僕はまだ眠っていたい。悪魔に話しかけられ始めた時も、心の中で抵抗を見せる気配はない。悪魔はただ自己都合で身勝手で我儘に主だと振る舞い、僕は人間の要求にも答えたくはなく、悪魔と人間の違いを理解する事は出来なかった。僕の日常に明るい兆しは見えない中、見知らぬ意識に支配されつつあった。

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