ポータブルバッテリー業界 会社の仕組み2021年

大容量ポータブルバッテリー業界のお話をしてほいたほうが、いろいろな方に役立つ、と思いました。いままで紹介した、BluettiAC200,MONSTA-X,以外の大容量ポータブルバッテリーは、本当に正直申しまして、使い物になりません。(1000W未満の出力のものはわかりませんが)

実際にかなりの台数を購入し、初期から動かないとか、200W出力の機器を利用しているにもかかわらず、バッテリーから出力しない、とかものすごい色々な不具合を経験し、各メーカーさんとのアフターサポートのお話とか、なんなら自分でなおすのでそのやり方が知りたいな、という思いをもって、コールセンターやメールやAmazon経由で購入したものに関しては、Amazon経由で質疑したりと、いろいろしましたが、ほとんどのメーカーさんは連絡がつきません。

このような対応の理由がようやくわかりました。ポータブルバッテリー業界の構造がわかってきたので説明しておきます。基本的に前述のとおり、ポータブルバッテリーは日本で作っていません。海外で作られたものを日本でPSE認証(ACアダプタ部分だけですが)とって、輸入して、AMAZONの倉庫に放り込んだり、楽天ように自動配送する会社の倉庫に放り込んだり、クラウドファンディングで売れた分に対するロットの仕入れだけして残りを適当に捌いたり、という「一人商社さん」ばかりなのです。だから対応できるはずがない。彼らは基本的に、BtoB向けの大容量使用をしてくれる人に対してだけ営業をしているのです。小売りはどうでもいい、というのが本音です。

それがほとんどのポータブルバッテリー販売店の在り方ですが、頑張って対応してくださっているメーカーさんのものを、紹介していくのがいいかな、と思い、いろいろつづってみました。

ポータブルバッテリーは日本は弱い。こういう製品がこれからどんどんいろいろなものに波及していく。日本に流通する海外製品はおそらくすべて、このような不具合やサポート対応に、グローバルにあわさっていく、のだとおもいます。今先行してポータブルバッテリー業界がアフターサービス悪いね、という感じになっていますし、日進月歩の世界なので、悪評が広まる前に売り切って、ブランドごと消滅、ということを繰り返せばいいのだと思いますが(昔のパソコンのようですね)、多彩な製品にこのような現象がひろがるんだな、と覚悟しておかないといけない時代になりました。

日本はもうすぐGDP世界第4位になります。どんどんサービス品質はグローバルスタンダードに落ち着いていく、と考えておいたほうがいいですね。自分たちの日本で生まれ育った価値基準が「良すぎ」たのだ、と気づくいい機会でした。そのためにポータブルバッテリーで使えななかったものの金額、250万円相当、めっちゃ痛いですが(苦笑

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