FIRE後の海外旅行② ベトナム・ダナン
2023年6月末に会社を正式に退職した後、8月にベトナムへ旅行に行きました。
ベトナムは、北部のハノイと南部のホーチミンは行ったことがありましたが、それ以外は行ったことがなかったので、中部のダナン、フエ、ホイアンを回ってみることにしました。
ちょうどJALがダナン行きの便のキャンペーンをしていて、ハノイやホーチミンと同じ料金でした。
ただし、直行便ではなく、ホーチミンでベト・ジェットというLCCに乗り継ぐものでした。
往路はホーチミン行きの深夜便で、早朝にホーチミン空港に到着。
入国審査後、荷物を受け取って、国内線ターミナルへ歩いて移動し、再度ダナン行きの便にチェックインしました。
ベト・ジェットは初めて乗るLCCの会社なので少し心配でしたが、JALからの乗り継ぎはビジネスクラス扱いしてくれて、優先カウンターの利用、預け入れ手荷物無料、機内食付きでした。
ホーチミンからダナンへは1時間ほどのフライトで到着。
8月は晴れることが多い時期だそうですが、同時に一番暑い時期でもあるようでした。
ダナンでの宿泊は、ビーチ沿いのホテルがたくさん立ち並ぶエリアにしたので、歩いて5分ほどでビーチに出ることが出来ました。
ビーチは人で一杯で、ベトナム人の他、中国人、韓国人が多かったです。
海の近くなのでシーフードレストランがたくさんありました。
量り売りの海老やカニや魚を買い、焼き、蒸し、カレー炒めなどの調理方法を指定して注文します。
値段は日本より少し安いかなという感じでした。
ダナンはベトナム中部の中核都市で、港町として栄えていましたが、最近は美しいビーチを生かしてリゾート開発に力を入れているそうです。
私は歴史や史跡を巡るのが好きなので、海外旅行に行った時はその街の博物館を訪れます。
ダナンでは、ダナン博物館とホー・チ・ミン博物館（５区軍区博物館）を見学しました。
ダナン博物館は、ダナン周辺の古代から近代までの文物が展示されていました。
ホー・チ・ミン博物館は、５区軍区博物館が併設されていて、ダナン出身のホー・チ・ミン氏に関する展示と、ベトナム戦争に関する展示に分かれていました。
ダナン周辺は、ベトナム戦争時に北ベトナムと南ベトナムの間で激戦が繰り広げられた場所で、アメリカ軍からの鹵獲品が多数展示されていました。
ダナンの中心部を流れるハン河は、夜になるとライトアップされ、観光客がたくさん訪れていました。
ダナンのマーライオンと呼ばれている「鯉の滝登り像」と、竜の形をしたロン橋（龍橋）という鉄橋が有名です。
ロン橋（龍橋）は龍の形のデザインが特徴的で、週末の夜には、龍の頭から火を噴き、その後水を噴きます。
龍の頭の近くの広場には、たくさんの観光客が見物に来ていました。
ダナンの南側の郊外には、五行山（マーブルマウンテン）という石灰岩の山があり、車で30分ほどということで足を延ばしてみました。
五行山は全体が石灰石の山で、内部は浸食されて洞窟になっています。
大理石の洞窟の上部に自然に穴が開いていて、そこから光が差し込む光景が神秘的でした。
洞窟の奥は地獄巡りになっていて、地獄の鬼たちの石像がありました。
クオリティはあまり高くなく、ユーモラスな顔の鬼が多かったです。
五行山はそれほど高い山ではありませんが、頂上からは街の様子と海が遠望出来ました。
山全体がリンウン寺というお寺の境内になっていて、仏像や仏塔などもたくさんありました。
ベトナムは中華文明圏で、食へのタブーがほとんど無いので、食べ物はとても美味しかったです。
スパイスはあまり使わず、素材の味を引き出す調理法が多く、日本人の口にも合うのではないかと思います。
ベトナムと言えば、米から作った麺料理のフォーが有名です。
フォーはベトナム北部発祥の料理ですが、ダナンでもフォーの専門店があり美味しかったです。
また、イスラム教のように宗教的なタブーが無いため、お酒も安く、飲食店で普通に飲めます。
ビールもたくさんの種類があり、地域ごとによく飲まれているブランドが違うようでした。
ダナンがある中部では、フーダーというブランドと、ラルーというブランドが主流で、どちらも100円前後と激安です。
海外移住または長期滞在の候補地としては、ダナンはかなりレベルが高い都市という印象を受けました。
ダナンの後は、ベトナム中部の古都、フエに向かいました。
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