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あまのじゃく好き避け男子

 Mさんが仲良くしようとすると冷たくあしらい、気持ちが離れると優しくします。どうして僕はこんな風になったのだろう、Mさんが仕事としてしか見てくれないからだろう。彼女を好きなんだけど、一方的な想いで終わらせたくない。彼女の心が欲しい、デートで食品を選んでMさん家で料理を一緒にしたい。

 僕の言動がMさんに好きだという風に伝わっているか?というより、Mさんは30代中頃の大人の女性だ、僕が奥手だとか言葉を上手く伝えられない事を余り気にしている様子もない。僕も年齢を重ねていて仕事に集中していることが分かるので、彼女に恋心を語る気にもなりにくい。僕は意気地なしだろうか?

 3ヶ月位Mさんとまともに話をしていない、好きだという感情がどういったものか?忘れかけている。時々後ろ姿を見かける事もあるけど、心から好きな気持ちが溢れることはなくなった。以前、2人で話している時に自分の気持ちを誤魔化す時があって、Mさんが嫌な感情を抱いたなと感じた時がありました。

 先日、Mさんから食事に行きませんかと誘われて、嫌ですって答えたら、私の事嫌いなんですか?っていうから、いつもの態度見てればねって答えた。言わないといけないことがあるというので病院の食堂なら話せるって伝えた。本当の所、Mさんと友達にもなっていない、2人で食事っていうハードルは高い。

 僕が心を許していないと分かって貰えて安心した、Mさんと食堂で話した。noteに私のこと書いてますよね?すきとか嫌いとか、気持ちが悪いので辞めて貰って良いですか?僕はすいません、直ぐに辞めますと伝えた。僕の好きな気持ちはいつも一方的で、Mさんは人の想いを馬鹿にしているみたいと話した。

 Mさんは僕から離れている、側にいたと感じられたのはいつだったろう?心理面接をする頃かな、noteを始めると距離が生まれた。僕は天邪鬼なのでもう一度Mさんに見て欲しい。プログラムに再び参加しようか?対応を変える。僕のnoteいつ頃から見てるの?昨年の夏頃よ、話してくれたら励みになる。

 Mさんは逆の気持ち、逆って?貴方の小説を読んで、私の事書いて欲しくなかった。僕の気持ち迷惑ですか?私は貴方を好きにならないから。貴方ははっきりと伝えないと分かってくれないから。僕は迷いが無く振られたけど、未練が残らないMさんの言葉に優しさを感じた。こんな事を呟くとまた言われそう。

 僕も暫く大人しくしている、他人に近づきたくないのだ。誰にも迷惑を掛ける事なく生活したい。母の介助をしながら、日用品の買い物をして、週一回デイケアに通院した。Mさんのプログラムには参加しなかった。彼女と関わるのが面倒なくらい人間関係に疲れていた。48になると生きるのが煩わしかった。

 自宅で過ごす事が多いのでSNSで女性と交流するのも増えた、ちょっとした対話が小説の発想に繋がった。でも不思議と数週間から1ヶ月位で連絡が途絶えるのでした。Mさんとは恋の話をする事はなく、たまに小説の感想を話した。心理士の仕事として向き合ってくれた。その優しさが嬉しく辛くもあった。

 僕とMさんの関係は患者と心理士というものしか残っていない。会うのが辛い時もあったけど自分の生き方を素直に受け止めるしかない。病気とは戦っていかないといけない、それを支えてくれる存在は必要です。Mさんと恋愛していたのも事実で、今の瞬間は辛くても将来の為に必要な時期と想う事にしたよ。

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