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楢葉の旅 2024年6月7日〜9日

星です。

旅するたたき場として、ようやく楢葉に辿り着くことができました。

電車に揺られて、荷物を抱えて、ゆらりゆらりと鈍行電車旅。

ドイツから帰国し、地元・西会津町で休息をとり、その足で帰国後最初の訪問地・楢葉を目指しました。


6月7日

お昼ご飯-よしだ-

やっぱり土地のものを食べることは大切です。
というわけで、来ました、よしだ。
美味しい海鮮。日本に帰ってきて、とにかく切望していました。

魚は至高

散歩

荷物をならはCanvasで預け、(ほんとありがとうございます🙇‍♂️)
いざ自分の足で散歩を!

不思議なトンネルや不思議な空洞がある。

とにかく歩く。

歩く。

歩く。

なぜ歩くのか。
僕は目新しいものを発見したいわけではない。
作品のための材料を集めているわけではない。

ただ、この町の人たちが、かつて歩いたであろう、この町を
自分の足で歩いた時、どんな景色や、音や、感覚が、この身体に流れてくるのか、それが知りたかった。

作品のための材料集めは、僕はとても苦手なんです。
作家ならそれができるかもしれませんが、

僕はアーティストではないし、作家でもない。
演劇をやっている人ではあるけれども、何かを生み出せる人ではない。

激しくそういう人たちに嫉妬はするけれども、
嫉妬したところで、僕は何もしていないから、徒労に終わる。

僕はあくまでも、僕でしかないので、僕以上のものは出せない。
ただ僕が僕だけで楽しむ、そういうのが一番楽。

だから歩く。
歩いている時のこの感覚は言葉にできない。
自分の中に流しておく。イヤホンから聞こえてくる音楽のように。
だって、ただ僕が楽しんでいるだけだから。
ごめんなさい。とも思うし、でも今は、1人だからな。

とはいえ、散歩している時たまたま見つけたことを、誰かと共有したいと思った何かを見つけるのもまた楽しい。
1人で楽しむことと同じくらいに、楽しい。

この日は散歩して終了。

夜に史織さんと堺くんと合流。
次の日に備えて休む。

6月8日

山を登ろう

木戸川渓谷に行きましょう。
ということで、写真をどうぞ。

歩いて1時間半だと言われていた時の油断している星。
山道は慣れっこだ!という山男を気取ってずんずん進む星
まるで山道の調査をしているかのようにiPadを手に持って山道を歩く星。
案内看板
渓流地。川で30分ぐらい史織さんと語らう。休みがてら。
おじいちゃんとおばあちゃん杉があるんだと。大きいな。
登り終えるとダムがお出迎え。このダムが、木戸川をコントロールしている。
屋上には公園というか、もはや広場が。ここはステージじゃないか!
秘話!!

山を歩けば、何かに出会う。
土、草、風、光、木、枝、泥、岩、川、滝。
出会いの宝庫。
一つ一つにエネルギーが備わり、私たちの行手を阻むことなく、しかし、迎合しているわけではない。

自然とはやはり、ただそこにいるだけなんだ。
私たちは自然と仲良くするのではなく、自然とともに生きていく、わけでもなく、自然が存在している世界で、自分として生きているだけなんだ。

だから、ダムというのは、かっこいいし、治水事業の最たる成果だとはおもうけれども、同時に、川や自然が持っていたエネルギーを人為的にコントロールしてしまったものでもあると思っている。

人々の生活は潤ったが、自然のエネルギーはどうなんだろうか。

結局3時間ぐらいかけて登り、お昼を食べたら、今度は浜へと移動。


海、は僕にとっては遠い存在だ。
山の中で育ってきたからなのか、海への憧れはそこまでない。
水泳を習っていたから、泳ぐ場所、という認識が強いのかもしれない。
海ではしゃぐより、海の中に飛び込んで、どこまでもどこまでも泳いでいきたいと感じてしまう。

今回は泳がなかったが、次は泳ぎたいな。

そんなことを考えながら、この日の夜は川内村へといき、いろんな人に会った。いい出会いもあり、実りある二日間となった。が、ここで事件が発生。

6月9日

二日酔いのため、何もできずに終了。

というわけで、僕の最初の楢葉の旅は終わりです。
なんとなく、この町のエネルギーは川が握っているんだな、ってことぐらいを感じましたとさ。

次は9月編!!

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