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ヨガの集客問題をヨガで解決する(前編)

ウチ(イナムラキャビンヨガスクール)では
卒業後も生徒さんとの交流が比較的多いですが
そんな卒業生の皆さんの話を聞いていると
共通した悩みがあることがわかります。

それは「集客」です。

ヨガインストラクターの永遠の課題は
「集客」です。
ここを解決できれば
背中に羽が生えたかのように
思う存分ヨガの世界で羽ばたくことが出来ます。

でも残念ながら
「これをやったら集客出来ます!」という
万人に合った方程式はありません。

なぜなら
「このクラスを受けたい」
「この先生に教わりたい」
「この環境で学びたい」
などなど
消費者側のニーズが五万とあり
その答え自体が一つではないからです。

ヨガという商品は
ハードではなくソフト
つまりコンテンツです。

そのヨガというコンテンツを売る人を
ヨガインストラクターと言います。

ですから
ヨガインストラクターという職業は
「コンテンツを取り扱うサービス業」なのです。

コンテンツの善し悪しは人の価値観によって変わりますし
それをサービス業として提供するわけですから
答えが一つのはずがありません。

シンプルにわかりやすく
集客に悩まなくなることを
「成功」と呼ぶのであれば
成功は「アート」なのです。
アートの答えは無限大。
これをやったら良いということは無いのです。


ギャーナ・ヨーガ

答えの無い問題を考え
本質を突き詰めていく手段を
ギャーナ・ヨーガと言います。

ギャーナ・ヨーガとは
哲学的思索をすることで
物事の本質を突き詰めていき
最終的には自分の本性を悟り
解脱することを目指すヨガスタイルです。

ハタ・ヨーガはポーズを重視しますが
ギャーナ・ヨーガは「考えること」を重視します。

僕のお師匠さんはよく
「なんでなんでと追求しなさい」
と言っていました。

なので
今日と明日は
「集客」というキーワードを
なんでなんでと考え尽くしたいと思います。



なぜ集客に悩むのか

そもそもヨガインストラクターは
なぜ集客に悩むのでしょうか。
僕たちは
「どうやったら集客出来るかな?」ということについてよく考えますが
そもそも「なぜ集客しなきゃいけないのか?」ということをあまり考えようとはしません。

集客が必要な理由として一番に挙げられのは
「生活費を稼がなくてはいけない」という答えだと思います。

当たり前ですが
全てのサービス業は集客出来ないと成り立たない仕組みになっています。

素晴らしいヨガレッスンという商品を販売していても
買ってくれる人が居ないと生計を立てることは出来ず
生活が出来ません。

もし集客が必要な理由がココにあった場合
解決策の一つとしては
生活費を別で稼げる仕組みをもっておけば良いと思います。

例えば
月~金まで会社員として働いて
土日にヨガインストラクターをすれば
生活費を稼ぐというノルマ(集客)を気にせずにヨガレッスンが出来ます。
集客の悩みはこれで解決できます。

ただ、この話で悩みが解決できないのであれば
「集客が必要な理由」を別のところに持っているのだと思います。

生活費以外で集客が必要になる理由で多いのは
「人気者の先生だと思われたい」
というものです。
すなわち「承認欲求」です。

インターネットやSNSのおかげで
あらゆるシーンにおいて人気があるのか無いのかが
数値化されるようになりました。
「フォロワー数」や「いいねの数」なんかがその代表です。

あくまでも生活をより豊かにするための『補助の道具』であったはずのSNSは
いつしか僕たちが『判断をする際の基準』になってしまっているのです。

このように
人気があるのか無いのかが数値化されて
世の中に公表される時代にいる現代のヨガインストラクターは
集客そのものというよりも
「集客出来ている人気インストラクター」になれているかどうかという
外からの目線を気にし過ぎている傾向があります。

集客が必要な理由がこのような外からの目線が作った承認欲求だった場合、そこに気が付けた瞬間に問題解決ができると思います。

なぜなら、問題じゃないことを勝手に問題にしていただけだからです。



今日伝えたかったこと

このように
問題の本質は何なのか?と
そもそも諭から丁寧に哲学的思索をしていくと
わりと問題解決に至ることが多いです。

僕たちはついつい楽なやり方を探そうとしたり
何か裏技があるんじゃないか?と思って
すぐにグーグルで検索しがちですが
そこで出てくるだいたいの答えは
「その場しのぎ」の対処療法です。

そうではなく
その問題をゼロから丁寧に「なんでなんで」と思索していくことで
意外と答えはすんなり見つかったり
問題じゃないことを勝手に問題にしていたということにも
気がつくことが出きます。

ギャーナ・ヨーガは「知識のヨーガ」と言われます。
その場しのぎの知識ではなく
一生使える本物の知識は自分の内側に在ります
それを丁寧に探していくのがギャーナ・ヨーガであり
それこそが、
ヨガインストラクターが悩む「集客」についての答えを教えてくれます。

つづく

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