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目 非常にはっきりとわからない 展 「干渉会」と言う名の美術展イベントを企画した話

2019年12月20日、目[mé]と言うアーティストグループの「非常にはっきりとわからない展」展覧会を見に行った。
私は美術関係の仕事をしていること言うこともあり、普段から展覧会には比較的よく足を運ぶ方だったが、その展示に関しては噂で「面白いらしい」「ネタバレ禁止」と言う非常にざっくりとした感想をネットで見かけただけだった。

神奈川県央在住の者には会場の千葉市美術館はなかなかの距離があったが、この展示には何かありそうだと言う予感があって、その道程でも期待はどんどん膨らんでいた。

会場に着いて見えてきたのは黄色い張り紙がたくさんある柱。そして建物が工事中のような状態、それは中に入っても同じだった。恐らくそういうものたち全体が作品なのだろうなと言う感じはしていたが、その作品の内容はそんなレベルのものではなかった。

この展覧会を見て非常に衝撃を受けた私は、アート好きな方達が集まるグループに強くオススメしまくっていたところ、いつも企画を共にしていただいている方から、鑑賞した人同士で、思い切り語り合う「干渉会」をやってみてもいいのでは?と言う提案を受け、もくもく会的なものを作ってみることにした。できれば展示期間からあまり離れないうちに告知をしたかったので速攻で企画ページを作成し、募集を開始しました。

会場として予約したお店はKURAND SAKE MARKETさん。予約が8名だったので参加者がそれに満たないと、非常にはっきりと赤字…。
年が明け、正月休みも明け、イベント参加表明は4名、興味ありの方も10〜20数名ほど。そろそろお財布の心配をしないと…と思っていた1月9日の夜に事件は起こった。

なんか興味ありの数字がバグっている!?
100...110...130...どんどん人数がリアルタイムに増えて行きます。これはバズっている…その感覚はTwitterでうちの猫の画像がバズった時と同じものでした。

そしてその原因はすぐにわかりました。

み、南川憲二さんてたぶん目のグループの…!?まさかアーティストご本人の方にリツイートしていただけるとは夢にも思っていませんでした(目のメンバーよくわかってなかったなんて言えない)。

目の公式アカウントまで拡散していただき、最終的には13名の方にご参加、349名の方に興味ありとしていただきました。

イベント当日は、年間100回単位で美術展を見に行かれている方から、ギャラリー運営の方、アーティストの方まで非常に濃い方達にお越しいただき、展示でわかったことやわからなかったこと、スケーパー(目の造語で「景色の人」)の方達の行動や目さんの裏話など、この企画がなければ聞けなかった深い情報交換をする事ができました。

これまで、アート展示のグループチャットやファンイベントなどができた事などあまり無いと思う。
それだけ強く影響を受けた方が出た、目の作品は本当にすごいと思います。

今回完全なる思い付きで企画したイベントですが、展示に対する自分だけでは知り得なかった情報や、見た方々のものすごい熱意があって、新しいアートの接し方があるような気がしました。

このようなイベントを快く拡散までしてくださった目の関係者の方々、興味を持ってくださった方々ありがとうございました!

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