古賀及子さんの「おくれ毛で風を切れ」を読んでいる。

基本的には古賀さんと2人の兄妹の日常が描かれているのだが、その目線は生温かいようで時々アチッとなる、源泉掛け流しの湯口付近に浸かっているような読み応えだ。

2019年後半から始まっており、そんな予感はしていたが程なくその世界でも新型コロナ流行のシーズンに突入した。

以前とあるラジオ番組のバックナンバーをまとめて聴いた時も感じたのだが、2019年も末の回にもなると、あぁ、もう少しでその平和もしばらく失われてしまう…過去を変えられない疑似未来人感覚を味わう。

しかし、世界は色々あったが、今コロナが収束したことも、古賀及子さんもラジオパーソナリティも健在であることを知っているので安心してほしい、と念を送って、束の間の未来人ごっこ遊びはおしまい。

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