私は昼前に目覚め、支給された食材で簡単な食事を作って食べる。

…、自分という体の檻から意識を解き放ち、想念の広い草原を好きなだけ走り回らせる…。

…、門衛がそろそろ角笛を吹き鳴らそうかという時刻に、私は意識を今一度身体に呼び戻し、家を出て徒歩で図書館に向かう。10-62

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