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IWさんとMさんが原稿を読んだ感想(修正・加筆)

 デイケア棟の蛍光灯をLEDへの交換をする為、それと外来受診が多くて朝の受診はデイケアの相談室で行われた。ST先生が創作活動に参加してくださいと言われたが雑巾作りに意欲が持てず本棚の片付けやオーディオの整理をしていた。デイケアの部屋をウロウロして参加表をぼーっと見ているとIさんから動きが目立つよと言われ席についてと声をかけられたのでしばらくじっとしていた。Mさんが11:00の休憩をとらなかったので少し気になったのでMさんに声をかけると11:25分で終わりましょうとのこと僕は幻聴も静かで1時間ゆっくり過ごせたのでとても自然体になれた。

 今日僕は司会だったので今日から参加するYさんにお茶を入れる方法をMさんが教えてあげてとおっしゃった。Yさんは昨日まで入院していたらしかったけどそんな感じには全然見えなかった。ポットへの水を入れることとお茶の入れ方、きゅうすを掃除するのを実際にやってもらった。Yさんは本人の方法で丁寧にお茶を入れて掃除してくれたので僕はありがとうございましたと伝えた。

 給食はいなりにごぼうの煮物、温かい茶そばがとてもおいしかった。僕は牛乳パックが好きだ。ストローでのどに流し込むととても美味しい感じがする。食器を洗浄しているとデイナイトケアがサニーレタスを販売するというのでとても格安で購入できた、先週も食べるととても美味しかった。来週は冷凍いちごといちごジャムの販売をする。僕はいちごジャムを予約した。

 昼休みにIWさんに夏祭りの感想を聞いた。
 夏祭りの続きを読んでみたいと思いますか?とたずねるととても読みやすかったクレープ作りや祭り当日の話も読みたいとおっしゃった。
 創作大賞とクレープ作りの話が同時に進んでいくけどどっちに目がいきますか?とたずねると創作大賞に目がいくとおっしゃった。

 3人が大切にしていることをテーマにして書いている、大切にしている気持ち伝わりますか?とたずねると文章が始まったばかり3人の事実が伝わってこないと言われた。

 あとお金を大切にしている男の子がエンジニアを目標にクレープ作りを研究する。そのときにSくんにレシピの作り方を書いてもらうけどどうしてか?と僕にたずねた。
 僕はSくんは小説家になりたいのでクレープが売れるSTORYを書きたかった。

 3人の事実やどうやって売るか?をはっきりさせるのはまだ先のことだ。

 IWさんは読みやすいすっと読めたとおっしゃった。ポケモンパン→会話劇→夏祭りと続いて興味をもってくれたのは初めてかもしれない、嬉しかった。

 13:07分を過ぎてMさんとの面接は今日は難しいかなと思ったけど詰所をのぞくと今から申し送りがある、後から声をかけますというのでデイケアルームに戻った。

 13:15分Mさんがお待たせしましたと話されたので僕は先週見せた原稿読んでもらいましたか?と聞くとまだ読んでいませんとおっしゃった。途中まで読んでいるというので話を続けた。

 僕は生まれる前のキオクがある。それは幻聴の影響を受けている。生まれた後に現実で幻聴にいろいろ言われている。キオクと現実がごっちゃになって拘束具のキオクも創作しているかもしれないとMさんにいうと嘘と本当がわからないところがあるとおっしゃった。そして声として話しかけてくることはないと思うと言われた。

 しかし次の日に幻聴と話しをすることもありうるとおっしゃった。

 Mさんにこのキオクの事をどう思うか?本当にあると思うか?Mさんは不思議な感じがしてわからないような感じだった。僕は原稿を途中までしか読んでないから仕方ないと思った。Mさんは難しいところだと思う。本人がそう思っているだけかもしれないと話した。

 キオクの中でMさんに触れる所がある。僕の生まれる前のキオクにMさんがいることが信じれますか?とたずねるとMさんは読んでいないのでよくわからないと僕に伝えた。次の日心理面接で再度確認するとMさんは病気の再発で忘れたものを思い出しているのでキオクも変わりやすい現実と幻聴がごっちゃになって創作しているかもしれないと言った。

 幻聴が現実の世界でおこるように僕が感じているけどそういうことはおこりえるか?Mさんはありえない。現実でおきても偶然おこっているだけと話した。予知ではなく人間が幻聴のいうことを聞いているわけではないとおっしゃった。

 幻聴は僕に言うことをきかせようとする。言うことをきかないと腹をたてる。とてもうるさくて本人を苦しめる。Mさんは幻聴が本人を応援してくれる良いものだったらいいけどひどいもの、本人は言うことをきかない方がいい。僕の幻聴は本人を大変なめにあわせるけど本人に関係する人にはいいことをする。だから僕も幻聴を無視することもないと思い幻聴の内容をあまり気にしないようにしている。

 Mさんに幻聴の世界は本人の世界なんですか?ときくと幻聴は松下さんの世界と違いますとおっしゃった。本人を苦しめていて、本人は苦しんでいるので幻聴と決別するのも必要かもしれない。僕はどう対応していいかわからなかったので安心した。でも幻聴を拒絶すると面倒なことが起こる気もする。バランスも大切だ。

 Mさんは生まれる前のキオクがあったりしますか前もって知っている感覚っていうのはわかりますか?とたずねるとMさんは生まれる前のキオクがあったりしない。将来おこることがわかることはないとおっしゃった。

 今回記事を書いていて幻聴が僕に分裂病と言った。Mさんにこのキオクは病気と関係がありますか?とたずねるとキオクというのも病気の一部かもしれないとおっしゃった。薬を飲んでいる時は再発していないし、薬を飲むと安心した状態が得られる。

 Mさんに質問してみてキオクは幻聴のことなので理解しずらいキオクが本当かどうかは疑問?MさんにもMさん世界があって表現しているものだ。
 幻聴もキオクの世界、僕が表現したいことって何と思いますか?とたずねるとMさんの対応をみて僕もMさんの感情がつかみきれなかった。
 次の日Mさんと拘束具のキオクについて話していて幻聴の世界は僕の世界じゃなくて幻聴が話している表現に僕が苦しんでいる。
 Mさんに質問して幻聴についてしっくりきた。

 午後のプログラムは風船バレー楽しかった。掃除、帰りのミーティングも終わり僕は受付で支払いをした。バスの送迎を待っているとMさんが僕がデイケアルームに置き忘れたパーカーを持ってきてくれた。僕はパーカーを受け取るとき、Mさんが拘束具のキオクを読んだらもう一度話がしたい、つかみきれないところがあるからと話した。

 Mさんがいいですよと話してくれた。翌日の朝Mさんが原稿を読んでくれてすぐ心理面接をしてくれた。

 母が退院した生活の様子も伝えしばらくじっとしているとバスがきた。僕はバスに乗り込む時Mさんにきょうもありがとねと伝えるとMさんがたくさんと言った感じがした、気のせいかもしれない。湖が美しく、ゴルフボールをあみですくいあげる男性がかっこよかった。

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