ささみの筋取りと揚げない唐揚げ

ささみの筋取りって、何か意味あるんですか?
といつも思う。

実際、茹でてしまえば筋の存在なんて気にならないのだが、ささみを使うレシピには大概工程内に入っているので無視もしづらい。
無視もしづらいが、どちらかと言うと何度かチャレンジした筋を取る工程で身がボロボロになったり、筋に実が持っていかれてフードロス状態になり、デメリットの方が多いじゃないかという気がしていた。

だがやってみると何か良いことがあるのかもしれないとなんとなくまた挑戦してみて、コツを掴めば簡単!というコツを相変わらず掴めず時間をかけて取筋(造語)。

そうして手間暇かけて取筋したささみは酒と砂糖につけ置きしたのち、唐揚げ粉をつけてオーブンで焼き、揚げない唐揚げとして食卓に並んだ。
もちろん油で揚げたものに加えサクサク感はないものの、ケンタッキーを思わせるふっくらめの仕上がりとなりなかなか美味しかった。
次は焼く前に油を絡めてみると歯応えも良くなるかもしれない。
あと、多分筋を取らなくてもさほど感想は変わらなかったように思う。
筋を取る時に身がほぐれて味馴染みが良くなったとかは多少あるかもしれないが、それは本筋ではないだろう。

ちなみにフードロスで心を痛めそうな筋は、捨てる直前に思い立って湯通しをして、飼い猫に無添加おやつとして与えた。
喜んでがっついていたので良かった。

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