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続・自閉症の僕が跳びはねる理由を想う

 この本を読んだ感想は、分からないんだという事です。

 他人は、東田さんのことがさっぱり掴めない。

 自閉症を理解できない。


 僕が幻聴が何だか分からない、説明できるものもいない。

 だから僕なりに幻聴を理解しようとする、僕の場合それがとてもネガティブです。

 とても僕の力では手に負えるものではありません。


 東田さんも自閉症が何だか分からない、だから自分のことを説明している。

 しかし、東田さんの説明する自閉症はとてもポジティブです、読んでいて心地いいです。

 この本の中で、東田さんに色々な質問がされますけど、難しい内容です。

 当たり前のことを答えている様に見えますがとても哲学的です。


 東田さんは自閉症の心を自分の言葉で説明されています、共存という言葉を使われています。

 東田さんは、この本を通じて、健常者と障碍者が一緒に生きる方法を提案しているのです。


 僕は、健常者と一緒に生きることは諦めました。

 15年位、社会で働きましたが、酷いもので戻りたくありません。

 もうまっぴらごめんです。

 だから、障害を克服することはできないと思います。


 東田さんのモチベーションは高いです、自閉症児が社会で健常者と共存出来る社会を作ることです。

 振り返れば、僕も社会で他人と交流をしたかったけど、衝突しか起こらなかったと思います。

 今は関係性を築こうとも思いません、昔より障害が進んだのかもしれませんね。




 それよりも、もう生きることを許してほしいです。

 もう充分でしょという感じです。

 この本を読んで理解したことは、他人との関係性を作ることが可能なら障害とは言われなくなるし、本人が目標を達成する力があれば、他人も応援してくれる、全ては本人次第ということです。

 東出さんは、自閉症という障害を持ちながら、未来を開く力があるので、周囲の人が力を貸しているのだと思います。

 僕も障害を持ちながら、もう1人の自分がどうすれば僕を振り返ってくれるのか行動していくことです。

 僕には彼のことがさっぱり分からないのです。

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